見出し画像

俯瞰して物事を考えすぎるのは愚かなのかもしれない

はじめまして!
長年、俯瞰して物事を考えられるのは頭がいいと思っていた人間です。

あくまで僕個人の話ですが、最近になって
“俯瞰して物事を考えすぎるのはバカなのかもしれない”
と思ったので、なぜそう思ったのかを分かりやすく書いてみたいと思います。

今回はサッカーを例にとります。

僕自身はサッカーの経験はなく、もちろん選手としてピッチに立ったこともありませんが、優れたサッカー選手というのは
ピッチの上の方から“全体の中の自分を見て動く事が出来る
らしいです。

なるほど。
それがサッカーゲームみたいな視点だとすると、それは確かに目の前の事だけにとらわれるより、優れた動きや選択ができそうな気がします。

画像1

↑こうではなく

画像2

↑こういう視点で自分を見て動けるという事ですよね。
いいプレーができる気がするし、賢くないとできない気がします。

...うん。
やっぱり僕はバカでした。
なぜか。

改めてこれを自分の話に置き換えて、次は「味の素スタジアム」を用いて話しますね。

長年、物事を俯瞰して見て、客観的な視点で本質を捉えたいと考えてきたつもりでしたが、僕の場合はこうでした。

スクリーンショット 2020-11-30 23.56.20

まず、これは味の素スタジアムのピッチをGoogleマップ上で最大限アップにした画像です。
サッカーのピッチである事すら分からないし、本当に味の素スタジアムなのか分かりません。
だから僕ももっと俯瞰から、引いて見てみようと思った訳です。
すると、こう見えました。

スクリーンショット 2020-11-30 23.56.31

おぉ〜!!!
確かにピッチだし、今度は全体が表示されて、間違いなく味の素スタジアムだと確信が持てます。
客席まで見る事ができて、大きさや距離感まで分かる気がします。

なんだか高い所から見ると全てが分かったような気になるし、下手すればそれらがちっぽけにすら見えます。

「更に俯瞰して見ればもっと良くわかるかも」
そう思います。

スクリーンショット 2020-11-30 23.56.40

へぇ〜。
周辺にはこんな施設や道路があるんだ。
もっと引いて見たら何が見えるんだろう、そう思いました。

スクリーンショット 2020-11-30 23.56.55

なるほどね。
味の素スタジアムって東京にあるんだ。またひとつ賢くなった気がする。
う〜ん...もっと。もっとだ。

スクリーンショット 2020-12-01 0.03.17

あ〜はいはいはい。
まぁ、そういう事だよね。
東京が日本の中心ってのも分かる気がするなあ。
.......もっとだ。

スクリーンショット 2020-12-01 0.05.00

(笑)

今回これらの画像を検索していて、最終的に地球規模になった時、自分でも盛大に笑ってしまいました。あまりに的確な気がして。

そして自分がこういう視点になってしまっていたと気付いたのは、つい最近の事です。

僕は長年、クソ真面目にこんな視点を兼ね備えようと四苦八苦してきたように思います。
大げさに言うと悟りたいというか、全てを知りたいと願っていました。
だってそれが賢い事だと、優れた事だと信じていたからです。

結果、何が目的だったのかはもう思い出せないようになり、同時に人より優れた視点を獲得したような気分になり、なんならサッカーで勝っただ負けたで争い合う人たちを無意味で滑稽であるとすら考えてしまう思考になり下がっていたと気付きました。

仮に。
今まで僕が培ってきたこの「俯瞰らしき視点」が、風船みたいなもので空へ浮き続ける事で得た結果だとしたら....
そう考えると怖くなりました。
元の場所へ戻ることはこの風船を割る事でしか叶わないから。

そして同時に、この視点にも気が付いたんです。
下にいる人たちからは、こう見えてるかもって。

pic_line06のコピー

心当たりが、ある(笑)!
誰にも求められてないのに、勝手に浮いて行ってた心当たりが(笑)!

このまま誰にも気付かれずに宇宙のチリにはなりたくない。
どのみち風船が割れたら落ちて(?)死ぬんだから、自分で穴を開けてゆっくり降りる努力をしよう。死ぬかもしれないけど。

ようやくこう思えるようになりました。

勇気を持って風船に小さな穴を開け、戻ります。
勝手に一人で上昇し続けた経験は、何かに活かせるような気もするから、改めてnoteに書いていこうと思っています。
今回みたいに写真や図を用いて、できるだけ楽しくシンプルに。

最後に。
今回書きたかったことはなにも「俯瞰することが悪いという事ではありません。

サッカー選手と同じように、目の前の事だけにとらわれるよりかは、ピッチを全体的に見れる視点を兼ね備えた方がいいプレーが出来ることもあるでしょう。

要は、加減の問題だと思うのです。

何のために俯瞰して物事をみようとするのか。
その目的の為の“ちょうどいい俯瞰”はどこなのか。

これは僕自身、これから下降しながら見極めたいなと思います。
そして僕と同じく、浮かびすぎてしまった人の風船に、安全に降りられる程度の穴を開けたいなと、そう思っています。

今回はここまで。
読んでくださってありがとうございました!

ぜひ、フォローもよろしくお願いします!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?