知らず知らずのイカサマ行為への警鐘
はじめに
僕がXを徘徊していたところ、このようなポストが流れてきました…
実はこれ、イカサマの一種です。
このように、知らずにワザップ感覚でイカサマをしてしまう初心者や非競技者を偶に見かけるため、啓蒙のために本記事を書こうと思います。
1.均等分配のイカサマ
『はじめに』で掲載したポストにもある通り、デッキの中身を均等になるように分配するイカサマです。
均等に分配したカードは、ディールシャッフル(厳密にはシャッフルではない)では混ざらず均等に配分されたままとなり、追加で多少ヒンズーシャッフルした程度ではランダムには混ざりません。
また、その後にファローをしたからと言って、『あなたがデッキの順番を入れ替えた状態でシャッフルを行った』ということはランダム性への介入があったということでもあり、イカサマとなります。
例えば、サーチを行った際に固まっているカードを均等にバラしている人をよく見かけます。
これも広義ではイカサマであり、『均等にする目的』を介入させてしまっています。
そもそもシャッフルとは『ランダムに並べ変える行為』であり、均等にカードを配分する行為ではありません。
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と、ここまで広義ではイカサマとしましたが、アインシュタイン曰くランダムだと思われているものは厳密に言えば全て予測可能な出来事であり、再現可能とされています。
ゲーム中に同じカードを何枚もサーチしてしまい、片付ける時にどうしても固まってしまう場合はもうしょうがないので入念にファローシャッフル(7回以上が好ましい)してケアしましょう。
また、もし『均等に配分する目的』でデッキのカード配分を操作している人がいれば絶対にやめましょう。
あなたの勝率はイカサマによる偽りの勝率です。
2.ボトム(トップ)固定のイカサマ
これは小学生の時によくありました。
どうしてもお金もカードも無く、デッキにゴミがいっぱい入っていた当時、特に要らないカードをボトムに固定してシャッフルしていたことはあります。(当時は友達との対戦しかしたことは有りませんでしたが)
これを応用し、相手のデッキボトムを確認して強ければボトムに、弱ければトップに盛るというイカサマを度々見かけます。(主にヴ◯ン◯ード)
これは確定で出禁を食らうレベルのイカサマであり、もしやってる人が居たらやめましょう。
また、身内で知らずにやっている人が居れば絶対に止めましょう。
イカサマかな?と思ったら
もし対戦相手がイカサマしてるのかな?と思ったら一旦ゲームを止めてジャッジを呼んでください。
大声を出したり、相手を直接批判するのは例え本当にイカサマだったとしても非紳士的な行為です。
一度冷静になってジャッジの指示を煽ぎましょう。
最後に
今パッと思いついてたのがこれだけなので少ないですが、やっているプレイヤーの話をよく聞くので啓蒙として書かせていただきました。
もしそういった行為をしているプレイヤーや、そういった話をしている友人が居れば、本記事を読んでもらってください。
また、最後に各種シャッフル方法ごとの混ざり方について解説した記事と、シャッフルを数理的に解説している動画を貼っておきます。
是非数学的に証明された正しい思考を身に着け、気持ちの良いカードゲームライフを送りましょう!