提灯で餅をつく


提灯で餅をつく___
思うようにならないことのたとえ


思うようにならないこと……
あなたは何かありますか?


私には夢がありました。
バレリーナになること。

でも叶いませんでした。

3歳の時からバレエ教室に通い、
サボったりもしながら中学生の時まで続けていました。

バレエをやっていた時までは、
もっと大きい舞台で素敵な衣装を着て綺麗に舞いたい!
そう思ってました。

でも、世の中うまくいきません。

もしかしたら神様が向いていないよ、と教えてくれたのかもしれません。

小学5年生の時に、脊椎側わん症と診断されました。

脊椎側わん症とは、
脊椎、背骨が曲がる病気で、
猫背のように前後に曲がるのではなく、
S字のように左右に曲がる病気です。

中学生の時から、日中はコルセットというものをして背骨を真っ直ぐになるように押しつけます。
それが痛くて暑い!
バレエの衣装も大概くびれを作るために締め付けたりしますが、
それの比じゃない!
骨を治すために硬くて硬くて、
1日に3時間ほど外して良いと言われても、
お風呂や着替えや体育の授業や……
で、あっという間に3時間は終わってしまいます。

本当は自分のためにならないけども、
4時間、5時間、、、
外す時間が長くなってしまいました。

だって、嫌なんだもん。

でもこれが、わたしの背骨の自由を手放した瞬間だったんですよね。

コルセットをしないから、
どんどん悪化していきました。
そりゃそうだ。

じゃあ次は?

手術です。

背骨に沿って2本の鉄の棒を入れて、
何十個のボトルで固定。

そう、もうバレエはできないんです。

強制的に夢を断念しなきゃいけなくなりました。

たいして上手くないし、
発表会でセンターで踊るわけでもないし、
ちょっと練習サボったりしてた事もあったし、


……でも、もう一生バレエができなくなるんだって思うと寂しかった。

私、思ってたよりもバレエが好きだったみたいなんです。
病気だから仕方ない。
ちゃんとコルセットしてなかったから仕方ない。

誰も何も悪くないけど、
なんでこんなに上手くいかないんだろう。

それからいろいろ考えて、
バレエはすっかり諦めて、
今の職につきました。

世の中うまくいがない事も多いかと思います。
でもうまくいかないから、色々チャレンジしようと思えるし、いろんな感情を経験して、
世の中にうまく順応していくんでしょうね。
そして、また、世の中うまくいかないなあ〜なんて嘆くんでしょうか。笑
欲があり過ぎるんですかね?笑
でも一度きりの人生、欲丸出しで生きていきましょ!!


そうだ、脊椎側わん症の文章でも書こうかなあ〜
書いたら読んでくださいね〜


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