合縁奇縁


合縁奇縁(あいえんきえん)___
人と人の付き合いや男女の仲でお互いに気心が合うか合わないかは、縁によるということ



たぶん、
というか絶対、
私は外面が良くて八方美人な人間だと思う。

そして他人にさほど興味がない気もする。

この人はどうせ短い付き合いなんだろう。
そう思って人と接している節がある。

どうせ中学での付き合い。
高校で一緒になることはないだろう。

どうせ高校での付き合い。
大学で一緒になることはないだろう。

どうせ大学での付き合い。
これから一緒になることはないだろう。

どうせ会社での付き合い。
すぐにどっちかが移動となるだろう。


このどうせの繰り返しで人と接している。
基本的に良い人を演じている。
嫌われないように、でも嫌われてもどうせすぐに別れが来る。
そう思いながら人と接している。

なんとかなる精神。
どうせこの先関わらないだろう精神。

でも、私には友達がいる。

小学校からの友達。
中学からの友達。
大学からの友達。


私には珍しくお別れをしたくない友達だ。



そして、私は片思いを経験している。
でも学校の卒業とかで別れることが多い。
卒業式に告白なんて、勇気のない私はできない。

毎回お別れの時に思うことがある。


「もしこの人が運命の人ならば、何かしらでまた会えるだろう。その時はちゃんと気持ちを伝えよう」


逃げである。
別れたとしても気持ちはまだ踏ん切りがつかないので、1番やっちゃいけないと思うでしょう。
でも、このことを思っていれば何となく自己解決できるんです。

そして、まだ誰にも会えていないから
私の運命の人ではなかったのだろう。


合縁奇縁。

出会いも別れもあるのが人間関係。
人間関係なんて、気楽に考えればいいのだ。





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