Brooklyn の『藤』
私のボーイフレンドは、(もうかれこれ、お付き合いをして7年近くになるので、今となっては、お互いにとって、パートナーの様な感じです・・・)
New York 5 Boroughs (ニューヨーク市の5区)の中の、ブルックリンというところに住んでいます。もうすこし、詳しい場所は、Carroll Garden (キャロルガーデン)と呼ばれる地域です。
私のアパートのある、Manhattan の Chelsea (チェルシー)から、地下鉄、E線と、 F線を乗り継いで、40分くらいの距離です。
普段は、週末に私が、バンビという名の、チワワ雑種犬(女子、推定13歳)を連れて彼の元へ行くか、彼がマンハッタンに出てくるかという感じです。それぞれ、自分達の生活があるので、やはり長期の滞在は、少々不便です。
特に、昨年パンデミックが始まってからは、やはり行き交う回数もだいぶ減っていました。
今週は、幾つかの事情が重なり、1週間という、長期ブルックリン滞在となりました。
話が横道にそれて、すいません。Brooklyn の「藤」についてでした。
ゆっくりとした滞在で、朝の犬の散歩も、街角を散策しながらのんびりと。昨日の朝も、そんなゆったり気分でした。
急ぐ事もなく、バンビの行くままに歩いていたら、標識にもある様に、"Dead End" = 「行き止まり」の路地に入っていました。
そして、目の前に広がる、「藤」の花々。
この行き止まりの奥は、地下鉄F線が、地上にで初めて、通って行く線路に、なっています。
写真の通りの、どんよりとしたお天気でした。でも、見上げる空の下に広がる、綿菓子の様な「うろこ雲」の白色と、薄紫色との調和が、優しくて、清らかに見えた。(技術不足で、その色の調和を、上手くお伝え出来ず、残念です。)
それに、硬い金網と、そこを力強くはって行く、柔軟な藤のツルとで、描かれている自然の図が、なんとも魅力的でした。
ひと房ひと房に、たくさんの花が咲き揃い、細長く垂れ下がっている。
ふと、自分のアパートのある、Chelsea にある「藤」を、思った。偶然にも、昨日、5月4日(火)に、 Manhattan の『藤』と題して、写真投稿したばかりでした。
写真を比べてみると、Brooklynの花の方が、少し濃い色に見え、葉っぱの形も色も、違っていました。
もちろん、「藤」にも品種は色々あるので、当然の事。
ただ、日本にいた時に、「藤棚」としてではなく、こんなふうに自然に、しかも豪華に咲く「藤」を身近に2度も見たことがあったかな・・・?と、思ったのです。
「藤」の花を愛でながら、ゆっくりと時間の過ぎていくのを感じた、Brooklyn での朝でした。