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時には、メンタルのプロに相談してみよう。

8月末で会社を辞めるにあたり、女子の送別会を開いてもらった。
よく笑いよく食べ、楽しい会になった。

後輩女子との想い出話でしみじみ思うのは、「みんな、図太くなったよねー」って。
若いころはいたいけな「子羊」だった子も、いつのまにかアラフォーになって、たくましい「関西のねえちゃん」に成長してた。

最初は、トイレでこっそり泣いてたり、生理がストレスで止まったり、大変だったよね。今はもうすっかりたくましくなって、多少のことでは動じないね。

そんな後輩女子から、口を揃えて言われたのが、
「ミツバチさんは、メンタル強いですよねー」


そうかな・・・?
そう言われたら、確かに有頂天になることもなければ、
深く落ち込むこともなく、だいたい一定のテンションだから
メンタル強いと言えば、強いかも。



・・・・・・と思ったけど、思い出した。
すっかり忘れてたけど、
過去に1回だけあった。

わたしが30代の頃の出来事だ。
スタッフ職のわたしは、
相性の良くない営業Nさんに
欠席裁判のような仕打ちをされ、担当を外された。
わたしの上司は、Nさんのルール破りで、
理不尽な言いがかりだと重々承知していたが、
自分の部下を守ってはくれなかった。

しかも、しばらくはNさんの仕事を
2か月ほどハードに続けなきゃいけなくて、
ほんとにつらかった。

この仕事、放りだしてしまいたい。
そう思って、虚ろな気持ちで仕事をしていたら、
ふと思い出した。
「こんな時こそ、会社のメンタル相談の出番では?」
「プロに聞いてもらおう!」

会社から配られた電話相談カードから
「ヘルスケア・カウンセリング」の予約をした。

カウンセラーは優しそうな40代の女性で、
ビルの小さな部屋に通された。
畳の部屋のコタツに入って、悩んでいる状況を話し出すと、
ダーっと涙があふれて止まらない。
涙をぬぐいティッシュで鼻をかみながら、聞いてもらう。

カウンセラーさんは、全力でわたしの話を聞いてくれた。
全部で20-25分くらい。
すべて話し終わると、「それはつらいですね。不平等なことがつらいんですね。」と言ってくれた。


それだけで、気持ちがスーッと楽になった。
プロのチカラって、すごい。
真剣に話を聞いてもらうだけで、
ほんとに救われる。


次の予約も取ったけど、結局1回だけでスッキリして
予約はキャンセルした。
Nさんとの仕事も、淡々とこなして無事に終わった。
(数年後に聞いた話では、Nさんはその後も他のスタッフに同じようなことをしていたようだ。同じ苦労をした人が他にもいたなら、経験者として慰めてあげたかった・・・。)


職場を去るにあたって、後輩ちゃんに最後に伝えたいことは、これだな。

つらいときは、プロに頼った方がいいよ。


後輩ちゃんたち逞しくなったけど、
時々ストレスでめまいがしたり、
むやみに怒りっぽくなったり、
めちゃくちゃな買い物してるのを知ってるぞ。

この間の送別会で言い忘れてたけど、
最終日までに明るく伝えておきたいな。

先輩から愛をこめて。

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