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個人のパーパスが求められる時代になる
こんにちは、次世代キャリア研究所です。
みなさんは、パーパスという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
英語を直訳すると「目的」という意味ですが、ビジネスでは「自社は何のために存在するのか」と捉えられています。
近年ではそのパーパスを明確にすることで、自社を社内外にアピールする動きが活発になってきています。
有名な企業では、ソニーやP&G、ユニリーバなどがパーパスを掲げ、自社の存在意義を明確化し、それに沿った事業運営をしています。
ハーバードビジネスレビューでは、以下のように記載されています。
”「なぜ自社がこの事業を行うのか」を全従業員がしっかり再認識することで、自社だからこそ可能な価値、差別化された商品・サービスが創造されるのです。(中略)企業競争力の源泉となるリソース(経営資源)を自社に呼び込むために、パーパスが不可欠であると論じています。特に、人材の流動化が高まる中、逸材を惹きつけ続けるため、自社の存在意義を明確にして、社内外にアピールすることが重要です。つまり、パーパスは競争戦略と考えられます。”
企業の人材獲得、商品開発等のための競争戦略と考えられているようですね。
近年はSDGsの波もあり、企業にとっては地球環境に配慮した活動が求められるようになってきました。
消費者の手に直接届くような商品だけではなく、インターネット企業や商社でもその流れが加速しています。
こうした流れはどこから来ているかというと、ミレニアル世代(1980年代~2000年代初頭に生まれた世代)が社会の中核を担うようになり、経営戦略や施策の立案では、その動向を考慮することが重要になっています。各種の調査によれば、この世代は相対的に、社会貢献の意識が高く、仕事選びでは、社会の役に立つという点を重視するためです。
個人のパーパスとは
逆にいうと、各個人が企業を選ぶ際に自分のパーパス(存在意義)を持っていなければ、選べない、ましてや企業から選ばれない人材になってしまうのではないでしょうか。
パーパスと表現するとやや大げさになってしまいますが、自分がやりたいこと、成し遂げたいこと、と言い換えることができるでしょう。そういったやりたいことを明確にすることで、企業選びの軸が明確になり、キャリアにも生かせるのではと思います。
各企業のパーパスに共感できる部分が多ければ多いほど(企業と個人のパーパスが重なる部分が多いほど)、個人としての活躍できる幅が広がり、またモチベーションにも繋がります。
これからの働き方は、一つの企業に属して定年まで働くものではなく、
「パーパスに共感する企業を自ら選び、自分のパーパスの移ろいと共に転職をする」といった働き方になるように私は思います。
終わりに
最後まで読んでくださりありがとうございました。
パーパスについて、ぜひあなたの意見も聞かせてください。
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