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【NJRPG/リプレイ】インサニティ・スカウト・ツアー(3)

この記事はDHTLSのDiscord公式サーバー内、ソロセッション部屋103「トコシマ」にて2020/09/22~10/17の期間に不定期でプレイした「ニンジャスレイヤーTRPG」のソロセッションリプレイです。

内容は実際のセッションログに基づいていますが、リプレイ化にあたって読みやすく誤字・語調を調整するなどしています。あらかじめご了承ください。

◇本文中に登場する略称
NM:ニンジャマスター    → ゲームの進行役。描写などを行う。
PL:プレイヤー       → ゲームの参加者。PCを操作する。
PC:プレイヤーキャラクター → ゲーム内の主人公。メインキャラ。


◀インサニティ・スカウト・ツアー(2)


なおいずれも古矢沢=サンが公開されている「スカウト部門の日常」のルールに則り、フルアドリブで適当にストーリーを付け足しながらプレイしています。


またこの記事にはセッションリプレイ【オフィス・オブ・テラー】のネタバレや関連したローカルネタが挿入されています。未読の方は当該リプレイから読まれることを推奨いたします。



FROM NJRPG
【インサニティ・スカウト・ツアー(3)】


2020/10/16
スカウト・ツアー4日目


ロックジョー(PL):(セッションルームを)お借りします

◇実況部屋のみなさん
:アッ元祖ビルビルの人が動いた
:来るのか……?
:来るのか、あの健全探偵が…?


画像1

ロックジョー(PL):Lv3は死にそうだったのでLv2に挑戦!



カットイン3



俺、タカシ。 

根尾埼玉市に住む高校1年生。 今ハマってることは、カブトムシ収集だ。
太陽が登るより早く起きて、暗いうちから裏山に行くと、木の幹の樹液が出てるところに、いっぱいカブトムシが居る。 

でも今、根尾埼玉市はヤバイことになっている。 

この世ならざるスペクトルの異次元からやって来たビルビル星人に侵略されているんだ。 今じゃ誰がビルビル星人なのか見分けることも難しいし、皆怖くて家に閉じこもっている。 

:なんかすごいことなっとる!
:#ビルビル星人 #とは
:ウワーッまたタカシだー!
:もう嫌な予感しかしない


そしてもう一つの理由は……

スパイダージョーが殺されてしまったということだ! 


もう一度だけ説明すると、スパイダージョーは放射能汚染されたクモに噛まれてスーパーパワーを身に着けたスーパーヒーローだ。 

ビルビル星人出現の背後で暗躍するザイバッツと戦っていて、皆彼が大好きだったが、彼は俺の目の前で死んだ! 

:ス、スパイダージョーッ!
:スパイダーマンとウルトラマンが悪魔合体しとるんじゃあ!
:スパイダージョー……悲しい物語だぜ
:なんでこんな与太話書けるんだ……
:ウワーッビルビル
:ビルビル星人の裏で何やってんだザイバッツ


「アアアアーッ!!!」 俺は自らの無力感に苛まれ、ストリートのど真ん中で絶叫した。 構いやしない、どうせ誰も居ないんだ。 

しかし「タカシくん、こんにちは!」 「イエー!」「たのしいよ!」 ビキニ姿のHOTお姉さんベイブたちが、怪しいビルの前で俺を手招きしている! すごい! 

:たのしいよ!
:ま、またビルビルしてやがる…!
:今度はどんなHOTな不思議少女が出てくるというんだ…
:すごい!
:どうせ中からこんにちわなんだろう?俺は詳しいんだ!


「ほらァ、こっちだよ!」 ビキニ姿のHOTお姉さんベイブが非健全だと俺は思わない。 それはビルビル星人に破壊された俺の青春を癒やしてくれるに違いない。 

俺は確固たる意志をもってビキニ姿のHOTお姉さんベイブにふらふらと近寄っていった。 

:なんて弱い確固たる意志……
:アッ・・・(青春)


「ねぇ、タカシくんは何がしたい?」HOTお姉さんベイブが俺を撫でながら囁いた。 「えっ!何って…!?」 

「もう、わかってるくせに」HOTお姉さんベイブが笑った。 そ、そうか。俺は青春…… 「この世ナラぬスペクトルの幾何学角度旅行だヨォ!」 

「スペク……アアアアアアア!?」俺は悲鳴を上げていた。 

:お 約 束
:今日はいつにもましてひどいぞ!
:幾何学角度旅行 is 何
:むしょうにいやなよかんがしてきぞ・・・!


HOTお姉さんベイブの顔が2つに割れて、中から名状しがたいバケモノが無数の昆…… 「ウッギャアアアーッ!」 

「アアアアアアア!?」俺は悲鳴を上げていた。 名状しがたいバケモノの顔が2つに割れて、中から名状しがたいニンジャが現れたのだ! 

:名状の二乗だ・・・
:2回!?
:アイエエエマトリョーシカ!
:二段重ねだったとは


「この世には科学では説明のつかない出来事が沢山ある」 「アアアアアアア!?」

  「ジゴクからの使者!スパイダージョー!

◆ロックジョー(種別:ニンジャ) PL:ネヤ
カラテ     3  体力     3
ニューロン   5  精神力    5
ワザマエ    6  脚力     3
ジツ      2  万札     ー
近接攻撃D:4、射撃D:6、回避D:7
◇装備やスキル
 スキル :『☆ドク・ジツ(コリ・ジツ読み替え)』
 装備  :サイ&折れたブラッドカタナ(カタナ二刀流) ⇔ サイ(カタナ)
 サイバネ:▶テッコ、▶生体LAN端子
:ロックジョー=サンじゃねーか!
:スパイダー要素何処・・・?


「アアアアアアア!?貴方はスパイダージョー!?生きてたんだ!ヤッター!」 俺は恐怖と喜びで顔をぐしゃぐしゃにしながらスパイダージョーに抱きつこうとした。 

「スパイダージョー!」「喰らえ!ブラッドパンチ!」「アアアアアアア!!!」 スパイダージョーは俺の顔にパンチを繰り出し、俺はもんどり打ってコンクリートに倒れ込んだ。 

:暴力!
:タカシーッ!
:い つ も の
:普通に殴られておなかいたい
:これにはビルビル星人も悲鳴を上げそう(小波)


「お前はビルビル星人ではないようだな」 スパイダージョーはHOTなお姉さんベイブと名状しがたいバケモノを脱ぎ捨てながら言った。 

スパイダージョーは俺がビルビル星人である可能性まで考えていたんだ!すごい! 

:HOTなお姉さんって何だっけ(哲学)
:着こみすぎだろスパイダージョー!


「でもスパイダージョー、貴方は死んだはずでは!?」
俺がそう言いかけたとき 

KRAAASH!! 隣のビルの壁や窓ガラスを突き破り、巨大なパワードスーツが路上に飛び出してきた! 

「YEAHHHHHHH!!!」 パワードスーツは両手にカブトムシ人間を握っている! あれは…スパイダージョーだ! 

「アアアアアアア!?スパイダージョー!?」
「ウッギャアアアアアーッ!」
ミシミシと音を立てながら、パワードスーツがカブトムシ人間を握り潰した!スゴイ! 

:!?
:増えたァーッ!?
:もう私には何が正しいのかわからない・・・
:ロックジョーバースだァーッ!?
:アイエエエエ!?スパイダージョーバース!?


もう一度だけ説明すると、スパイダージョーは放射能汚染されたクモに噛まれてスーパーパワーを身に着けたスーパーヒーローだ。 

スパイダージョーのコミックスは色々発刊されており、パワードスーツを着たジョー、普通のジョーなど色んなバリエーションが居る。 

:OK。じゃあもう一度最初から説明するよ。
 どう説明すればいいんだよこれ!
:俺に聞くな!!!!


「まさかコミックスが本当のことを描いていたなんて!!」俺は感動にむせび泣いていた 。憧れのヒーロー、スパイダージョーが目の前にいる! 2人も! 

「アアアアアアア!?貴方はスパイダージョー!?生きてたんだ!ヤッター!」 俺は恐怖と喜びで顔をぐしゃぐしゃにしながらスパイダージョーに抱きつこうとした。 

「スパイダージョー!」「喰らえ!ブラッドパンチ!」「アアアアアアア!!!」 スパイダージョーは俺の顔にパワードスーツパンチを繰り出し、俺はもんどり打ってコンクリートに倒れ込んだ。 スゴイ! 

:咽び泣いてる場合じゃないぞ
:スゴイじゃないんですよ
:??????!!?!??
:スパイダージョーはとりあえずブラッドパンチするからな…


「でもスパイダージョー、貴方たちは死んだはずでは!?」
俺がそう言いかけたとき 

「ウッギャアアアアアーッ!」
ビルの屋上からカブトムシ人間が落下してきた!即死だ! 

「ウッギャアアアアアーッ!」
ビルの屋上からカブトムシ人間が落下してきた!即死だ! 

「これでトドメだ!」「ウッギャアアアアアーッ!」
ビルの屋上からカブトムシ人間に乗ったコートの人物が落下してきた! 


「アアアアアアア!?スパイダージョー!?」
それはスパイダージョーだ! 

:死んだ!
:ヤベーぞ!ブレイク・シークエンススタイルだ!
:カブトムシ人間落下シークエンスか……
:あの男は……!
:やった!スパイダージョーが来た!


もう一度だけ説明すると、スパイダージョーは放射能汚染されたクモに噛まれてスーパーパワーを身に着けたスーパーヒーローだ。 

スパイダージョーのコミックスは色々発刊されており、パワードスーツを着たジョー、普通のジョー、モノクロのジョーなど色んなバリエーションが居る。 

:OK。じゃあもう一度最初から説明するよ。
 誰か説明してくれよォ!
:甘えるな!
:説明すると、スパイダージョーは放射能汚染されたクモに噛まれてスーパーパワーを身に着けたスーパーヒーローだ。
:ボクシングをするジョーはいますか…?
:とうとうTRPGでもシュギ・ジキとカイト脱出シークエンスを再現できたんだなって(白目)


「これでトドメだ!喰らえ!ブラッドキック!」「アアアアアアア!!!」 スパイダージョーはコンクリートにへたり込む俺の顔面に蹴りを食らわせてきた。 

「ウッ…ウッ…スパイダージョーが…3人!」 俺は感涙にむせび泣いていた。スゴイ!

:キック!
:スゴイ!
:その涙、痛みじゃない?


 「でもスパイダージョーが3人もいるなんて!?」
俺がそう言いかけたとき 

「ビルビルーッ!我らに楯突く代償は、死だーッ!」
周辺のマンホールやポスト、ゴミ箱から次々とビルビル星人が現れる! アブナイ!スパイダージョー! 

:ビルビル星人だー!
:(これスカウト部門だよな……?)
:(多分・・・)
:🤔
:💥


怪物が向かってゆく!だが3人のスパイダージョーは両手をクロスさせ……開いた! その時! 

ブッブー!
KRAASH!KRAASH!
「「「ウッギャアアアアアーッ!」」」 突然現れた轢殺蛇行重装甲トラックがビルビル星人を次々と轢き殺してゆく! 

「アアアアアアア!?」俺は絶叫した。轢殺蛇行重装甲トラックの運転席に座っているのは……フィメールジョーだ! 

:トラック!
:これじゃただのビルビルじゃないか!正気なのは僕だけか!?
:そうかもしれない・・・🐬
:ブラッド轢殺蛇行重装甲トラック!
:フィメール次元だァーッ!?


もう一度だけ説明すると、スパイダージョーは放射能汚染されたクモに噛まれてスーパーパワーを身に着けたスーパーヒーローだ。 

スパイダージョーのコミックスは色々発刊されており、パワードスーツを着たジョー、普通のジョー、モノクロのジョー、フィメールなジョーなど色んなバリエーションが居る。 

:ボンモーもブレイク・シークエンス掲載3回でやめたんだぞ!?
:アイエエエジョー多様性!?


「タカシ。ビキニのHOTなお姉さんベイブとお前は青春した。奇跡には代償が必要だ」 「アアアアーッ!!!」 

フィメールジョーがトラックから降りてきて言った。 俺の目の前にはスパイダージョーが4人もいる! スゴイ! 

:今まで奇跡要素だった・・・?
:なんかちょっと目を離した隙に大惨事になってる……
:つまり死んだのは……モノクロスパイダージョー!?
:フィメール来ちゃった!?


「でもスパイダージョーが4人もいるなんて!?」 俺はそう言いかけ、辺りを慎重に見渡したが、それ以上スパイダージョーが増えることはなかった。 スゴイ! 

:よかった…ジョーは打ち止めになったんだ


「タカシ。完璧に説明しろ。根尾埼玉市はヤバイことになっているぞ」 3人のスパイダージョーが銃を乱射して沢山殺し始める一方、フィメールジョーは俺の胸ぐらを掴み上げ、数度ビンタしてきた。 

「アアアアーッ!!!」 HOTなお姉さんたちは俺を撫でたりしてくれたが、やっぱりフィメールジョーだった。 

:今殴る必要ある?
:タカシの奇跡カルマが上昇していく……


「アッ……ウン……キョート城が飛んできて、ザイバッツがビルビル星人を呼び出したんです」 フィメールジョーは話を聞きながら俺を数度ビンタしてきた。 

:今殴る必要ある?(2回め)
:フィメールジョー、ジョーの中で最も容赦がない
:!?!?!?!?!?!?!?!?!?
:必要があるかじゃないんだ。実際今ビンタされているんだ


「スパイダージョーはそれを止めようとしたんですけど」フィメールジョーにビンタされ、俺は泣いてしまった。 

:泣いちゃった
:泣いた…
:これは何
:わかりません
:スカウト部門の日常……?


「俺にもっと勇気があったら、スパイダージョーを助けられたんです…!」
フィメールジョーは頷きながら俺を数度ビンタしてきた。 

:フィメールジョー、とにかくビンタする
:スカウト部門の日常
:ビンタbot
:今殴る必要ある?(3かいめ)


「おい!テメェら!」 フィメールジョーは俺を放り捨てると、カブトムシ人間でバーベキューをしていた3人のスパイダージョーを呼びつけた。 

:もう食料になっててカブトムシ人間のこともわからなくなってきました
:カブトムシ人間をバーベキューにするな
:美味しいですよね、カブトムシ(白目)
:もうスカウトしなくていいんじゃないのかな???


「へへへへへ!」「これでトドメだ!」「YEAHHHHHHH!!!」 ガトリングガンが襲い来るビルビル星人を容赦なくクズ肉に変えている。俺は泣いた。 

「テメェら!やるべきことは分かってるな?!」 フィメールジョーが音頭を取り、4人のスパイダージョーは円陣を組んだ。 スゴイ!

:40分経過しました
:まるで映画みたいだ!
:金返せ!
:まじでこれは何?
:💸
:もう殴られたのとビンタで体力5ぐらい減ってそう
:あなたの1000円はスパイダージョーバースに消えたよ…>金返せ



カットイン3



それから5分後 。

4人のスパイダージョーは俺の目の前で爆発四散した。 
4人で最強を決める殺し合いを始め、相討ちで終わったのだ…! 

:スパイダージョーッ!!!!!
:スパイダージョーが死んだ!
:エッ!?そんな……スパイダージョーが!!!嘘だーッッッ!!!
:4人のスパイダージョーッ!!!
:よくも…よくもーっ!!!
:わからなくなってまいりました
:なにやってんのこいつら
:仲間割れしてんじゃねーよ!
:もう一度だけ説明すると、スパイダージョーは放射能汚染されたクモに噛まれてスーパーパワーを身に着けたスーパーヒーローだ。


「アアアアーッ!!!」 やっぱりスパイダージョーはスゴイ! スパイダージョーが合計5人も死んだことは悲しいけど、俺にはひとつ分かったことがある。 

爆発四散した5人のスパイダージョーのスパイダーソウル。 それは俺の中に確かに宿っている…… 「この世には科学で説明できない謎が沢山ある」 俺はスパイダージョーの言葉を復唱した。 

「そうか!そういうことだったのか!」
「俺はやるぜ!」 

:悲しみを返してくれ
:スパイダージョースゴイbot
:OK。じゃあもう一度最初から説明するよ。
:バカナーッ!?
:壊れちゃった…
:「この世には科学で説明できない謎が沢山ある」
:「何!?」
:スパイダージョー…彼はいったい…
:タカシ……
:これ、まさかのロックジョーオリジンなの?
:3/4ぐらいラオモト=サンじゃん
:これがオリジンとか四月馬鹿でも許されないレベルだぞ
:科学でも説明できないのでセーフ



カットイン3



俺、タカシ。 

根尾埼玉市に住む高校1年生。 俺は根尾埼玉市の平和を取り戻すため、市の中心にあるキョート城へと潜入した。 

キョート城は悪いザイバッツの秘密基地であり、ある日空から飛んでくるとついでのようにビルビル星人とカブトムシ人間を召喚し、皆を苦しめ始めた。 

:成長してる・・・
:時が進んだーッ!?
:いつの間にかザイバツ進軍してんじゃねーか!
:キョート城に……そうか!

:こんなニンジャを野に放ってしまってホントスンマセン……(ドゲザ)
 NMとしてしっかり殺すべきだった
:草
:いや・・・こんな狂気でるのヤクザ天狗が生まれるみたいな事故じゃないですか・・・


もう一度だけ説明すると、スパイダージョーは放射能汚染されたクモに噛まれてスーパーパワーを身に着けたスーパーヒーローだ。 

スパイダージョーのコミックスは色々発刊されており、パワードスーツを着たジョー、普通のジョー、モノクロのジョー、フィメールなジョーなど色んなバリエーションが居る。 

スパイダージョーはヒーローチーム、ソウカイズのメンバーとしてザイバッツの手先と戦うのが定番のストーリーだ。 

:OK。じゃあもう一度最初から説明するよ。
:PLのニューロンを疑うわ…
:これが本来のロックジョーだ
:あなた疲れてるのよ
:もう一度(6回目ぐらい)
:アアーっ!頭がおかしくなる!アババババババーッ!
:ソウカイズ!
:もう一度(読者にとっては初めて)
:俺はくわしいんだ!
:もういいよ説明!!!!!!!
:OK。じゃあもう一度最初から説明するよ。


◆ここで『スカウト部門の日常』セッションがソロセッション部屋104「センベイ」およびソロセッション部屋105「オオヌギ」でも始まった。例によって「オオヌギ」はビルビル星人とのデスマッチ会場と化す

:104部屋を摂取してニューロンを補給するんだ!
:よし!105部屋も摂取できるぞ!
:なっ同時多発スカウト!
:アイエッ!?
:105はビルビルだ!気を付けろ!
:スカウト…?新たなジョーが現れるのでは…?
:103はまだ戦闘してないよ!



そして……
「タカシクン!」PHEW!PHEW!PHEW!PHEW!
「カブトムシスキデショ!」PHEW!PHEW!PHEW!PHEW! 

カブトムシ人間が俺をレーザー銃で撃ってくるが、俺は壁とかを蹴って飛び回るので当たらない! 「当たらないぜ!」 

「ウッギャーッ!」 俺が蹴りつけてやると、カブトムシ人間は爆発して死ぬ! これは行けるぜ! 

調子に乗った俺は、強化ガラスを蹴破って、時空間制御装置の制御室へと踏み込んだ! 


もう一度だけ説明すると、俺の背後では時空間制御装置がバチバチと音を立ててヤバそうな感じだった。



「き、貴様は」その影は振り向き、身構えた。 

「この世には科学では説明のつかない出来事が沢山ある」
「ジゴクからの使者!スパイダージョー!」俺の決め台詞はかんぺきだった。

◆ロックジョー(種別:ニンジャ) PL:ネヤ
カラテ     3  体力     3
ニューロン   5  精神力    5
ワザマエ    6  脚力     3
ジツ      2  万札     ー
近接攻撃D:4、射撃D:6、回避D:7
◇装備やスキル
 スキル :『☆ドク・ジツ(コリ・ジツ読み替え)』
 装備  :サイ&折れたブラッドカタナ(カタナ二刀流) ⇔ サイ(カタナ)
 サイバネ:▶テッコ、▶生体LAN端子
:ロックジョーじゃねーか!
:いつから彼がロックジョーではないと錯覚していた!?
:ロックジョーリアリティショック


「スパイダージョーだと…!?貴様は死んだはず…!ドーモ、ダークニンジャです」

◆ダークニンジャ(種別:ニンジャ)
カラテ     4   体力     4 
ニューロン   2   精神力    2 
ワザマエ    4   脚力     2 
ジツ      0   万札     6 
近接D:4 、射撃D:4 、回避D:4 
◇装備やスキル
能力値強化表:出目4:カラテ+2:ワザマエ+2:
補助強化表:出目1:『滅多打ち』
:アイエエエ!?
:なんだこのダニン!?
:ダークニンジャ=サンだと!?
:アイエエエ!?ダークニンジャナンデ!?
:アイエエエ!?!?
:ダークニンジャ!?
:PC制作初期ステダニンナンデ!?
:これはタークニンシャ=サンではないのか!?
:ワケがわからん!!!
:時空制御装置が壊れてるから、なんかそういうことだ!
:!?


「偽物め!俺の邪魔をするな!」ダークニンジャは折れたカタナを大事そうに、守るように抱え、一歩下がって啖呵を切った。 

「根尾埼玉市の平和を乱すなんて、ゆるせないぜ!」 俺は格好良かった。 


「あの男に折られしこの妖刀ベッピン……それをこの時空間制御装置によって呼び戻し、再び鍛え直さん……たとえ子供であろうと、容赦はせんぞ……!」 ダークニンジャは大事そうにベッピンを鞘に収めると、カラテを構える!間違いなく強い! 

でも俺も負けてなかった 「見せてやるぜ!おれのスパイダージョースピリットを!」

:まさか、折れたベッピン二刀流ダニンか
:折れたカタナー!?
:これ、まじで何?(3回目)
:そうか、そうきたか
:🎲<なんてことをしてしまったんですか!
:めっちゃくちゃだー!
:思春期特有の自我のなんらかのあれだ(スカウト部門という文字から目を背ける)
:点と点が繋が…らねーよ!!!!
:すっきりしたな!風呂入ってくる!
:整理しよう。103が左。104が右。105が癒やしだ
:スパイダージョー!
:アアアーッ
:がんばれーっ!ダークニンジャ=サンーッ!


◆T1


「喰らえブラッ「ベッピンパンチ!!!」 「アアアアーッ!」
俺のパンチよりハヤイ!ダークニンジャのヤバイベッピンパンチを紙一重で躱した俺は、スパイダージョーを信じて果敢に攻め立てる!

ロックジョー フェイント 2d6>=5+2d6>=5 = (1,4 :成功数:0) + (4,1 :成功数:0)
ダークニンジャ 回避ダイス 4>3

スパイダージョー(PL):所詮はタカシ…

ダークニンジャ ベッピンパンチ 2d6>=5+2d6>=5
 = (2,4 :成功数:0) + (5,6 :成功数:2)
 
スパイダージョー 回避 3d6>=4 = (3,2,4 :成功数:1)
スパイダージョー 回避ダイス 7>4



◇一方そのころ:ソロセッション部屋105「オオヌギ」◇

「ハァーッ……追い詰めましたよ」「グワーッ……」「いいですか?今からあなたをソウカイヤにつれていきます」「ウウッ……分かったよ」

「立てますか?」「ああ……立てるよ……立てるよォー!!!」直後!右腕が変形して触手!

「まさか!ウラーッ!」ブリッジ回避!今まさにスカウトしていたニンジャは頭から真っ二つに裂かれ、不定形カブトムシ異形が姿を現す!

「ジュリエザ、お前はソニックブーム救出作戦でイサオシを上げた。奇跡には代償が必要だ」

:アーッ!104が救い!
:🐱 「ナンデカブトムシ人間が他部屋にも感染拡大するんですか?」
:奇跡には代償がつきものだ
:そうだね…奇跡には代償が必要だね
:イサオシに奇跡代償要素ある・・・?

◇◇◇


「アアアアーッ!」 「アアアアーッ!」
俺の拳がダークニンジャの顔面を殴りつけ、ダークニンジャの拳が俺の顔面を殴りつける! でも泣かないぜ! 

「スパイダージョー!力を貸してくれーッ!!」

スパイダージョー フェイント 2d6>=5+2d6>=5 = (2,1 :成功数:0) + (2,4 :成功数:0)
ダークニンジャ 回避ダイス 3>2

ダークニンジャ ベッピンパンチ 2d6>=5+2d6>=5
 = (2,4 :成功数:0) + (2,4 :成功数:0)
:タカシーっ!
:スカぶりすぎじゃねーか!
:ど ん ぐ り の 背 比 べ
:アアアアアーッ!!
:やっぱりネヤ=サンってスゴイ
:アアアアーー!
:ずっと笑ってふ
:狂気と狂気に挟まれた104のニューロンが心配だわ
:ワイ「アアアアアアーッ!」



◆T2


「アアアアーッ!」
「アアアアーッ!」

俺とダークニンジャは大声で叫んで威嚇し合う!

スパイダージョー フェイント 2d6>=5+2d6>=5 = (5,4 :成功数:1) + (4,2 :成功数:0)
ダークニンジャ 回避ダイス 4>3
ダークニンジャ 回避 1d6>=4 = (5 :成功数:1)
ダークニンジャ 回避ダイス 3>2

ダークニンジャ ベッピンパンチ 2d6>=5+2d6>=5
 = (2,1 :成功数:0) + (3,6 :成功数:1)
 
スパイダージョー 回避 3d6>=4 = (2,6,1 :成功数:1)
スパイダージョー 回避ダイス 7>4


「アアアアーッ!」
「アアアアーッ!」

俺とダークニンジャは大声で叫んで威嚇し合う!だがやはりダークニンジャは強い!声がでかい!

スパイダージョー 強攻撃 2d6>=4 = (2,3 :成功数:0)

ダークニンジャ ベッピンパンチ 2d6>=5+2d6>=5 = (2,5 :成功数:1) + (1,1 :成功数:0)
スパイダージョー 回避 4d6>=4 = (5,6,3,4 :成功数:3, カウンター)
スパイダージョー 回避ダイス 4>0
ダークニンジャ カウンター回避:1d6>=4 = (4 :成功数:1)
ダークニンジャ 回避ダイス 2>1
:ダークニンジャ=サン!?
:(103を読み返す) (もう一度103を読み返す) (首を傾げる)(ニューロンが痛む)
:泥沼のイクサが繰り広げられとるんだが!?
:威嚇合戦になっとるぞ103
:「アアアーーーッ!!」
:声で威嚇するな
:プロの棋士同士の睨み合いだ
:ネコの喧嘩かなんかかな?


◆T3:アトモスフィアハード


「アアアアーッ!!」
俺は叫ぶとみせかけて叫びながらダークニンジャを殴る!

「アアアアーッ!!」
だがやはりダークニンジャも同じことを考えており、大声で牽制される…! 俺とダークニンジャ、両方の額に汗が流れた……。

スパイダージョー フェイント 2d6>=5+2d6>=5 = (2,4 :成功数:0) + (2,3 :成功数:0) 
ダークニンジャ 回避ダイス 4>3

ダークニンジャ ベッピンパンチ 2d6>=5+2d6>=5
 = (1,6 :成功数:1) + (1,3 :成功数:0)
 
スパイダージョー 回避 3d6>=5 = (4,1,6 :成功数:1)
スパイダージョー 回避ダイス 7>4

スパイダージョー フェイント 2d6>=5+2d6>=5
 = (1,3 :成功数:0) + (6,6 :成功数:2, サツバツ!)
 
ダークニンジャ 回避ダイス 3>2
ダークニンジャ 回避 2d6>=5 = (2,6 :成功数:1)
ダークニンジャ 回避ダイス 2>0

ダークニンジャ ベッピンパンチ 2d6>=5+2d6>=5
 = (3,1 :成功数:0) + (4,3 :成功数:0)


◆T4:アトモスフィアウルトラハード


「貴様……通常のスパイダージョーの4倍近いパワを感じる…何者だ!?」
「俺は……」 「スパ「イヤーッ!」「アアアアーッ!」

「アアアアーッ!!」 スパァーン!
俺の顔面を殴りやがったので、ダークニンジャの頬を打った。
快音が鳴り響く! 背後では時空間制御装置がヤバイ!

スパイダージョー フェイント 4d6>=5 = (3,2,3,4 :成功数:0)
ダークニンジャ 回避ダイス 4>3

ダークニンジャ ベッピンパンチ 2d6>=5+2d6>=5
 = (3,6 :成功数:1) + (1,3 :成功数:0)
スパイダージョー 回避 3d6=6 = (1,5,5 :成功数:0)
スパイダージョー 回避ダイス 7>4
スパイダージョー HP 3>2

スパイダージョー フェイント 4d6>=5 = (5,1,4,4 :成功数:1)
ダークニンジャ 回避ダイス 3>2
ダークニンジャ 回避 2d6=6 = (1,2 :成功数:0)
ダークニンジャ 回避ダイス 2>0
ダークニンジャ HP 4>3

※ダークニンジャの手番を飛ばしていたがケジメはありませんでした
:4倍…4倍とは
:いつギャフベロジョババしだすのか……
:105がビルビルとカブトムシ人間から目を背ければまともに戦闘してるからマシに見えてきた
:ロックジョー=サンならともかく、タカシでは荷が重いか
:スカッスカッ
:だが殴り合いではタカシが不利だ!
:叫び合いは互角なのに!
:時空間制御装置is何
:何が起こってるんだこれ
:さっきから「アアアアーッ!!」ばっかりで、忍殺TRPGのイクサ描写とは思えねぇ
:なにもわかりません
:わからない。我らはただ獣のイクサを見ている
:おかしい・・・ニンジャスレイヤーTRPGの戦闘なのにイヤグワをまだ見てない・・・


◆T5:アトモスフィアウルトラハード


このとき俺はアミのことを思い返していた。 ワンピース…不思議少女…夏…… ダークニンジャのベッパがスローモーションに見えた。俺の頬を掠めて邪悪なオーラを纏ったパンチが背後のコンソールに打ち込まれる!

スパイダージョー フェイント 4d6>=5 = (4,2,3,4 :成功数:0)
ダークニンジャ 回避ダイス 4>3

ダークニンジャ ベッピンパンチ ベッピンパンチ:2d6>=5+2d6>=5 = (3,4 :成功数:0) + (5,5 :成功数:2)
スパイダージョー 回避 3d6=6 = (4,1,6 :成功数:1)
スパイダージョー 回避ダイス 7>4
:攻 撃 が 当 た ら ね ぇ !
:なんか怖くなってきた
:こんな当たらないことある?


スパイダージョー フェイント 4d6>=5 = (6,5,5,6 :成功数:4, サツバツ!)
ダークニンジャ 回避ダイス 3>2

スパイダージョー(PL):良いぞタカシ!

ダークニンジャ 回避 2d6=6 = (2,1 :成功数:0)
:タカシ!
:タカシ!
サツバツ:1d6 = (1) = 1
「死ねーッ!」腹部に強烈な一撃! 敵はくの字に折れ曲がり、ワイヤーアクションめいて吹っ飛んだ!:本来のダメージ+1ダメージを与える。敵は後方の壁または障害物に向かって、何マスでもまっすぐ弾き飛ばされる(他のキャラのいるマスは通過する)。壁または障害物に接触した時点で、敵はさらに1ダメージを受ける。敵はこの激突ダメージに対して改めて『回避判定』を行っても良い。


「……行くぜ!ブラッドパンチ!」 「ウッギャーッ!
ダークニンジャの腹に俺の渾身のパンチがめり込み、奴は吹き飛んでいった!

「ヤッタ!」 俺は喜んだが、ダークニンジャはまだ生きていた! さすがはビルビル星人の親玉……!だてじゃないぜ……!

:倒した!
:いや、まだか?
:この胡乱な戦いまだ続くんですか?!
: で、これ勝っても負けても先がどうなるか全然読めないんですが
:なに、この何?

:吹き飛ばしダメージはカウントしないのかな
ロックジョー(PL):アッ、ほんとだ3ダメじゃん…!
ロックジョー(PL):ありがとうございます!
:よし!コレで狂気は去ったな!(確信)
:勝ったーっ!
:どういたしまして(?)
:おお、ようやく…… で、コレどう収拾つけるんだろう
:あっダークニンジャが死んだ
ダークニンジャ HP 3>0


◆ダークニンジャとの決着が付こうかと言うとき、同時多発的に新たなソロセッションと2人組のスカウトセッションがDHTLS鯖で始まった。一見してそれは普通のシナリオだったが……。

:なんで通常部屋までスカウトで埋まってるんですか(恐怖)
:同時多発ソロセッション?


「バカな!俺のソード・オブ・ソウカイヤのちからが通用しない……!?」
ダークニンジャが血反吐を吐きながら起き上がる! 

「まだ足りないのか!?スパイダージョーミセテヤルゼ!」 

「やはり貴様はソードブレイカー・オブ・ソウカイヤのパワを受け継いでいる…!あまりにも危険……!ここで滅する!」 ダークニンジャは鞘から折れベッピンを引き抜く…!ヤバイアトモスフィアだ! 

:105部屋ハードモードに突入してたわ・・・(頭を抱える)(そもそも103部屋ラスト)(なにもわからない)
:ソードブレイカー・オブ・ソウカイヤ
:ソードブレイカー・オブ・ソウカイヤ
:ソードブレイカー・オブ・ソウカイヤ

:いみがわからない
:俺たちは一体何を見ているんだ
:ニンジャスレイヤーより先にベッピン折りそう(味方として)


「ア……アアアアーッ!!」 緊張感に耐えかね、俺は飛び出す……! 

ダークニンジャは折れベッピンを…… 「ウッギャアアアアアーッ!」 「アアアアアアア!アアアアアーッ!」 俺は悲鳴を上げていた。 


ダークニンジャの顔が2つに割れて、中から名状しがたいニンジャが血みどろの腕を伸ばして俺のパンチを受け止めたのだ! 

「この世には科学では説明のつかない出来事が沢山ある」
「だがこれは科学だ」
ダークニンジャを脱ぎ捨てると、怪しげな目を輝かせるニンジャが立っていた! 

「健全破傷風探偵、ロックジョー!

◆ロックジョー(種別:ニンジャ) PL:ネヤ
カラテ     3  体力     3
ニューロン   5  精神力    5
ワザマエ    6  脚力     3
ジツ      2  万札     ー
近接攻撃D:4、射撃D:6、回避D:7
◇装備やスキル
 スキル :『☆ドク・ジツ(コリ・ジツ読み替え)』
 装備  :サイ&折れたブラッドカタナ(カタナ二刀流) ⇔ サイ(カタナ)
 サイバネ:▶テッコ、▶生体LAN端子
:!?
:もうやだー!(NRS判定しっぱい)
:ロックジョーッ!
:ロックジョー=サンじゃねーか!
:ロックジョーじゃねーか!
:ここで!やっと!ロックジョー=サン!
:今までのは何だったの!?
:健 全 破 傷 風 探 偵


「アアアアーッ!!スパイダ「イヤーッ!」

「アアアアーッ!」 俺は感涙にむせび泣き、スパイダージョーに抱きつこうとしたが、殴られた。 

「スパイダージョー!生きてたんだ!どうやって!?」 俺は混乱していたが、もうひとつ大事なことを思い出す「そうだ!スパイダージョー!早くダーク時空間制御装置を止めないと!」 

「フン!」バァン! スパイダージョーが拳で緑色のボタンをぶん殴ると、ダーク時空間制御装置は動作停止!スゴイ! 

:105!決まった!(103から目を背けながら)
:殴られるのはもうお決まりだ!
:ンンーッ!?頭がおかしくなってきたぞ!
:今の俺は誰なんだよ
:ついでのように止まったぞ時空間制御装置
:ビルビルーッ!
:わからないです


「よくやったタカシ」 気がつくと俺はスパイダージョーに座らされていた。

「俺はダークニンジャにダーク時空間制御装置に蹴り落とされてやられたが、へし折ったベッピンの刃先を持っていたのでニンジャソウル無限循環現象を引き起こし、その隙に柄側を持ったダークニンジャと融合することで辛うじて生き延びていたのだ。分かったか」

「アッハイ」

:ベッピンをへしおるんじゃないよ
:アッハイ。わかりました
:アッハイ。ベッピンはへし折るものです。フジキドだってそうした


「そしてお前は熱中症になりかかっていた。要所要所で、しっかりと適切なナトリウムと糖分の割合を保ったドリンクを飲まないと命にかかわるぞ」 

「ごめんなさい」 

:熱中症関係ないだろ!!!
:もう先の展開知って・・・わからないわやっぱ・・・
:今までで夏要素あった?
:カブトムシ
:バーベキュー、カブトムシ、あとは……
:広告…
:宣伝…
:そのバーベキュー、人間って付いてませんでした・・・?


「キミの事はこのまま家に送ってあげよう」「ありがとう」 

「だがその前にやるべき事がある」「え?」 

「夏休みの課題。締切はあと3日だ」 

「アアアアア!?」 

「わかっているのか!」「アアアアアーッ!?」

スパイダーマン:スパイダーバース!このシナリオは素晴らしい映像演出とエモーショナルなストーリーで構成された名作映画の悪質なパロディだ!詳細はこのURLにある! https://bd-dvd.sonypictures.jp/spidermanintothespiderverse/ それをお前は!」

:スパイダーパースの宣伝だった……
:ついに忍殺関係無い宣伝始まって草
:スパイダーバースは名作だから…仕方ないね


「わかっているのか!」 「アアアアアアーッ!?」
「わかっているのか!」「アアアアアアーッ!」 

キョート城が飛ぶ。 

そして俺は思い出す……俺はスパイダージョーじゃない……ここはキョート……俺はカラルド……機能が減退気味な男……映画館を前に…… 「わかっているのか!」「アアアアアアアーッ!」 

俺とロックジョーを乗せ、キョート城はどこまでも飛ぶのだった。 

:またカラルドか!
:キョート城とばないで
:エル・キョート城・パサー
:キョート城で連れてかないで


【ロックジョー・ヴァーサス・ロード・オブ・ザイバツ】に続く

:続くの!?
:アイエエエエエエ!?
続かないで
:ロックジョー…彼は一体…
:金返して
:スパイダーバース買うから


ロックジョー(PL):残念ながらスカウトには失敗したので名声は+0

:スカウトに失敗とは
:スイマセン、スカウト判定有りました?
:オツカレサマドス……スカウトしてねえ!
:スパイダージョー可愛かったね!オツカレサマドスエ!

:ちょうど1時間半くらい
:鬼才あらわる
:まさに劇場版だ
:オツカレサマドスエ!
:何だったんだ……?
:やっぱり本家には勝てないわ!
:1時間半…
:1時間半もしてたの…!?
:狂ってやがる……(直球)



◆この時点で既に深夜帯であったが、DHTLSサーバーでは続々とセッションが始まり、そのいずれもが危険な兆候を示していた。



カットイン3

◇ソロ部屋105「オオヌギ」◇

サツバツ:1d6 = (6) = 6
「イイイヤアアアアーーーーッ!」ヤリめいたチョップが敵の胸を貫通! さらに心臓を掴み取り、握りつぶした! ナムアミダブツ!:敵は残り【体力】に関係なく即死する。残虐ボーナスにより【万札】がD6発生。この攻撃を【カルマ:善】のキャラに対して行ってしまった場合、【DKK】がD6上昇する。

激しい攻防の中で、ジュリエザは怒りの火を絶やさない!奇跡に代償とかぬかすこのあほにカラテをぶち込む!ただその一心!

「イヤーッ!」「ビルビルーッ!」「ウラーッ!」「ビルビルビルーッ!」
「イヤーッ!」「ビルビルーッ!」「ウラーッ!」「ビルビルビルーッ!」
「イヤーッ!」「ビルビルーッ!」「ウラーッ!」「ビルビルビルーッ!」
「イヤーッ!」「ビルビルーッ!」「ウラーッ!」「ビルビルビルーッ!」
「イヤーッ!」「ビルビルーッ!」「ウラーッ!」「ビルビルビルーッ!」
「イヤーッ!」「ビルビルーッ!」「ウラーッ!」「ウギャーッ!?」

一撃顔に入る!それが決定打へ続く道!ダイヤモンドのひび割れ!

「ウウウウラアアアアアーッ!」「ウッギャァァァァァーッ!?」カブトムシ異形の胸に、ジュリエザの右手が突き刺さる!

◇実況部屋のみなさん
:アアアーッ
:ダメダー!105もダメダー!
:105が狂気に包まれた



カットイン3

◇セッション部屋201「マルノウチ」◇


「イヤッ!イヤッ!イヤッ!イヤーッ!」アパシーブレイドはカウンターでぐらつくヘルバックに容赦無い追い打ちのイアイド連撃を仕掛ける!
「グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!」

「ワッハハハ!これで終いよ!」「イイヤァーッ!」ザンマセカンドがノダチをハエタタキめいてヘルバックの頭に叩きつける!

「アバーッ!?」強烈な頭突きを受けヘルバックの額が割れる!

「ビルビルーッ!?」 中から突如として名状しがたい光沢スペクトルを発するカブトムシ頭部が現れたが、それごと叩きつぶされた!!

「ム?!なんだ今のは?!」
「……さぁ?」

アパシーブレイド アーチ級第六感&精密攻撃 11d6>=4+10d6>=4+4d6>=4+4d6>=4
 = (1,1,5,4,2,2,6,3,4,4,4 :成功数:6) + (4,1,4,6,3,5,3,2,4,4 :成功数:6) 
 + (2,4,6,5 :成功数:3) + (4,2,2,6 :成功数:2)

ヘルバック 回避 1d6>=5+1d6>=5+1d6>=5+1d6>=5
 = (1 :成功数:0) + (3 :成功数:0) + (4 :成功数:0) + (1 :成功数:0)

ヘルバック 体力 9>1

ザンマセカンド 大型武器&肉体破壊 9d6>=3+8d6>=3+8d6>=3
 = (4,4,5,1,1,5,3,2,2 :成功数:5 , サツバツ!)
  + (1,5,3,4,3,2,1,5 :成功数:5 , サツバツ!)
  + (5,1,2,5,4,4,2,1 :成功数:4 , サツバツ!)

ヘイルバック 回避 2d6>=4+1d6>=4+1d6>=4
 = (4,5 :成功数:2) + (4 :成功数:1) + (2 :成功数:0)
◇実況部屋のみなさん
:なんか出てるんじゃが
:なんかビルビル言い出し始めたので殺します
:こんなもんスカウトしたくない!
:モウダメダー!(ここもビルビルが確定してしまった)



カットイン3

◇セッション部屋301「グラントリイ」

「教えてあげてもいいですよ」ペインレスは既にフィーンドグリードの目の前に居た。しゃがみ込み、じっと瞳を覗き込む。「演技力。そして愛の力っス」「〜〜〜〜〜〜ッ!」フィーンドグリードはその目の奥に、恐ろしい何かを見た。彼の頭に、何かが割れる音が響いた。

その時である!

突如フィーンドグリードのニンジャ頭巾が真っ二つに割れ……「ビルビルーッ!!」 中から突如として名状しがたい光沢スペクトルを発するカブトムシ頭部が現れた!そしてその口吻から無数の触手をペインレスへと伸ばす!

ペインレス カナシバリ 9d6>=4 = (1,6,3,2,3,4,3,6,2 :成功数:3)
フィーンドグリード 回避 3d6>=5 = (1,6,4 :成功数:1)
フィーンドグリード 対抗 5d6>=5 =(1,5,1,6,4 :成功数:2) 
◇実況部屋のみなさん
:こっちもダメダー!(顔を覆う)
:ビルビルの魔力に呑まれたか
:ほんとうに異能の力を得たフィーンド=サン


カットイン3

◇セッション部屋301「ヘルソード」◇


ソウカイヤの回収車両がアクマを載せ、リーセンセイのラボへと去った。グリーンコールドスチルはその場に置き去りにされた。

携帯IRC端末を取り出す。「あ、あかん…」それもまた緑色になった。クリーニングしても落ちなければ、これも交換しなければならない。服は…そしてあることを思い立った。ニンジャ装束は生成できることを忘れていた。

幸い無人コインシャワーセントーが近くにある。翠色の風が、ネオサイタマの一角を駆け抜けていった。


運ばれたスカウトニンジャの身体……それはコールドスチルのカタナによって心臓が穿たれていたはずだ。有と無、二つに……二つに?

I.N.W.の実験台の上、ビルビルと蠢くものがいた。

◇実況部屋のみなさん
:良かった・・・ビルビルにさいなまれるコールドスチル=サンはいなかったんだね・・・(なおINW)
:リー先生「何なのかね、コレ」
:「この世には科学では説明のつかない出来事が沢山ある」
:リー先生「説明したいネー・・・でも私は別の仕事するネー・・・」



カットイン3



かくしてネオサイタマに迫るビルビル星人の驚異は白昼のもとに晒された。ビルビルバースによる世界侵食を止めるべく、ロックジョーの戦いはつづく……。


【インサニティ・スカウト・ツアー(3)】終
【インサニティ・スカウト・ツアー(4)】に続く



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