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人のマネージメント

社員のマネージメントは管理職では避けては通れないものだと思います。

マネージメントを失敗すると様々な問題が生じますが、今回は以下の二点で解説をしていきたいと思います。

① 自分自身の自信喪失

② 退職による会社からの評価が低下

① 自分自身の自信喪失

「自分の経験を教えて一人前になるように教育しよう!」、「自分の上司は最悪だったけど俺は違う」、「早く戦力にして売り上げを上げて、新規プロジェクトを立ち上げよう」など新人教育の先には様々な思惑があると思います。

しかし、その前向きな思いとは裏腹に身に覚えもないのに急に退職の相談...なんてことがあるのではないでしょうか。私も1000人以上のマネージメントをしてきましたが、何度となくありました。そして「俺の教育が悪かったのかな...」とたくさん悩みました。しかしそれはあなただけの問題ではありません。そもそも育ちも環境も違う社会人を学校のように教育していくのは無理であり、本人の性格は変わりません。それに他の同僚や仕事の内容、給料に不満があって退職することがほとんどです。そして退職者は、辞める時の理由は本当のことを言いません。「実家の親が具合悪くて看病をしなければいけません」、「実は病気が発覚しまして...」大体当たり障りのない嘘をつきます。

退職者が出たときに自分を責めるのは絶対にやめましょう!

悩むのではなく、次の退職者が出ないように環境とメンバー、仕事内容を検証しましょう。意外とあなた(管理職)の知らないところで先輩に雑用を押し付けられていたり、行きたくない飲み会に連れていかれていたりしているかもしれません。役職のない人、つまり新人教育や退職が起こっても責任追及されない人は腹が立つほど他人事です。教育係などとして、役職者ではない中堅社員を付けたとしても退職の責任を追及されるのは役職者です。今の時代、コンプライアンスも厳しいですから強い口調で注意もできません。だからこそ役職者ができる裁量で環境改善や教育カリキュラムなどを構築するために頭を使ったほうが合理的です。他責してもいい効果は出ません。

② 退職による会社からの評価が低下

今あなたの職場は人材が潤沢ですか?

おそらく儲かっている会社は、手を挙げられる会社は少ないと思います。なぜなら儲かっている会社は、拡大のために様々な事業や出店などアグレッシブな会社だからです。それは働き手として、激務の場合が多かったり新しい事を次々と挑戦していく社風なので絶えず新しい情報や技術を習得していかなければいけません。人はどこかのタイミングで必ず糸が切れます。昔は転職が良くない風潮や仕事探しが大変でしたが、今はスカウト会社に登録をしたり家にいながら求人検索、応募、ウェブ面接まで行えます。

そう、糸が切れたときに今の仕事を続けるか転職するかフリーランスになるか様々な選択肢を選びやすい世の中になったのです。だから会社側が努力しないと定着率を上げることが非常に難しいご時世となりました。しかし意外と会社はあまり重要視していないケースが多いのです。でもあなたの部署から退職者がたくさん出てしまうと「彼は社員をマネージメントできない無能な管理者」とレッテルが貼られてしまいます。糸が切れても退職がデメリットでは?と思わせる会社を作らなければ、その先に待っているのは事業縮小か最悪の場合解散です。

ではどうすれば良いか。そのうちまた解説していこうと思います。

では今回はこの辺で~



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