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読書って自慰行為じゃん

よし、よし、よし。
いい感じに酔ってきました。
それでは、書いていきましょう。

この『へべれけ書簡』は、授業中、先生にバレないように回す手紙のような、あなただけにこっそり秘密を打ちあけるような、そんなつもりで書いています。

かなりフランクに残酷なことを吐いたりするかもしれません。
…心の準備はいいですか?おーけー。

普段、Instagramで飲んだ本の読書感想文を投稿していると
「あんなに本読めるって凄いですね」
と言っていただけることが結構あったりします。

「本読まないとなって、思うんだけどねー」と続くこともあります。
その度、私はどう返して良いやらどうリアクションして良いやらと悩みます。

だって私が本を読むようになったのって、家がスーパー貧乏だったから。

子供ながらに家が貧乏なの知ってたので、持ち前の遠慮しぃな性格もマリアージュして、欲しいおもちゃとか文房具とか、全っ然親におねだりできなかったのです。

今思えば「可愛げのねぇ子供だな!」と思うけれど、当時は自覚ゼロで、子供時代の娯楽といえば、図書室で借りる本だったり塗り絵だったり折り紙だったり。
超コスパ重視の、アナログで昭和な遊びばっかりでした。

中学生になってお小遣いもらうようになってからは、自分で本屋や古本屋にチャリかっと飛ばして、文庫本を買い漁って読むようになりました。

当時、本屋で文庫本買っても1冊500円とかの時代。
1冊全て読み終わるのに3時間とか4時間とかはかかるので、1時間200円も使わずに楽しめる激安娯楽だったわけです。
友達とカラオケ行くより安上がり。最高すぎ。

しかも、周りに本読んでる同級生なんていないから「自分はまわりの子とは違う」ってドヤれる材料にもなってました。

なので「本読めるの凄いね!」と言われると、なんか、超むず痒いのです。
読書習慣は貧乏や見栄が生んだ副産物、みたいな感覚だから。

かと言って、今の所ちょうど良い返しも思いついてないので
「いやいや読書って、ドラマや漫画と同じ娯楽ですよ!ハハ!」
って答えてるようにしてるんですが、これがどうやら「またまたご謙遜を…」的な空気を生み出してしまって、堂々巡りしてます。とほほー。

でも読書って、基本1人で楽しむ娯楽です。
リアルタイムで人と共有できないし、何を読んでるかなんて周りの人に分かんないから、かなりクローズドなコンテンツだなって思うんです。

しかも、小説なら完全にフィクション。作りもの。
それをニヤニヤしながら読んでる姿って・・・

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1,027字

へべれけ書簡

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ここでしか読めないミライの頭の中を、あなただけに聞いてもらうような、こっそり授業中に回す手紙のような気持ちで書いてます。感謝を込めてサンキ…

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