医療従事者への第一歩:救急救命士編②

無事に入学試験に合格(誰でも合格できる笑)し、救急救命士の専門学校へ進学!
高校生の頃の気持ちを忘れられない私は授業中は寝てばかり。
授業が終わる頃に起きて、新たな仲間たちと遊ぶに出る。
そんな生活を送っていました。
そのため、テストに合格できるはずもなく、高校時代同様赤点のオンパレード。
どうせ追試で合格できるでしょと安易な考えを持っていましたが
命を救うための救急救命士を養成する学校がそんな簡単に合格させるわけもなく
遊んでいた仲間たちと一緒に“留年”が決定。
ここで人生初めての”挫折”と“医療者になる”ことの
覚悟と現実を思い知らされることとなる。

両親と相談し、もう一度1年生からチャレンジすることを決意。
私の唯一の自慢というか、モットーとして
幼稚園の年少さんから、現在まで学校・職場と休んだことがない。
どんな時でも必ず行く。
それだけは絶対だったので、恩師からも結構可愛がってもらっていた。
そして、一緒に遊んでいた仲間たちも一緒に1年生から再チャレンジだったため
留年してもしていない感じで学校生活を送れた。

そこからは、気持ち新たに人生で初めての勉強の日々。
2年間勉強と遊びを両立させ、見事に救急救命士の国家試験合格。
初めて勉強に取り組み、国家試験に挑み合格となった。
ここで初めて“自分はやればできる”と思い知った。

救急救命士の実習の中で病院の救命救急センターでの実習がある。
そこは救急車に乗っている救急救命士が患者を搬送する場所。
そこでの実習を通して、救命救急センターへの憧れを抱いた。
ドクターヘリやドクターカー、災害時に政府より派遣されるDMATチーム
そんな様々なものを実習を通して間近に感じ、そんな仕事をしたい、そんな人になりたいという憧れを抱いたのである。

しかし、救急救命士の活動の場は、消防の救急隊としての現場活動となるため
院内で働くことはできない。
そこで初めて看護師の道を考え始めたのである。
高校生の当時、看護師も道も一瞬考えたが、看護学校に入るには成績が全く足りないため、諦めていた。

救急救命士の国家試験に合格し自信がついた私は、やればできるの精神で看護学校入学を目指すことになる。
そこで新たな問題発生!
看護学校の入学試験は勉強したことのない、国語、数学、英語。
3つの大きな壁が、私の前に立ちはだかったのである。
自力で勉強するのは困難であり、23歳にもなって、まさかの中学生が通うような塾に入り、国語、数学、英語の勉強を始めた。笑
因数分解?何それ状態であったが、数ヶ月必死に勉強し筆記試験をなんとかパス。
面接では、想いを熱く語り、見事看護学校合格。

人間本気になればなんでもできる。胸を張ってそれを言える気がした。

次回、医療従事者への道:看護師編!乞うご期待!!!