「無駄な抵抗」、ただ後退するのみの赤シャツ
陸軍部隊がシーロム交差点のバリケードを破壊、前進を始めた。赤シャツはすでにラーチャダムリ通りを数百メートル後退、サーラシン通りとの三差路に100人程度が潜んでいるのみ。スリングショット、いわゆるパチンコによる石ころ、爆竹、かんしゃく玉を飛ばすだけだったが、それさえも数百メートル先の兵士たちのはるか手前に落ちていく。ロケット花火を飛ばす道具も持ち合わせていたが、それも兵士たちに届く頃には、単なる花火の燃えかすでしかない。
オフィスに置きっぱなしで、ヘルメットがない。寝坊し