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『年末年始の財布の紐の緩みっぷり』

・昔も今も、クリスマスごろから始まる財布の緩む感じが好きだ。

・昔は親が、今は奥さんが、年末年始に買い物に行くといつもより無駄なものを買うのを見逃してくれる。

・いつもより上のグレードのモノを買うのをなんとなく見逃してくれる。

・例えば今日は無印で、ちょっとおしゃれなカレーとかパスタソースとかをこっそりカゴに放り込んでも怒られなかった。

・ブックオフで文庫本を10冊買っても叱られなかった。(いつもは買った事実自体を隠蔽している)

・なんか押し入れに古着が沢山増えているのがバレたけど思ったより怒られなかった。

・街の雰囲気に、パーティー感に、気分がみんな浮かれるのだ。

・この雰囲気が昔からたまらなく好きだ。きっと多くの人がそうだろう。

・普段、あまり贅沢をしないからこその喜びだと思う。

・ということは、お金持ちになったらこの感覚は薄れるのだろうか?

・だとしたら、それは寂しいことだと思った。

・お金はあるにこしたことはないが、この気分の高揚は失くしたくない。

・お金があっても、下手に生活レベルを変えず、質素に暮らすことができる精神力があれば大丈夫なのだろうけど、その自信はあまりない。

・財布の紐が緩む時、誰もが「しょうがないなあ」と思いながら、どこか幸せな表情をしている。

・その景色を忘れたくない。

・心配するな。そんな簡単にお金持ちにはなれない。

(end)

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