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#89 運の方程式を読んで

こんにちは。神戸の結婚式場でマーケティング部に所属しているこーへいです。
今回は「運の方程式を読んで」について書く、久々の読書回!元新規No.1ボーイに薦められた本なので面白いことは知っていましたが、内容も今まで読んだことのない内容だったのでnoteに書きます。

それでは深掘りしていきましょう!
(約2,700文字 / 5分で読めます)

※本の要約ではなく、私が読んで感じたことをまとめていきます

・「運」は偶然でしか手に入れられないのか?

これまで「あの人は運がいい」と聞くと、今まで良い行いをしてきたからと思っていましたが、この本では「運」は自分の行動・考え方でスキルとして引き上げることができる、と書いています。

しかも抽象的な内容ではなく、成功者のアンケートや検証した結果の論文や研究内容を基に書いてあるので具体的に行動しやすい。さらに各章のスキルを身につけるトレーニング法もあるので、今からでも遅くありません。

で、引き寄せるスキルもきちんと言語化して公式にしています。

それが

幸運=(行動 × 多様 + 察知)× 回復
運の方程式より

です。
公式だけみると難しく思うかもしれませんが、この公式を意識せず実践している人も多いはずです。現に私もある章の考え方が似ているもしくはトレーニングを日頃実践していました。ではこの公式の中で特に私が印象に思ったことを書いていきます。

・行動 × 多様性

では最初の公式の「行動 ×  多様性」ですが、まとめると良い偶然の発生率を上げる、ということです。運から自分へ訪れることはないので、いかに自分が行動して発生率を上げていく必要があります。ではどうしたら上がるのかというと、好奇心を持つことです。

例えばになることはなんでも調べたり、詳しい人に会いに行くなど行動していくこと(行動)と、常識や決めつけなどのあらゆる制限をかけないこと(多様性)を伸ばしていきます。そうすることで思わぬアイデアが生まれたり、人のご縁で新しい仕事が舞い込んでくるかもしれません。

ここまで読んで自分の周りを振り返ると、興味があることはとことん調べて実践している人はどんどん成功しています。特に元新規No.1ボーイはその代表ですね。また好奇心を向ける対象に優先順をつけるなら、予期せぬ幸運を運んでくれる「」が一番になります。確かに仕事でも興味がある人に話しかけてみると、そこから新しい仕事が始まる、なんてこともありますからね。

ただ色んなことに手を出すだけでは限界があります。天才は「幅広い実験と一点集中」を意識しています。つまり調べたいことは幅広く調べて、正解に近いもの(もしくはより興味があるもの)が絞れたら全てをそこに集中します。そうすることで今まで調べたことが繋がりだし、ホットストリーク(人生の確変状態)に入ります。いつまでも幅広く調べるではなくここを意識しましょう。

・察知

次の「察知」は幸運に気づく力です。どれだけ行動しても舞い降りてきた幸運に気づかなければ意味がありません。その「察知」を鍛えるために必要なことは問いを作る力、つまり質問力です。しかもただ質問するだけではなくメタ認知を刺激する質問(良質な問い)をすることが大切です。
※メタ認知・・・自分の行動をひとつ上のステージから見る思考

良質な問いができるようになると問いが問いを生む体験ができ、新しいアイデアに気づくことができます。

この章を読んでいると普段から良質な問いは意識をしているな、と思いました。以前書いた「後輩プランナーから学ぶ努力量の話」は私が気になることを質問を続けたからこそ聞けた話でした。ただ本書を読むまでは意識していなかったため、メタ認知まで意識して聞くことができればより察知力を鍛えることができます。

こちらのnoteももし興味があればご覧ください。

・回復

さてここまで運に気づく力を身につけましたが、当然その逆の不運に出会う確率も残念ながら上がってしまいます。こればかりは仕方ありませんので、そこから立ち直るもしくは失敗を糧にする力も運を引き寄せるために必要なスキルです。本書でも失敗からの回復力は長期的な成功の大前提とも書いています。

その回復力を身につけるトレーニング「科学者マインド」は全員やるべき、と明言していいほどの内容でした。このトレーニングは失敗はただのデータポイントと捉え「新しくデータを手に入れることができた」と思う心構えを鍛えます。本書の言葉を借りるなら「世界は壮大な実験室」だと思うことです。

大事なのは仮説検証を繰り返し、(行動 × 多様性 + 察知)を鍛えて運を引き寄せることなので、すぐ失敗に落ち込んでしまう人はぜひこのトレーニング方法を試してみてください。ちなみに「失敗してもいいや」と開き直るのはではなく(行動 × 多様性 + 察知)の結果で不運にあったときですのでそこはお忘れなく。

・最後に

本書の終章にある「別のゲームを始める」について話して終わろうと思います。本書の例えで同じゲームをこなしていると成功パターンはわかっているのですが、そこから何度もやっていると飽きてきますし成長はありません。また先に初めている先輩プレイヤーには当然追いつくこともできません。それぐらい同じことを繰り返し続けることは修羅の道なので、別のゲームを始めることがおすすめとのこと。

ではこの「別のゲーム」とは何か?ということですが、全く別のことを考えることです。みなさんも普段仕事で単純作業をしていたり、散歩やシャワーを浴びているときにふとアイデアや面白い考えが浮かぶことってありませんか?(私はお風呂掃除の時によく思い付きます)このように目の前の作業と関係ない無益な思考が脳内に浮かぶ状態を「心の迷走」といいます。

これは自分の心に眠る可能性を引き出す作業なので、意識して伸ばすことができません。ただ質の高いアイデアの約20%は心の迷走で起きたことと言われているので伸ばしたいですよね。そのトレーニング方法もあるので公式のトレーニングを覚えたらぜひ実践してみてください。

気づけば2,800文字近く書いていましたが、それぐらいこれからの人生で役立つ内容だったと思います。もちろんいきなり全てをこなすことはできないため、行動 × 多様性から始めてみてください。


最後までお読みいただきありがとうございます!
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それでは!

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私についてはこちらのnoteをご覧ください。

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