災害NGO結

東日本大震災以降、国内の被災地で緊急支援〜中長期支援として、ボランティアコーディネートや地元支援団体育成などを行っている団体。「0から1を作る」を大切に、長期的な目線で地域と一緒に復興を模索しています。過去事例の紹介や、現在の制度解説などを災害現場から発信。 中の人募集中。

災害NGO結

東日本大震災以降、国内の被災地で緊急支援〜中長期支援として、ボランティアコーディネートや地元支援団体育成などを行っている団体。「0から1を作る」を大切に、長期的な目線で地域と一緒に復興を模索しています。過去事例の紹介や、現在の制度解説などを災害現場から発信。 中の人募集中。

    最近の記事

    避難判断のリンク集

    前線の停滞によって、西日本豪雨に匹敵する雨が降るおそれという予報があります。 既に各地で記録的な豪雨になっていて、被害が発生しています。 20日頃まで降り続くという予測もあります。 ここからさらに大きな被害が発生する可能性が高い状況です。 現在まとまった雨が振っていると報道されている広島県や九州以外でも、大きな被害の危険性があります。 ここから1週間は、本当に大切な人の命を守る選択をしてもらいたいと思います。 そのための情報収集ができるリンクをまとめました。 常に最新の情

      • 現在復旧活動をしている災害

        現在開設されているボランティアセンターの情報をまとめました。 ぜひ、お近くにお住まいの方、お知り合いがいるなら、情報をシェアしていただけると良いと思います。 *地図上のデータは2021年7月15日現在の情報です。被災地の状況によって、センターの開設状況は変わります。まずは問い合せせずに、リンクの公式情報をご確認ください。 *各ボランティアセンターのリンクを最後にまとめてあります 各地で梅雨明けが進んでいますが、各地ではときどきまとまった雨が降っているようで、気が抜けない夏

        • 新しいボランティア保険が誕生したらしいので比較してみました

          ボランティア保険って知っていますか。 社会福祉協議会(社協)が窓口となっている保険で、ボランティア活動中の事故やケガを補償するものです。 危険が多い被災地。破傷風、ガラスを踏んだ、こけた落ちた挟まれた、などなどいろいろなケガや事故の事例があります。 だからこそ、被災地の災害ボランティアセンター(災害VC)では、ボランティア保険の加入が必須です。 そんな中、ボランティア活動を補償する新しい保険がつくられたようです。 その名も、しえんのおまもり なぜ新しい保険がつくられたの

          • コロナ禍の被災地で生まれた2つの課題

            2020年夏の新型コロナウイルスの流行下で発生した、令和2年7月豪雨。
特に九州各地で大きな被害が生まれました。 浸水した温泉街や、濁流に押し流された赤い鉄橋などがみなさんの記憶にあるかもしれません。 福岡、大分、熊本の被災現地で感じたことは、やっぱりもっといろいろとできたのでは、ということ。現地を見て、地域の方の話を聞いてみて、苦く感じるところもあります。 新型コロナウイルス感染拡大防止のためには、さまざまな自主規制をかける必要がありました。 支援関係者への入り口が狭くな

            被災地のリアルー熊本県人吉市(12月編)

            11月が、課題整理とボランティアセンターの運営サポートだったのに対して 12月は実働の1カ月でした。 11月のレポートはこちら 11月下旬から長野でも活動してくれていたメンバーなどが参加してくれたので、いくつのも現場に対応することができました。 ボランティアセンターでは対応できない技術ニーズを、他のNPOにつなぐと同時に結チームでも引き受けた形です。 主には、天井・壁・床剥がしや水回り設備の撤去、そして寒さ対策など。 人吉市は、過去の被災地と比べても「在宅避難者」が多

            台風通過を待つ間に思うこと

            史上最強とも言われる台風10号が接近しています。 どこかで大きな被害が出てしまう可能性が高い勢力です。 気象庁の方が会見で話されているように、できるだけの備えを、早めの避難をと願うばかりです。 まず今、不安な気持ちで台風の情報ばかりを眺めてしまっていたら ちょっと休憩しましょう。 停電に備えて、スマホの電池や通信量を温存しておく方がいい場合もあります。 災害が起こるのは止められません。 台風が過ぎ去るまでは、ある備えを駆使して、どうやって命を守るかというタイミングです

            被災地に不足しがちな戦略的目線と支援の見立て

            熱しやすく冷めやすいここ数日でみなさんはどれくらい、令和2年7月豪雨の情報に触れましたか? もう九州以外では、ほとんどニュースに取り上げられることがなくなったように感じます。 九州エリア内の報道ですら、1カ月前の報道量と比べると、だいぶん少なくなっているはずです。 熱しやすく冷めやすい私たちが、一つの事柄に関心を寄せられるのはほんの一時です。 日々の生活を送ることに精一杯な現代では、仕方のないことかもしれません。 「ボランティア」今、日本の災害復旧には、ボランティアという

            コロナ禍での災害支援【関連死を防ぐということ】

            家財搬出も、泥出しも、炊き出しも、物資支援も 全ては手段でしかないと思っています。 なぜ泥出しを手伝うのか。 先祖代々受け継いできた家が、泥だらけになり、仏壇もアルバムも家具もぐちゃぐちゃ。どうしていいのか分からない。 だから、一緒に片付けを手伝って、整理をする。 「やらなければいけない」膨大な片付けを手伝って、肉体的・精神的負担を軽くできるからです。 なぜ炊き出しをするのか。 生活の基盤を失って、何もない避難所生活でつづく冷たい食事。 心も体も疲れ切って、どうしたらいい

            コロナ禍での災害支援【熱中症対策】

            ようやく、ようやく九州南部で梅雨明けのようです。 待ち望んだ梅雨明けですが、被災地ではここから新たな課題と向き合わなくてはなりません。 その課題とはずばり、猛暑。 今年の8月〜9月は、平年よりも暑くなり、ダブル高気圧発生の可能性もあるとか。 被災地での暑さ対策、かなり大変なのです。 この時期の災害ボランティアセンターの大きな課題の一つが、熱中症対策です。 災害ボランティアセンターは、いろいろな方が参加してくれています。 普段あまり体を動かさない会社員や定年世代、学生さん

            コロナ禍での災害支援【炊き出しとサロンの役割】

            自宅が被災してしまったら、そこから避難生活が始まります。 よくテレビなどで映される体育館や集会所の避難所、台所やお風呂場が被災していても自宅の二階などで生活を続ける在宅避難者も、実は少なくありません。 そんな災害復旧期に必要不可欠な支援が、炊き出しです。 避難所や自宅で避難生活を過ごす人の大半は、自炊ができません。 避難所で支給されるのは、パンやおにぎり。時間が経てばお弁当なども手配されますが、高カロリーで栄養のバランスはいまいちです。自宅でも、インスタントや出来合い

            受援力−被災地にとても必要なもの

            災害発生直後に、必要なもの。 支援物資、資機材、経験と知識。 そしてもう一つ、被災した地域の「受援力」 「受援力」と聞いて、あまりピンとこないかもしれません。 このジュエンリョク、書いて字のごとく、援助を受ける力のことです。 私たちは、相手を信じて「助けて」と言う力だと思っています。 被災地の「助けて」には2通りあります。 一つは、被災された方個人からの「助けて」 普段からよく知っている関係性でも、どんなことに困っていて何をしてほしいのか、はちゃんと声にしてもらわないと分

            被災地から考える新型コロナウイルス対策−その③【物資とデマ編】

            最近、大阪市が防護服不足から雨合羽の寄付を募集し、すぐさま沢山の物が集まっているようですね。災害地で毎回物資にまつわるドタバタを見ていると、沢山の人の協力はとても素晴らしいものですが、届いた物の仕分けやその後の分配などはどうするのでしょう。きっと、新品や中古、サイズもバラバラ、雨合羽以外のものも一定数含まれているでしょう。行政職員がそれらの仕分けに手を取られるのか?などと考えると、現場は混乱していそうです。 必要最低限の物資が行政にも集められない事態では、この先災害が起こ

            被災地から考える新型コロナウイルス対策―その②【復旧編】

            ボランティアセンターは開設できるのか?今の複合災害が直面する大きな問題が、災害ボランティアセンターをどうするのか、ということ。 コロナ問題の初回noteにも言及したとおり、災害ボランティアセンターは、受付から活動開始まで、3密になる可能性があります。 対策としては ①物理的に3密を避けれるようなセンターにする ②ボランティア活動参加者を限定する が考えられます。 物理的に3密を避ける西日本豪雨で一日3,000人を受け入れた倉敷市災害ボランティアセンターでの取り組み例が参

            被災地から考える新型コロナウイルス対策―その①【避難所編】

            前回のnoteで、コロナと自然災害の複合的な被害が発生する危険性について述べました。しかし、7日夕方に7都府県に緊急事態が宣言されたように、新型コロナウイルスの感染拡大が進む一方です。 今後どれくらい感染拡大が深刻になるのか分からない中、災害が起きたら?という不安からの前投稿でしたが、それに加えて対策案もまとめるべきだと考えて、第2回としてnoteにまとめます。 本当は、一回にまとめたかったのですが、長くなりそうなので、今回は避難所編です。 避難所問題今までの被災地で開設

            新型コロナウイルス感染拡大の今、大規模災害が起きたらどうなる?

            2011年から災害現場の最前線にいるからこそ、このタイミングで大規模災害が起きてしまったら、本当にヤバいと感じています。 東京の感染者数が大きく増え、関東で今週末の外出自粛をもとめられるなど、新型コロナウイルスの驚異を身近に感じ始めている人も多いかもしれません。 そんな中、昨日3月25日は北方領土の先のロシアでM7.8が起きています。 大きな被害がなかったようですが、もし震源地がもっと近かったら? ここ10年だけで考えても、一定期間避難所が開設されるような規模の災害は毎

            情報を備えるという防災【被災した時にやることリスト編】

            台風10号が上陸し、各地で猛威をふるっています。気象庁の情報を見ていると、今日の朝からどんどん土砂災害の警戒区域が増え、地図に紫色が広がっています。 依然として勢力が大きな台風、【まさか】の可能性も高い状態です。 もし身近に【まさか】が起きた時、つまり家が被災した時にやることをリストアップしてみました。 自宅が被災してしまい、すぐに住める状況でなくなったら、避難所などでの当面の生活の上に、大きく3つが必要になります。 ・行政の手続き ・家屋の復旧 ・その他支援制度の有効活用