【簿記】歩留差異・配合差異

Q.歩留差異・配合差異は、結局何が求めたいのか。

A.キーワードは「もし」。

まず教科書的な定義を確認しますが、頭に入ってきますか、、、?

①歩留差異 = 標準単価 × (SQ - S'Q)
SQ  = 標準消費量 × 標準割合 → 本来の配合割合・本来の総消費量
S'Q = 実際消費量 × 標準割合 → 本来の配合割合・実際の総消費量
→総消費量の差異に起因する原価差異を求めている。

②配合差異 = 標準単価 × (S’Q - AQ)
S'Q = 実際消費量 × 標準割合 → 本来の配合割合・実際の総消費量
AQ  = 実際消費量 × 実際割合 → 実際の配合割合・実際の総消費量
→複数ある材料の消費割合の差異に起因する原価差異を求めている。

上記をこう考えるとわかりやすいと思うのですが、いかがでしょうか?

  • 歩留差異 → もし、総消費量が想定通りだったら?

  • 配合差異 → もし、各材料の消費割合が想定通りだったら?

例えば、仕損差異も同じように考えられますね。

仕損差異 → もし、仕損発生量が想定通りだったら?

Point
別の表現で理解できないか試してみる。

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