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京都から山中温泉へ 45mmマニュアルレンズ写真日記 2023年11月24日

 朝の京都駅。ぺちゃんこのパンケーキサイズなのと45mmという広角寄りの標準域ということで、気軽に撮影できるレンズ。

 フレアが発生しないギリギリで撮影。このレンズ、逆光のフレアがシアン系に色かぶりするような気がしてならない。

 特急サンダーバードで湖西線を走行中。全国的に秋晴れなのに日本海側の一部は雨ということで、わざわざ雨の紅葉を見に石川県の山中温泉へ。

 JR加賀温泉駅で下りて、路線バスに乗り継いで20~30分、山代温泉を通り過ぎて山中温泉へ。予想どおりの濃い色の景色。古いレンズでもそこそこの色が出る。

 さもありなんのカット。唐傘? 和傘? 道を歩く人の半分は外国人だった。

 20年以上も前に働いていた会社で、「濡れ落ち葉」と陰口を叩かれていた、社長にペコペコの部長を思い出した。

 古いレンズながら、F8以上に絞り込むとそこそこの解像度を得られる。逆に(これまで使っていた)現代の大口径レンズと高画素センサーの組み合わせだと、F8辺りで小絞りボケが心配になってくる。

 濡れ落ち葉がたくさん。いたたまれなくなる。やっぱり晴れた日に来た方が良かったかも。

 京都駅まで戻ってくる。外国人旅行者だらけの構内に、日本人向けの日本語の手書き案内があった。

 宿泊先は岡山。地元のJR東海ではとうの昔に姿を消した113形? 115形?が現役の通勤電車。JR西日本は古い車両を大事に使っている。

 少し待っていれば、国鉄色のやくもが到着することを思い出した。JNR(国鉄)マークも再現されている。この381系もとうとう、来年には引退するらしい。

 岡山駅前を走るチンチン電車。イチョウがもっと育ってくれていると写真も派手になると思う。

今日の制約:Carl Zeiss Tesssar 45mm F2.8 カールツアイスというかコンタックスというか、とにかく伝説のパンケーキレンズ。日本語で「鷹の目」と評されていたが、英語でググってみてもわずかにヒットするだけで、しかも「Eagle's eye」、鷲の目と出てくる。日本人の訳し間違い? 評価に恥じず、確かに軽快な撮影ができる。逆光時のフレアが辛く感じる。

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