帰る場所など何処にありましょう
こんにちは。
緊急事態宣言が発令され、前回程ではないですがまた色々なことに制限がかかりますね。前回程でない理由ってなんでしょうね。あれでちゃんとGW明けには感染者減ったのにね。一番追い詰められる職業は変わらないのにね。
去年の4月まで、わたしはアパレル店員をしていたのですが、
コロナ禍で実質解雇となり、今は全然違うお仕事をしています。
仕事柄、いつ感染してもおかしくはありませんが、
仕事がなくなったら家がなくなり住所が高架下になるしかないので、いつまでも必要とされそうな仕事に就くことにしました。
そんな仕事に就いた以上、コロナに罹るわけにはいかないので、
休日はほぼ一人で過ごすようになりました。
ここで、皆さんにお勧めの過ごし方を紹介していきます。
❶スーパーで買った物と散歩する
コロナ禍で最初の緊急事態宣言が出た頃でしょうか。
スーパーやコンビニのビニール袋有料化がありましたね。
わたしは有料化してからというもの、自分の装備も弁えずに
「袋いりますか?」と聞かれ首を横に振る日々を過ごしています。
買い物して帰るだけ。それは立派な自粛です。
ですが、もう少し日光を浴びないと鬱になるという時。
おすすめなのが、買った食品と公園で戯れることです。
「私の胃に納まる前に最後に日の目を見せてやるよ」
と誰もいない公園に連れて行きます。
心なしか、袋のにらもやしや牛乳をブランコに乗せると、
うちに来ることを楽しみにしているように見えてきます。
思う存分楽しませてあげましょう。
そして家に帰ったらきちんと消毒し、全て胃に入れましょう。
❷でかいぬいぐるみとなるべく食卓を囲む
わたしは寂しがり屋の一人暮らしなので、
やはり食卓に誰もいないことにえげつない寂しさを感じます。
そしてインスタを見て、家族でタコパしてるストーリーを見たりして悲しくて泣いてしまうのです。
そんな時は、IKEAのサメを中心としたやたらでかいぬいぐるみと食卓を囲みましょう。そして過剰に話しかけましょう。お酒も必須です。我に返ってはいけません。なんとなく、時々相手にされたいリアクションに合わせて手などを動かしてあげましょう。
酒を飲みきる頃にはどうせ「もう寝たいな」しか思っていません。
なるべく孤独を誤魔化しましょう。
❸業務用スーパーで買ったものを作る
例えば1kgのフライドポテトや、なんか特別に見える唐揚げや韓国料理など、「お店でなければ食べられないんじゃないか?」というものを買い、業務用スーパーの力を借りて自分で作って見せます。
これで天才の誕生です。もう誰にも止められません。
❹インパルス板倉のYouTubeを見る
板倉のゲームの方のチャンネルではなく、お笑いをやっている方のアカウントの中から、「ブリッジV」の動画を見てください。
板倉がたった一人で超能力を魅せてくれる番組なのですが、
一人しかいないのでなにもかも一人でやっています。
アシスタントがいないとかそういう話ではないんです。本当に一人です。
これを見ることで、わたしは家族もいないし友達や恋人とも会えないけどすごいことができるぞ、と元気を出すことが出来ます。
スタッフがリアクションしてくれていいなぁ板倉は、とか思う時もありますが、これでなんとなく孤独も良いものに見えてきます。
わたしも心配されたい。
他にもYouTubeで見れるものは、鳥居みゆきチャンネルと、
オモコロのARuFaと雨穴のチャンネルがおすすめです。
みんな一人です。
❺鬱映画を見て鬱漫画を読んでもうあとは丸一日寝る
気分が暗くなる映画や小説を読んで酒を飲んだりして、泣きながら寝てしまえば勝手に朝はきます。なにもかも無理な時はそうします。約束事は誰にも「病んだ」って言わないで寝ることですが、言える相手がいる人は言ってみてもいいかもしれません。ここでお勧めの映画や小説を紹介します。
・嫌われ松子の一生
・アッシュベイビー
・四丁目の夕日
・自殺サークル
・紀子の食卓
・恋の罪
・子宮に沈める
・誰も知らない
・ちーちゃんはちょっと足りない
・空が灰色だから
・おやすみプンプン
・人間失格
早く「コロナ禍で周りは遊んでいるけど自分は罹ったら頼る相手がいないから自粛を続けてる人」の作品が出て欲しいですし、わたしが出せたら嬉しいなどと考えていたりします。屋台いっぱいある初詣みんな行きやがって。わたしの初詣には、神社に誰一人いなかったのに。
❻奇子の真似をして箱に入る
なるべく自分が入れる大きさの箱を用意します。
そして手塚治虫の作品「奇子」を読みます。
箱に入りたくて仕方がなくなります。
飽きたら安部公房の「箱男」を読み、かぶります。
読んでいる時間も含めて時間が過ぎていること、
加えてそのあと箱が嫌になろうとならなかろうと、
それなりの時間を過ごせます。
嫌になった方は「あ、洗い物しなきゃ」などとまともな活動がしたくなります。
以上がわたしのコロナ禍での生活です。
大抵、インスタやツイッターに載せると誰かが心配してくれることもあります。LINEで「大丈夫?」と聞かれても大丈夫だよと答える他ありませんが、友達がいたんだなぁと実感することができます。誰からも来なくても、今回紹介した過ごし方はちゃんと楽しいのでやってみてください。
きちんと収束して、またわたしがディズニーランドで白雪姫のアトラクションに10回乗れる日が来ますように。
では、おやすみなさい。
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