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NEWPEACEは、社内に大学をつくります。

NEWPEACEのミッションである「誰もがビジョンを実践できる社会」のために、変化し続ける社会の価値観を学ぶ場が必要だと考え、大学のような学び場を立ち上げます。Visioning academyと名付けました。

早速ですが、12月20日に、記念すべき1講義目を行いますのでご案内をさせてください。(申し込み&詳細はこちらから)

なんのための場所なのか

academyを開講した理由は、大きく2つ。

🚩ミッション、ビジョン、パーパス。最近よく耳にするこれらの言葉が、トレンドで終わることなく、人々の意志や価値観によってアクションが企てられる未来。これはNEWPEACEが目指している世界です。そのために、一人一人が高速で変わりゆく世界に向き合い、新しい価値観や視点を、自発的に学び続けられる場所をつくりたいと考えています。

🚩もうひとつ。元々、そんな社会を目指して、NEWPEACEは "VISIONING" という概念を提唱しています。未来を起点にしたありたい姿(=ビジョン)を描き、それを意志をもって実践し続ける一連のアクション。この "VISIONING" が社会に当たり前に息づく、根付くためには何が必要なのか、どのような思想のアップデートが必要なのか。academyを通じて "VISIONING" をアカデミックな視点からも議論することで、理解を深めていきたいと考えています。

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どんな人たちに参加してほしいのか

大前提として、NEWPEACEメンバーに向けた大学のため、NEWPEACEメンバーや、NEWPEACEに関わってくださる皆さん(プロジェクトのパートナーや、関わってくださる企業の皆さん、インターンのみんな)に知ってほしい、考えてほしいテーマを取り扱います。

ただ、NEWPEACEはこうした未来を考えるにあたって、心掛けていることがひとつあります。そのことについて、NEWPEACEに一人目のリサーチャー("VISIONING"概念化の為の研究と教育を行うことを役割に、Visioning researcherと呼んでいます)であり、今回の講義の企画者の山田佑樹はこう説明しています。

まだ明確に言語化されていない概念、実際のアクションのなかでは価値が生まれているけれども、まだまだ未来の不確実性のなか探求をし続けている行為、そうしたものごとを自分たちのものと閉じ込めず、オープンに探求し開発してゆくのがNEWPEACEのカルチャーの特徴です。

考えるということにあたっては、社員とインターン、社員と業務委託メンバーなどといった区別はなく、またいわゆるクライアント企業の皆様のことも「パートナー企業」と理解し、共に未来の可能性を開拓し、仮説検証してゆく仲間だと認識しているメンバーが集まっています。

VISIONINGも「NEWPEACEの商品」なのではなく、人々の設計行為や連続的なアクションの軸に、「印象」でも「体験」でもなく、個人や作り手、または社会の「意志や価値観」が置かれる考え方や、手法を開発してゆこうという行為全体で産まれかかっているものです。

 "VISIONING®︎"と商標マークがついていることも、専有が目的ではなく、編集権の責任をNEWPEACEが持ち、世の中の中で質や意味が固まるまでは、我々が主体性を持って開発し、守ってゆこうという意志の現れに過ぎません。

社内の大学も、開発の生々しい部分、赤裸々な学びの姿があるかもしれませんが、その過程を公開し、ぜひ関心のある方には VISIONING開発に参加してみて貰いたい。少しでも未来を思考するきっかけにして欲しいという想いで、オープンな場にすることにしました。

VISIONINGにとっても、この行為や概念が、本当に私たちの未来に必要で有効なものなのかを、風当たりの強いところで、時に他流試合を経験しながら考えるということも欠かせないと考えています。

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🙋‍♀️具体的にはこんな人におすすめです

・「もっと勉強しておけばよかった・・・」とたびたび感じている人

・実際のビジネスと経営学者の話を橋渡しさせ、知識を体系的に学んでみたい人

・学部生、院生で、社会実践においてどのような議論がされているか先立って学びたい人

・中長期的にビジネスやキャリアを考える時間がほしいと考えている人

・ビジョンやブランディングといったテーマを、アカデミックな知識を繋げて考えたい人

第1回目講義 / 12月20日(月)の詳細は?

記念すべき第1回目は「新しい市場のつくりかた」著者、経営学者で専修大学経営学部准教授の三宅秀道先生をお呼びして開講します。

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【VISIONING academy Vol.1 概要】
日時 / 2021年12月20日(月)19:00〜21:00
視聴方法 / オンライン(Zoom)
タイムテーブル /  
19:00〜20:00:第1部:三宅秀道先生による講義「新しい市場のつくりかた」

20:00〜20:45:第2部:Visioning リサーチャー(山田佑樹)との対談「経営学から見たビジョンの価値」

三宅秀道先生の著書である『新しい市場のつくりかた』の話を講義形式で学んだのち、経営におけるビジョンの価値をアカデミックな視点から批判し、経営やデザイン/ブランディングにおける「ビジョン」の現在地をひとつでも明らかにする話をする予定です。

講師:三宅 秀道 氏

三宅先生ポートレート

経営学者、専修大学経営学部准教授
1973年生まれ。神戸育ち。1996年早稲田大学商学部卒業。
都市文化研究所、東京都品川区産業振興課などを経て、2007年早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。
東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員、フランス国立社会科学高等研究院学術研究員などを歴任。
専門は、製品開発論、中小・ベンチャー企業論。これまでに大小1000社近くの事業組織を取材・研究。現在、企業・自治体・NPOとも共同で製品開発の調査、コンサルティングにも従事している。

主宰:山田 佑樹(NEWPEACE researcher)

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NEWPEACE Visioning®︎ Firm においてビジョニング・リサーチャー、ビジョニング・プロデューサーを務める。NEWPEACEが提唱している “VISIONING®︎” を概念化するため研究に従事し、ストリートとアカデミアが「明確に分離された上での強固な繋がり」を得るべく、U NEWPEACEを企画。自ら講師を務め、外部研究者との議論・対談や、NEWPEACEメンバーの講義キュレーションを行う他、プロデューサーとしてパートナー企業と伴走する。概念からデザインまで一貫して見ることで、ストリートで生まれた概念を、人類の智と繋げることができるかを見つめ、智が循環する仕組みと、企業価値のアセタイズを行う。前職では多摩美術大学にて、化学メーカーや電鉄会社との産学協同を担い、美術大学全体と企業の長期連携を手がけた実績を持つ。慶應義塾大学にてコンセプトデザイン・美術史学、美学を専攻として組み合わせ、デザイン美学研究を自ら設計し卒業。

アカデミックな議論とビジネス最前線の橋渡しの場をつくることを目的にしています。大学のような講義形式の第一部、アカデミックな議論とベンチャービジネスとの接点をNEWPEACEリサーチャーとディスカッションする第二部、二部構成でお送りします。

参加をご希望の方は https://unewpeace.peatix.com (Peatix)からお申し込みください。

※ベンチャーにおける大学講義レベルの実施と公開という、実験的な取り組みではありますが、深い学びを得ることの価値を適正に取り扱いたいと、
有料配信としております(学生の皆さんには無料で受講頂けます。これもVisioning academy として欠かせない意志のひとつです)。

これからのこと

Visionning academy、これからもワクワクする講義の開講を予定しています。また、ほんとうの大学のように、講義を受ける場所、ふらっと議論を交わせる場所など、つくりたい場所はたくさんあります。academyを皮切りに、University of NEWPEACE (U NEWPEACE)という学びの総合的な体験の場を開発しています。全貌は3月頃に。

ご期待ください!

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