📍インターン生紹介〜池内梨紗さん〜

JVC東京事務所では、NGOの視点や問題意識を学びつつ、スタッフと共にJVCの日々の活動を支える、インターン制度を実施しています。実際に活動しているインターン生たちは、どのようなきっかけでインターンを始めたのか、どんな業務をしているのか、などを聞いてみました！3回目である今回は、事務所勤務が多く、スタッフやボランティアの方と交流が深い池内さんにインターンについて熱く語っていただきました。

◉はじめに自己紹介を！

2021年4月からインターンとして活動しています。 現在大学4年生で、国際学部にて平和構築や開発経済学などを学んでいました。福祉の分野にも興味があり、卒論はインドの障害者教育について執筆しました。 食べることが大好きで、一人でおいしいお店を開拓するのが趣味です。古着も大好きで、バイト先が下北沢なので休憩中によく古着屋巡りをしています。

◉どんな業務を担当していますか？

主に物品支援の業務を担当しています。全国各地から届く書き損じはがきや切手を仕分けたり、送っていただいた方への礼状発行なども担当しています。 最近ではJVCのInstagramの改善や分析も担当しています。 また、事務所にいらっしゃるボランティアさんの対応もおこなっています。

物品支援MTG中〜

◉なぜインターンに応募したんですか？

動機はたくさんありますが、一番の理由は新型コロナウイルスの流行によって現地に行けない状況になってしまったことです。 中学生の頃から国際協力の業界に興味があり、大学もその勉強をするために国際学部を選びましたが、現地にも行けず、これといった成果を出せていないことに危機感のようなものを感じていました。このまま学生生活を終えていいのか、時間のある学生のうちに何か国際協力に深く関わる経験をしたいという思いがあり、応募しました。 また将来のキャリアとして、NGOで働くことも考えていたので実際にインターンとしてNGOで活動し、職員として働くことやNGOの内側を知りたいという気持ちもありました。

◉実際にインターンをしてみてどうですか？

一年近くいるとNGO業界の知識も自然と身についてきたと感じています。最初は全く何を言っているのかわからなかった会議も（JVCではインターン生も会議に参加できます）、最近では理解できるようになり、時には意見を求められることもあります。まだまだ勉強不足を痛感する日々ですが、一年前の自分と比べれば成長できたのではないかと思います。
最近感じたやりがいは毎週いらっしゃるボランティアさんと仲良く(?)なれたこと。最初は人見知りもあり、上手く対応できずオロオロしていましたが、今ではボランティアさんの対応を任されるようになりました。一年間事務所に通い続けたからこそ築けた関係性だと思います。
大変だなと感じることは、インターンは「今日のあなたの仕事はこれです。」と指示されるわけではなく、自分の頭で考えて、業務の優先順位を決めていかなければならないことです。週2という限られた時間のなかで、やりたいこととやらなければならないことを両立するのは難しいと感じる部分で、ずっと課題としてあります。

ランチはスタッフさんと事務所近くのお店で食べることが多いです。おいしいご飯を食べながら雑談するのも大切な時間！

◉インターン活動を通じて、どんなことを学びましたか？またはどんなことを学びたいですか？

よく言われる話ですが、海外で活動することだけが国際協力ではない、ということです。私は国際協力といえば、海外に駐在することが全てだと考えていた部分があり、環境が変化することが苦手な私には駐在は無理だ…と感じ国際協力の道を諦めかけたことがあります。だからこそ東京事務所でのインターン活動で救われた気持ちにもなりました。日本でも国際協力にかかわることができるし、日本でしかできない仕事も山のようにあります。私は広報グループにいましたが、広報という仕事だけでも本当に様々で、実際スタッフのみなさんがたくさんの仕事を抱えられているのを間近で見てきました。
また、経理など、NGOを運営していく中でとても大事な仕事の存在にも気付けました。私は春から入社する会社で経理のお仕事を担当する予定なので、今後経理の資格や経験をNGOに活かせたらなと考えています。このインターンでの活動が、自分の特性を活かした関わり方を見つけるきっかけとなった気がします。
またNGOのあり方や役割についても、セミナーやクーデターがあるたびに学ぶことができ、考えさせられました。 他にも得た学びはたくさんあるのですが、これ以上書くととんでもない量になるのでここらでやめておきます（笑） NGOの中に入らないと気付けなかったことが本当にたくさんありました。

◉最後に一言！

春から一般企業に就職しますが、世界に目を向け続け、自分なりの国際協力への参加方法を模索し、続けていきたいです。