学校では教えてくれない1

【学校では教えてくれない”稼げる”パーソナルトレーナー論】 Vol.1 チラシはいらない。 SNSマーケティング:インスタグラムだけで300万円.

Vol.1 チラシはいらない。SNSマーケティング:インスタグラムだけで300万円.



1. お金って何?


 実践的な集客のスキルをお伝えする前に、少しだけお付き合いください。


 好きでもないのに、お金のために働くことに対しては僕自身疑問があるが、

 一方で、大好きなことマネタイズすることには大賛成である。

もっと言うと、今後の社会では、このようなスタイルによって生計を立てる人は増えてくるだろう。

 具体的なマネタイズの方法をお伝えする前に、一つ考えていただきたいことがある。


それは “お金” とは何か。ということである。


 お金と言われると、紙幣や貨幣を想像する方は多いだろう。

しかしこれらは、価値を保存するツールの一つでしかない。

 

 お金とは”信用”を数値化したものである。


堀江さんや、キンコン西野さんの著書でも触れられている考え方でもあるが、

少なくとも自分も同様に考えている。


 フォロワーの多いインスタグラマーに、一投稿100万円の企業案件がくるのは、そのインフルエンサーに対して一般ユーザーからの絶大な信用があるからである。

 コンビニの時給が安いのは、誰でもできる仕事だから一個人に対しての信用度が相対的に低い(代用がきく)からである。

つまり、お金を稼ぎたいと思った時にまずすべきことは、お金を稼ぐことではなく信用を稼ぐことである。ここの順番を間違えてはいけない。

具体的な方法は後ほど説明するが、お金持ちでなくとも、信用持ちであれば、

その信用をお金に”両替”することができる。

特に今の時代であれば、インターネットの普及により、この”両替”は容易にできる。


 この間、食事の席で同席した知人に、

”どうせ信用=経験年数でしょ。まだ経験年数が浅いから信用がなくて当然。”

と言われた。 


果たしてそうだろうか。自分はそうは思わない。

 確かに経験年数も信用になりうるが、年数だけ長くて中身がない人は腐るほどいる。 少なくとも、自分の経験談で話させていただくと、トレーナー歴10年以上の人の平均収入よりも自分の方が圧倒的に稼いでいる。

必ずしも経験年数は必要ではない。


 自分の好きな言葉に

“賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ”ということわざがある。

つまり何でもかんでもやってみなくてもいいということだ。

もちろん経験してみないとわからないことや、経験から学ぶことはある。

しかし、僕らの先輩が長年の経験で発見してきたことの大半は、オンライン上から数分でみられる。大切なのは先輩方がたどってきた道のりを0から辿り直すことではなく、彼らがたどってきた道のりを聞いた上で、その先の道を開拓していくことだ。そこにこそ信用が生まれる。

希少性。新規性。まだ誰も挑戦していないこと。

これらが、信用を得る上での鍵であることは間違いない。

どんなことでもいいが、新しいことを始めよう。

お金を貯めるより、信用を貯めよう。



2.チラシはいらない



 イントロダクションはこの辺までにして、ここからはより実践的な内容をお話ししていこうと思う。

パーソナルトレーナー(※以下PT)であっても、そうでなくても、ビジネスをやっている以上、まずは自分や自社のサービス・プロダクトを知ってもらわなくてはならない。宣伝・広告であり、マーケティングの柱である。

これがビジネスの勝敗を握るといっても過言ではない。


 2012年、新聞広告をはじめとする紙媒体のマーケットを、インターネット広告のマーケットが追い抜いた。その後、紙媒体全体の広告マーケットは縮小傾向にあり、差は広がり続けている。


 上記のグラフは、電通が発表している2015-2017の媒体別広告費の伸び率である。みていただくとわかる通り、雑誌・新聞を足しても、この2つの2017年度の広告費の割合は、全体の約10%しかない。

言い換えれば、お客さんがあるサービスを購入するとき、紙媒体をきっかけに買う人は10人に1人しかいないという事である。

 それに対して、ネットやプロモーションメディアは約55%を占めている。

この差がさらに開くことは間違いない。

となると、どちらに時間とコストをさくべきかは、言うまでもない。

さらに言うと、紙媒体を利用する際、掲載料やタイアップ料の他に、材料費がかかる。フライヤーを1枚刷るのだって、長期でみれば大きなコストである。


 自分は、PTとして独立してからジムを開いて今に至るまで、1円、1秒足りとも紙媒体の広告に、お金や時間を割いたことはない。


同じお金や時間をかけるなら、期待値は高い方がいい。当たり前のことである。

 特に自分の場合、メインターゲットは20代後半から40代の女性。ここに向けて情報を発信するのに紙媒体のメリットはほとんどない。


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