長い

私は何事にも長い気がする。

まずは文章。

感想文とか結構得意な方で、思っていなくてもスラスラ書けてしまう方ではあるとは思う。

ただ、人に簡潔に何かを伝えるのは苦手だ。
だからそれが出来る人（男性が多い気がする）が羨ましく思う。

私のその癖は長所にもなるが、短所にもなる。
結構厄介な癖ではあると思う。

日本語は最後に結論が来るから最後まで聞かないと分からないとは言うけれど、英文みたいに最初から言ってしまえば簡潔に書けるし、工夫すれば結論を持っていくことが出来るのに、私はそれが出来ない。

姉に小説の添削を頼んだ時も「お前は句点までの一文が長いから何を言いたいか分からない」と言われてやっと気づいたくらいだった。

それを気にしているのか、簡潔に言えない自分が嫌なのか、長く書くと口説いのかなとさえ思い始めた。

自分が熱を持ったら長く書ける分、簡潔で短い文章で手紙をくれた子に、熱意がないなとかネガティブに捉えてしまうから捉え方にも問題があり、友達の想いを正確に受け取れなかったこと、今でも後悔している。

幸か不幸か、その子とは和解できたものの、そういう子たちに自分の文章が口説くなっていないか心配になる。

長く、脈絡もなく、書くことは得意だ。
思ったことをそのまま文字にすればいいだけだから。

私には構成する力が足りない。
意識しないと結局自分でも何が言いたかったのか分からなくなる時もあるくらいだ。

次に、決断。

優柔不断であり、自分で決めて行動する自信が無いのか、人に任せっきりなことが多い。

自分で決めようとしても時間がかかり、友達と一緒に行った時のランチもものすごく決めるのにも一苦労してしまう。

人に決めてもらうのはとても楽ではあるのだが、それが許容できる部分とできない部分があるから厄介だ。

人に決めてもらった後に毎回その選択肢ではなかったなと気付かされる。そしてそれが不満に変わる。

私は責任を持ちたくないらしい。
自分の決めたことを責められてもどうしていいか分からないし、責められることに恐怖を感じているみたいだ。

悩んだところでしょうがない。
過去のことを引きずっても仕方がない。

よく聞く言葉たちだけど、思い出しては後悔してしまうことも仕方がないと思う。
すぐに忘れることはできない。

失敗した。じゃあこれからどうしていくか。
これを考えることも苦手で、人にどうしていけばいいか聞いてしまう。

結局、自分で考えることを放棄してしまって、考えないようにしている。
これは逃げていることになってしまうのか。

頼れる人がいるのなら別に悩まなくていいけど、自分一人で解決しないといけない時は困ってしまう。
でも、1人でいることも多いかったけど、あんまり悩まなかった気がする。

憶えていないだけなのか、一時的なものだったからか、あまり記憶にない。
どうやら私は嫌なことは抹消するタイプなんだと最近気づく。

だから余計に解決しなくて、毎回どうしようと考えては、脳が停止し、時間で解決してしまっているんだと思う。
それでいいのだろうか。

社会人になったらそれは通用しないことは分かっているし、成長していかないといけないけれど、成長したいわけでもないし、整った環境で自分の考え方すらも変えて欲しいくらいになっている。

今後どうなるのだろう。伸びしろがあるってことでいいのだろうか（結局、解決になってない）。