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NOTE Vol.78 先の見えないディストピアに一石を投じる。

NOTE Vol.78 先の見えないディストピアに一石を投じる。



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みなさんこんにちは。Kentoです。



 本題に入る前に、まずこれを見てくださっている全ての方にお礼を伝えさせてください。

本当にありがとうございます。




このNOTEの定期購読によって発生した全ての収益は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、生活に困窮しているフィットネス従事者に支給します。






本来であれば、月4本の更新がデフォルトなんですが、どうしてもみなさんに伝えたいことがあるので、今月は5本目も書かせていただきます。


言わずもがなですが、僕たちトレーナーをはじめとする、多くの社会人を取り巻く環境は悪化の一途を辿っています。都心部では、ロックダウンに入るのも秒読みと言われ、僕を含む多くの方が、この先に不安を感じているでしょう。



 今回のNOTEでは、誰もが予想しなかった過酷な情勢の中で、僕個人、そして僕たちトレーナーには何ができるのか?何をしなければいけないのかを考察していきます。




目次

1. ついひと月前までは向こう側の人間だった
2. 近視眼的な止血よりもムーブメントを作る。
3. 痛み分けをしてはいけない。「三方よし」は存在する。
4. 魚の釣り方を教えるよりも、魚を与えるべきタイミング。
5. 意思表示の先にあるもの。
6. 過去の歴史からリスクヘッジを考える。






1. ついひと月前までは向こう側の人間だった




 正直に言います。昨今の状況に対して、ひと月前までの僕の見方はこうでした。



「死亡者数、感染者数ともにインフルエンザの方が比べ物にならないくらいやばいじゃん。」


「仕事に影響が出てしまっても、こうなることを想定して、オンラインとオフラインにキャッシュフローのポートフォリオを組んでおかない人の自業自得。」


「こういった情勢不安に乗じて、フォロワー稼ぎのために現金を配るやつだけにはなりたく無い。」


「きっとしばらくしたら落ち着くだろう。」


「何かあったとしても、最悪、自分の家族と周りさえ守れればそれでいい。」



楽観的で、自分のことしか考えていませんでした。




少し前にコロナウィルスについて、考えをまとめた記事があるので、まだの方はご覧ください。(※3月末までに定期購読いただいた方は無料でご覧いただけます。)




しかし感染拡大はとどまるところを知らず、そのスピードはますばかり。


自分が出演予定だったイベントも、複数中止が決定し、ジムのお客様も少しずつ減ってきて、肌感覚で「これはやばいかも...」と思い始めました。



ベーシックインカム(金利収入)の一つとして分散していた外貨預金も、為替の暴落によって一晩で280万円の評価額を失いました。(中長期なので短期的なボラティリティは気にしていないですが。) 

経済を支えるための金融緩和で各国で金利は下がり、株も債権も暴落。今までの安定収入は安定収入と言えなくなりました。



特にインパクトを受けたのが、僕のジムで働く業務委託のトレーナー(売上比率は大手ジムの業務委託が8割のトレーナー)からの相談です。



 内容は、彼が所属するフィットネスジムがひと月間の休館を発表し、3日後から活動場所もクライアントもほとんどいなくなってしまう...。今月は大丈夫かもしれないが、このままだと来月の家賃を払えるかどうかもわからない。と言ったところ。

自分の身近にいる人間が、コロナの影響によって食いぶちを失いつつあるのを目の当たりにし、その他、ジムのお客様からも、各々の商売に多大な影響を被っているとの話から「何かできないものか?」と考え始めたのが、つい数日前の話です。






2. 近視眼的な止血よりもムーブメントを作る。


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