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バンコクのインド人が作るサモサが安すぎ

 バンコク都内スリウォン通りの知り合いの会社を訪れ、ちょっとした理由で会社建物の裏を、その知り合いと一緒に歩くことになった。30年近く前から知っている会社で、インド人が多い地区だとは聞いていたが界隈を歩いたのは今日初めてで、思っていたよりインド人が行き来していた。ちなみにバンコクのインド人街は、中華街と接した地区に広がる。

 通りがかった細い路地でインドのサモサを売る店というか屋台があった。知り合いはこの辺りで長く仕事をしているくせに、「何か不安で一度も買ったことがない」と言っていた。さほど食べたいわけでもなかったが写真は撮りたいなと思い、買ってみることに。どれでも1コ10バーツ(30円ほど)。食パンを半分に切って揚げたサモサも、本来の形の三角のサモサも、丸い揚げパンみたいなサモサも、大きさにかかわらず均一価格で、他人事ながら利益が出るのかと心配になる。

 三角のサモサはタイで「カリーパップ(Curry Puff, กะหรี่พัฟ)」と呼ばれる。売り子も、「これはカリーパップ、これは揚げパン、これの中身は豆」とか説明していて、中身が違うのかと思って3~4種類を100バーツ分買ってみたが、みんなカレー味だった。インド人が作るのだから当たり前かも。ちなみに中身が明らかにカレーならカリーパップだが、三角形に揚げた生地の中身がカレーでない料理は何でも、元の名称のとおり「サモサ(ซาโมซ่า)」と呼んでおけば外さない。

 自宅に戻って食べてみたら、知り合いの不安をよそに、油っこくなく結構な美味さ。3コ食べればそれなりの満腹度で、1食30バーツと考えると何とも安上がり。トウガラシとタマリンドで作った2種類のタレ付き。娘も太りそうと言いつつ、3~4コ食べていた。

何種類かを100バーツ分お任せで選んでもらって袋入れ。2種類のタレ付き。
「撮っていいのはサモサ、私じゃない」。

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