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#35 暖かい雰囲気をつくる日直の技

今日は久しぶりに全員が揃った。やはり34人が揃ってやっとクラスだなぁと言う感じがする。誰1人としてかけてはいけないのだと改めて思った。
昨日は久しぶりに登校した子が日直だった。いきなりで厳しいかなと思い「日直やる?明日にする?」と聞いたが、今日やってもいいよと前向きな返事。この子の4月を知っているからわかるが、本当に成長した。
素敵だったのは、彼の注意の仕方だ。あまり注意と言う言葉を使いたくないが、昨日の彼の注意(声かけ)は、柔らかく開いてを嫌な気分にさせないものだった「本読みたいのわかるけど…」と言う前置きや「〇〇さん、折り紙やめよう」と優しい言い方。しかも、文字では伝わらない、笑顔や言葉の声の柔らかさで、注意された人が「なんだよ、もう」と嫌な気分にならないような言い方ができていた。すぐに聞いてくれなくても、我慢強く「待つ」ということもできていた。見事である。
本当は日直が待つことなく、スムーズに始められた方が良い。しかし昨日のような柔らかい言い方や待つ言う技はクラス全体の雰囲気を暖かくしてくれる。厳しい注意の言葉が飛び交う教室は、心の体力が冷えていく。しかし、同じ目的の言葉かけでも、言い方や伝え方、声の使い方を変えるだけで、こんなにも暖かい雰囲気になるのだと感心させられた。
そして何より、彼の成長に感動した。

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