学校では教えてくれない

【学校では教えてくれない”稼げる”パーソナルトレーナー論】 Vol.3 うまく差別化ができない時の、売れるサービスの作り方。経営のカギ!!リピート率はこうやって上げる.


Vol.3 うまく差別化ができない時の、売れるサービスの作り方。経営のカギ!!リピート率はこうやって上げる.



1.イントロダクション 〜”能”から学ぶ、マーケティング視点〜


 Vol.1,Vol.2と具体的な集客方法(SNSマーケティング)についてご説明させていただいた。今回のイントロダクションでは、どの集客方法を用いるにしても絶対におさえておかなければいけない”視点”についてお話ししようと思う。


 みなさんは、日本の伝統芸能、”能”についてご存知だろうか。


 室町時代に一時代を築いた能役者、世阿弥が記したとされる、「花伝書」には、秀でた能役者には、3つの”見”(視点)が必要だと書かれている。


(1) 我見

舞台からお客さんの方を見る視点。


(2) 離見

自分がどう見られているか。お客さん側から自分を見る視点。


(3) 離見の見

我見・離見を俯瞰して、天から見る第三者視点。

 

 この考えはビジネスに応用でき、自分のサービス、プロダクトに主観を置いた時の、マーケティング戦略には必要不可欠である。

当たり前に聞こえるかもしれないが、意外と、多くの人は、我見と離見までにしか意識が及んでいない。これが、失敗するビジネスの典型例とも言える。

 既に、自分のサービスを受けてくれている人、自分のプロダクトを手にとってくれている人は、そもそも関心と興味がある。

 大事なのは、自分のプロダクトを手にとってくれたお客さんの前を、通りがかった第三者が見てどう思うか。


 羨ましいと思うのか、自分も欲しいと思うのか、高すぎると思うのか、騙されているなと思うのか、そもそも見てもくれないのか。

 このファーストインプレッションこそが、ビジネスの勝ち負けを決めると言っても過言ではない。


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