【簿記1級】原価の形態別分類②

Q.法定福利費と福利厚生費は、それぞれ間接労務費と間接経費のどちらに分類されるか。

A.従業員個人の負担額が明確かどうかで判断する。

法定福利費とは、健康保険料は厚生年金保険料など。
給与の額に応じて従業員ごとに額が決定する。
従業員個人ごとの額が明確であるため間接労務費。

福利厚生費は、社員の寮などの福利厚生施設や、社員旅行などの費用。
従業員個人ごとの額が明確でないため間接経費。

Point
労務費の正しい定義は、「労働用役の消費によって生ずる原価」(原価計算基準第8項)。
それとは別にわかりやすい判断軸も持っておく。

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