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【薔薇のない花屋】狐だって最初からつまみたいわけじゃない。【第6話】

こんにちは!
先日、プロインタビュアーの吉田豪さんが、ラジオ番組で「あしたのジョーRAP」を紹介してくださった(!)ことにより、
FMラジオ経由で音楽を受信するオシャレ層(※個人のイメージです。)の皆さまが、SNSなどで、
 
尾藤イサオってラップ上手いね!え、70代だって!すごい!若い!ヤバい!エグい!
 
的な盛り上がりを見せてくださっているのです!折しも!
若者メインのイベントで生!尾藤イサオ(レジェンドゲスト、だそうですよ♡)が見られる『ロカビリーフェス』の直前なこともありまして、
これは!来るんじゃないか!若年層での〈尾藤イサオムーブメント〉が来るんじゃないか!!と…
尾藤イサオかなつかしいね、という再発見層(それもそれですごく嬉しいんですが!)ではなく、新たに尾藤イサオの魅力を見出す尾藤イサオコロンブス世代による、〈現・尾藤イサオ大発見祭り〉が、とうとうやって来るんじゃないか!!!!と…
わくわくしながら息をひそめておりますよ、ながおかです!
うん、名乗りのタイミングが遅いね!
 
息をひそめて、というのは、実はわたくし、こんなに言っておきながら、どううぅっしても都合がつきませんで、ロカフェスには参戦できないのです、むむ、無念です!
でもでも、尾藤イサオを〈今発見したぜ!〉もしくは〈これから発見するぜ!〉というイサオコロンブス層に対しては、ネイティブ(気味)尾藤リアンの一人として、
「うん、それはもともとそこで輝いていた尾藤イサオなのであり、君たちがそっち側からやって来たから新しく見つけたみたいに見えるだけだね!」
ってドヤ顔で言いたい、言える日が来てほしいしすぐそこまで来ている!と信じてる!
 
やぁ、でも、ほんとに嬉しいなあ、
わたくしは音楽全般に造詣が深くないので、「あしたのジョーRAP」についてもこれまで、とにかくカッコイイんだよ!みたいな、
 
※ 尾 藤 が カ ッ コ イ イ ん だ よ ! !
 
みたいな、ヒトツオボエ的な賛辞を繰り返すしかなかったのですが、
今回のこのプチバズで、きちんとそのあたりの(RAPとか、そういう)界隈の方たちからも、尾藤イサオすげぇ!熱い!ヤバい!エグい!(※もはやほめ言葉なんだそうですよ。)みたいな評価をいただきましたことが(私がいただいたわけではないのですが)、
ほんとに、ほんとに、ほんとうに、嬉しい!!
 
を、記念いたしまして、現在わたくしのWalkmanくん(尾藤イサオ専用機!)は、
〈第二次「あしたのジョーRAP」オンリーリピート期〉に突入しております。
やっぱめっちゃカッコいい!全国民に聴いて欲しい!全地球民に聴いてほしい!その野望に一歩近づいた気がします、
吉田豪さんありがとう!ございます!!
 
■(というのとは、あんまり関係なく)
さて、ほら、今回はわりとトントンと続きましたよね(そうかしら?)、
名作『薔薇のない花屋』第6話の(尾藤イサオ出演部分に特化した)感想文をお送りいたします。
お送りいたしますが、受け取るか受け取らないかは、あの、各自のご裁量にお任せしておりますので、読んでしまってから〈結局なんだったんだろう?〉という当惑の霧にまかれましても、野良狐につままれたと思って諦めてくださいね、
さあ行きましょう!第6話!
 
あの、この(6話)あたり、ずっとお花屋さん(香取慎吾さん)をだましてきた主人公・美桜(竹内結子さん)の嘘がバレたり、でもまだ本人はバレたことに気づいてなかったり、そうこうしている内にも二人の恋心は深まっていったりして、物語的に怒涛の展開なのですが、
その辺、辰巳パパ(≒尾藤イサオ♡)にはあんまり関係ないので、
 
ま あ な ん と な く そ ん な 感 じ に な っ て い る 。
 
というものとしてふんわりとご了承いただき、肝心の辰巳パパ(激キュート!)登場シーンを語りますよ!
6話のキュートパパ登場は2回!
 
★1回め。(約2秒)
美桜の勤めている=辰巳パパの入院している病院に、お花屋さんがお花を届けに来ます。
その動線上、なんかにぎやかなおっちゃんがいるなあ、みたいな感じにちらっと写るのが、
 
※ 辰 巳 パ パ ! with お と り ま き 看 護 師 さ ん た ち 。
 
お花屋さんは辰巳パパに会ったことないので、視聴者的には「わお、ニアミス!」って嬉しくなるシーンです。
辰巳パパたちは、たぶん休憩所?談話室?みたいなところにいるのですが、その前の廊下を通りかかるお花屋さんが、ちらっとそちらに視線を投げたような、でも明確には視界にいれてないような、という、その〈絶妙なニアミス!〉加減を目の動きだけで表現する香取慎吾さんが素晴らしい。
 
そして何故か白衣の天使3人も(!)に囲まれ、きゃっきゃしている尾藤イサオ(約2秒)の可愛らしさもまったく素晴らしい。
どうやら面白トークで看護師さんたちを笑わせているようなのですけれども、いち入院患者としてはびっくりするほどのモテっぷりではありませんか!
だってあなた、病状が安定していて(点滴さえつけていない)元気いっぱいの入院患者のまわりに、3人も看護師さんがついてるの見たことあります? 病室でなく、休憩所みたいなスペースで、患者さんの面白トークに爆笑している看護師さんを見たことあります??
勤務中にこのプチハーレム状態なのだとしたら看護師さんともども辰巳パパも叱られてしまいそうな気がするので、休憩時間なのかもとも思うのですが、だとしたら、休憩中の看護師さんを複数名呼び寄せてしまうほどの面白トークっていったいどんなさ!ってめっちゃ気になるし、とは言え尾藤イサオ(♡)ならそんな離れわざも可能だって気がするし、ていうか私が看護師だったら毎休憩時間辰巳パパのもとへ通う(!)し、
いやはやなんとも、
 
※ 異 常 な る モ テ パ パ っ ぷ り !
 
が、この、香取慎吾さんが廊下を横ぎる瞬間の、たったの2秒弱で表現されているわけです。なんてよくできたドラマなんだ!!
 
そして、ここで笑顔全開できゃっきゃしているのがまた、次のシーンの登場に効いてくるんだ…。
ああもう、ほんとによくできたドラマだな!!!
 
★そんなこんなで、2回めの登場です。
このたびは、ちゃんと自分の病室でベッドに収まっています、それもそれでめっちゃカワイイんだな!
美桜ちゃんが来て病室を片づけてくれているので、この直前に「おっと危ない」とか言ってあわてて戻ってきた辰巳パパ(≒尾藤♡)がベッドに飛び込む様子が目に浮かぶようです。(※個人の妄想です。)
 
お召し物はいつもの(だいすき!)水色パジャマ&茶色もふもふカーデ。
あとあれです、辰巳パパ状態の尾藤イサオ(♡)は、あたりまえですが髪型がナチュラル!(入院しているからね。)なのもカワイイのですよね、歌い手フォームのキメキメリーゼントとのギャップが、尾藤イサオを見たくてこのドラマを視聴する者(※ややレア層と推測されます。)のこころを完全に萌えさせます。春はもうそこまで来ています。2月の札幌は一年で最寒ですが、暦のうえでは平等に春ですし辰巳パパを見る者にもまた平等に春が訪れますね。
…何を言ってるのかよくわからないな、と思ったあなたは、読解能力がたいへん正常です。
 
そしてこのセカンド登場シーンは、個人的に大好きな、
〈声から登場〉
のパターンです!!!
『ノーサイド・ゲーム』の木戸専務理事(≒尾藤♡)でおなじみの〈声から登場〉…これは唯一無二のセクシーボイスを誇る(本人は誇っていないかもしれない)尾藤イサオ、俳優でありかつまたロックシンガーでもある尾藤イサオに、ぴっっっったりの登場手法!たぶん!!
最初の一音が聞こえてきた瞬間から、お耳が〈ピン!〉と集中します、これは尾藤イサオの声だと脳が判断をくだすよりずっと速く、細胞が〈あっちだ!あっちに尾藤がいるぞ!〉って認識する感じです。ピン!からのビ!です。
 
ああ、このシーンの〈声から登場〉もすごくいい。
看護師さんのコスプレ(ではなく衣装。)のため、髪をアップにした竹内結子さんの完璧に美しい横顔にかぶせて、
この世でいちばんカッコイイ声(断言!)なパパの〈深刻な話だけど、そうでもない感じで切り出しちゃいますよ俺パパだからね〉風の、
 
「 聞 い た よ 」。
 
ひゃー、カッコイイ。
何を聞いたかというと、自分の病状が相当深刻であるっていうことを前回院長先生から聞いわけなんですけども、
それをもう、何でもない世間話みたいなテンションできりだす、最高のパパの最高の声からインですよ、
うわぁ、優しカッコイイ!
 
どうやら辰巳パパは、頭に〈レモンくらいの大きさ(!)の〉腫瘍があるらしいのです。
…んー、だいぶおっきくないですか、ほんとかな、院長先生(三浦友和さん)ちょっと大げさに言ってないかなーと、前回から突如としてアンチ院長先生になった辰巳パパ至上主義視聴者としては思うわけなのですが、
そんなたいへんな状況にもかかわらず、笑顔で「俺のことは気にすんな」的なことを言う辰巳パパが、これがまた、口ではだいじょうぶだぜ!って言ってるんだけど、どうにもやせ我慢ぽい雰囲気をじんわりやんわりと滲みださせてるのが非常に、非常にキュート!!!
なので、
もういいや、結果オーライです、院長先生、結果グッジョブ!よくぞ告知してくれました!(←言い方…)
 
そうこうしてる間に、俺は大丈夫(やせ我慢だけどね、ふふふ)だけど、お前(美桜)のことが心配だ、誰か支えてくれる奴はいないのか…って娘の心配をするターンへと突入するのですが、これが、あのね、
 
誰かいないのか、と聞かれた美桜ちゃんは、答えずにほんのちょっとだけ沈黙する、のですが、それで、あのね、
 
おぅい、全国のお父さん諸君!
年頃のお嬢さんを持つ全お父さんよ、この辰巳パパの鋭さを!見習ってほしい!
この〈ちょっとの沈黙〉で、辰巳パパはもう、ニヤニヤしはじめるわけです!!!
 
誰かいないのか →(からの)→ 娘の無言 で、
 
(これはいるヤツですね!)
 
と判断でききちゃう。
伊達にこないだまでダメパパやってませんからね!伊達についさっきまで看護師さんたちはべらせてませんでしたからね!
いや、恋愛問題についての〈娘の沈黙〉を、ここまで適格に読み解ける男親はそういないと思います。さすが宇宙一のモテパパ(※当社比)!!
 
あっ、念のために付記しておきますが、同じ質問に対する似たような〈娘の沈黙〉であっても、その場の雰囲気とかちょっとした表情によっては《ほんとにいない》を示している場合もありますので、良いパパは真似しないようにしましょうね!ていうかこの類の質問は多くの場合地雷原でしかないので、辰巳パパくらいの手練れでない場合は、最初からしないほうが良いですね!
 
…なんの話だっけ。
そうだった、それで〈これいるヤツ!〉とピンときちゃった辰巳パパ、
そりゃまあ当然、どんな奴だよ、って聞くじゃないですか、聞きたいじゃないですか、
一方の美桜ちゃんとしては、相手は当の辰巳パパの手術費用のために嘘をついて接近した(させられた)お花屋さんであるわけで、モテパパのお察しの通り現在両想いでいい雰囲気なんだけどそれを利用してお金を騙しとった(とらさせられた)ばっかりなわけで、そんなん言えるかい!ってところなんですが、
そんなもろもろをね、にっこり笑ってね、
 
「 お 父 さ ん に 似 て る と こ あ る か も 」
 
の一言で。
…瞬殺ですよ。
これ言われたときの、辰巳パパ(≒尾藤♡)の複雑な表情ときたら!絶品です!美桜ちゃん天才だ!!
娘の好きな相手が「お父さんに似てる」って言われて嬉しくない父親はいないと思うのですが、辰巳パパの場合は、自他共に、というか自娘共に認める〈(かわいいけど)ダメなパパ〉代表なので。
自分に似てる、イコール、嬉しいけど即座に心配、なやつじゃないですか!!
 
そんでもって、その、〈嬉しい〉と〈即座に心配〉を、
同時に一度にいっぺんに、一つの表情内で表現できてしまう男、それが、俳優・尾藤イサオ!なんです!!
あの絶ッ妙に複雑な表情。天才か。天才だ。
 
そしてこのシーンでは、ベッドに起き上がってる辰巳パパ(≒尾藤♡)の隣で、美桜が椅子に座っていて、二人が横並びで画面の左右に居る、みたいなカットがあるんです、
その、お互いの表情が見えてない二人が、ただ並んでいるだけで、安心してるかんじ、平和なかんじが、
実は病院の外ではものすごくシビアに物語が展開しているこの第6話の中で、
オアシスみたいに穏やかで、だからこそちょっと胸が痛くなる。
 
もいっかい言うけど、
 
※ ほ ん と よ く で き た ド ラ マ だ な ! !
 
そしてやはり、ちょっと胸は痛くなるけれど、それはそれとして、辰巳パパ(=尾藤♡)はカワイイ。ほんとうにほんとうにカワイイ。
 
■(どうでしょう、)
存分に狐につままれていただけましたでしょうか(すみません)、
こんな感じで、
〈勢いでバックビートの熊本公演の抽選に応募してしまった札幌市在住にんげん(もちろん当たったら行くけど、熊本っていったいどうやって行くんだろうってそこから始まる。)〉による、
名作中の名作ドラマ『薔薇のない花屋』第6話、の、辰巳パパ部門(?)の、感想の会を終わります!礼!ビ!

 
 
 

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