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F2020 〜コロナがやってきた〜

Lowkey fuck 2020
Still sad, still ain't got no money
I ain't got a watch up on my wrist
I just got some shit I gotta fix 
Lowkey fuck 2020
I don't know about everybody else
But I think that I am kinda done
Can we just get to 2021? (Please)
Lowkey fuck 2020

っていう曲を2020年はよく聴いていました。
歌詞を調べながら、本当その通りだよな、と思いながら悲しくなったり寂しくなったりこれからどうなるのか怖くて仕方がなかったです。今日は少しシリアスな話です。

 私が渡米したのは2019年の8月。コロナが流行り始めて、“Stay home”しなきゃいけなくなったのは2020年の3月くらいから。それまでの、普通が普通ではなくなった瞬間、日々。最初のうちは、こんなに拡大するとは思ってなかったからすぐに終わるだろうと思い込んでいました。だけど外出禁止令の期間が延期を繰り返し、終わりが見えず。外にも出られない、キッズとは毎日家の中。街のレストランもほぼ全部閉まってる。なんか、大袈裟かもしれないけど人間が生きてる世界なのか?って思うこともありました。シアトルのオペア同士でLINEやzoomなどを使って励ましあう事もありました。よくシアトルのオペア同士って仲良いよねって言われる事が多いのですが、きっとこーいう困難を一緒に乗り越えてきたのが大きいんじゃないかなとわたしは思ったりしています。(みんなどう?笑)私にとってもすごく特別な存在になっています。

わたしのホストペアレンツは2人ともコロナの状況関係なく外に出て仕事をしている人達だったので、そこに対してもストレスはなく、普段通りの毎日を過ごす事が出来ていました。ただ、キッズのスクールも完全に休みになったり、外に出て公園に行く事もできない期間があったのは本当にきつかったです。同じ毎日の繰り返しにならないように、どう子どもたちを楽しませるか、ストレス溜めないように活動していけばいいのか日々悩みました。そこでわたしが室内でやっていた事は、

•室内プチ運動会(プログラムを組んで本当の運動会の様に音楽を流して身体を動かす、とにかく走らせる、とにかく跳ねさせる、とにかく疲れさせる事重視で笑笑)

•デッキに出てピクニックごっこ(ランチ食べたり、おやつ食べたり)

暑くなってきたら庭で水遊び、寒い時は水着でお風呂

•季節の製作や、ペンを使ってイラスト描きあって交換し合う(模写したりするので結構時間潰せる)

•オペア同士でzoom繋げてオンライン、プレイデート(似顔絵描きあったり、ビンゴしたり)

•お菓子作り、ご飯作り(クッキーやマフィン、カレーを一緒に作ったり)

•ダンス(踊るのが好きな子たちだったので、YouTube繋げて好きなダンスを選んで、みんなで踊る)

などなど。相当色んなことをやったとおもいます笑

わたしのファミリーは、テレビは1日3時間まで見ていいというルールだったのでそこにも頼らせてもらって、ランチを食べた後は少しゆっくりしてからTVタイムとなっていました。ちなみにわたしもそこで寝落ちする事も多々あり。生理痛が酷いわたしはその時間帯に死んだりしてました。

そんなこんなで、常にコロナの状況をホストママと確認しつつ、何が出来るか、何を避けたほうがいいのかを確認していました。キッズの事もそうですが、わたしも土日の外出は控えていました。ファミリーが外に出ていないで頑張っているのに、私が遊びに行くのは違うなと思い、ずっと家にいながらTVを見たり、趣味のイラストを描いたりして過ごしていました。少しコロナも落ち着いてきた時、ホストママに、お友達連れてきても良いですからね、と泊まりもOKとサインが出て、家で病んでた私の仲良いオペア友達をホストママとその子の家まで迎えに行った事もありました。(ホストママを女神だなぁと再確認した瞬間)そして、バスも乗って良いと言ってくれて、ビーチの方まで行ったのを覚えています。何ヶ月ぶりの外出、化粧、私服!こんなに幸せな事なんだなとその1日がすっごく楽しかったのです。

2020年という年は本当に悲しいニュースばかりでしたね。アジア人差別というワードを沢山見ました。日本人のわたしは日本で生まれ日本で育ち、差別なんて受けた事もなく、差別ということに関して本当に無知でした。Black lives matter もそうですが、日本にいると差別を感じずらいですよね。わたしはその時期アメリカにいてリアルタイムにニュースを読んだり、目にしたり、これは他人事にしてはいけない事だ、こういった現実がある事をしっかりと自分の中で受け止めなきゃいけないんだと思いました。じゃあ何が出来るの?と聞かれるときっと何も出来ない、なんの力にもなれないかもしれないけれど、愛を持って人に接する事はわたしにも出来ると思いました。時には難しいかもしれないけれど、この気持ちは忘れずに持っていたい。

こんな真面目な話をすると息苦しくなってくるな。笑笑

早く2021年になってくれと願った2020年。今は2022年。皆さんは何が変わったと思いますか?コロナが流行り始めてから2年が経ちました。その間にワクチンも出て、世界中でマスクが必須ではなくなったり、以前の日常を取り戻しつつありますね。でもこのコロナがあって、人と対面で会える幸せを噛み締めたり、ハグが出来る喜びだったり、レストランで食べるご飯がこんなに美味しかったのかと気付いたり。決してコロナがあって良かったとは思わないし、このコロナのせいで沢山の命が無くなってしまった事も忘れません。だけど、私たちはこの世界で一生懸命生きるしかないんです。きっといつか、コロナが無くなるその日まで、その日を楽しみに!


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