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「形而上学のすゝめ」誌上レクチャー|第1回

かつてアリストテレスが説いたように「形の上」の世界=見えていない世界にこそ、この世界の真実があります。あらゆる哲学・科学・思想の根幹であり、真の叡智。「形而上学」を本気で知りたい人のための誌上白熱レクチャー、始まります!

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時代が変わっても永遠に変わらない普遍の教え

「私とは何か」「宇宙とは何か」「死んだらどうなるの?」「世界はどうしたら変わるの?」…。

古今東西において、これらの疑問に答えようと人々は道を探り続けてきました。

時にそれは、量子の世界を探求する科学となり、人間を定義しようとする哲学となり、神に答えを求める宗教となり、システムを作り出そうとする政治となりました。

しかし、科学が全ての答えを持っているでしょうか? スピリチュアル思想に答えはあるでしょうか? 政治が答えを提示したでしょうか?

根源的ともいえるこれらの問いに、はっきりと答えられるもの。それが「形而上学」です。

「学」とついていますが、いわゆる「学問」ではありません。言うなれば、これは宇宙を司る真理であり、法則です。永遠性と銀河という、最も普遍的なものに根差した叡智です。

どんな教育や概念よりも前に、世界を作り出している「真理」を知ること。それこそが、本当の「学び」だと私たちは考えます。

時代が変わっても永遠に変わらない普遍的な教えこそが、本当に知りたいことではないでしょうか。

そこで! 

「新時代の学びとは」をテーマにする「NEW LIFE」vol.3から満を辞して、「形而上学」を身近に感じていただくための新プロジェクトが始まります!

耳慣れない「形而上学」を、あなたの日々に密接なものとして理解するための誌上レクチャー。8000年に渡って、形而上学を伝え続ける秘教学校・モダンミステリースクールで、現在学びを共にするメンバーが、Q&A形式でお伝えしていきます。

…とはいえ、実は、これを読んですぐにわかった!というような内容ではないかもしれません。

「形而上学」とは、論理として納得できるものであるのと同時に、自分がそれを体現して生きていくことで、初めて理解ができるものだからです。永遠と銀河を生きる!というベースがあって、本当に腑に落ちることができる。その最初の一歩は、入門編の「アデプトプログラム」から始まります。

それでも、誰もが望む「自分らしく生きていきたい」という思いへのヒントは、ここからやってくるでしょう!

普段なかなか見ることのないミステリースクールの秘密の授業の“のぞき見”

さあ、「形而上学のすゝめ」、始まります!!


「形而上学のすゝめ」登場人物紹介

誌上レクチャー形式でお届けするこの企画。形而上学を世界中で教え広めている講師と、日々それを学んでいる生徒とが登場します。ちょっとした緊張感とユーモアと、計り知れない叡智に触れるワクワク感。あなたもこの中の1人として、参加しているつもりでご覧ください…!

◆講師◆
モダンミステリースクール校長・イプシスマス 中込英人

世界中で形而上学を教え伝えるメタフィジックス・ティーチャー。幼少期より空手の天才少年と称され、大山倍達氏のもとで内弟子として研鑽を積んだ武道家でもあり、15歳で渡米した後、飲食店経営などで成功を収める。また、武道の実力を買われ、ダライ・ラマ14世のボディガードを担当。ダライ・ラマ14世から「スピリチュアルな道を人に説くもの」と称されたことをきっかけに、密教の学びを始める。密教行者として厳しい修行を積んだのち、30代で一時帰国。ミステリースクールおよび形而上学の学びと出会い、以降、スクールの拡大に全精力を傾け、2017年に最高峰の魔術師である「イプシスマス」の称号を得る。形而上学をわかりやすく、ユーモアを交え伝えるクラスは、国や文化を問わず常に笑いと活気に満ちている。
著書『支配者(エリート)が独占してきた成功の秘笈』『MAX瞑想システム™️ー脳を鍛え可能性を引き出す究極の成功メソッドー』

◆進行ナビゲーター◆
シンシア・ロヒ

元経営コンサルタント。25年以上企業のコンサルタントとして大企業から中小企業まで携わり、多くの組織に活力を与える。専門はセルフエスティーム(自己価値)を高めること。組織もチームも個人もパフォーマンスが上がるというテーマで年間100社以上、延べ5万人以上と接する。その過程で形而上学とモダンミステリースクールに出会い、現在は行列のできる人気ヒーラーに。企業が生き抜くために必要なものは真の叡智である、という観点からも形而上学の普及に努めている。

◆生徒◆
モダンミステリースクールにて形而上学を学ぶ生徒たち。本企画ではまっさらな気持ちで、改めて形而上学と向き合う。初歩の質問から意地悪な質問まで、とことんぶつけます!

YOKO(左)
東大法学部卒の異色のスピリチュアルカウンセラー。「人間がつくった法律を勉強してきました。人間がつくったものではないルールを学びたいと思って参加しました」

まどか(右)
アフター6充実OLからヒーラーへと転身。「会社と家の往復の毎日に疑問を持っていました。素敵な人たちを見ると、もっと自分の人生も何かできるんじゃないかと思っています」

ひろのぶ(左)
「普通が嫌」で、大学を中退。現在はウェブディレクター&ヒーラーとして活躍。「目に見えない世界にずっと興味があります。目に見えない世界と関係ない生活もしていますが、目に見えない世界にこそ鍵があるような気がしています」

宏枝(右)
IT企業の役員・CFOを経て、ヒーラーに。「社会において仕事をする上で、本当にしたいことは何なのか、人生において自分が役に立てることは何なのか、それをもっと内側から引き出したいという思いで今日は参加しました」


第1回 「形而上学ってなんですか?」

まどか:ものすごくそもそもの質問なんですけど、“形而上学”ってなんですか?

中込氏:まずこれは、英語で考えるとわかりやすいです。英語では、メタ・フィジカル・サイエンスと言います。“metaphysical science”。

フィジックス(physics)というのは「物質」、目に見える世界のことです。そしてメタ(meta)は接頭詞、「〜の上の」という意味です。つまり、物質の上に存在する科学というのが形而上学の定義です。逆に、目に見える世界(physics)は形而下学ですね。

形而上学は物質の上に存在する、目に見えない世界の話であり、この目に見えない世界が元型となって、目に見える世界に影響をもたらしています。目に見える物質の世界は、ずっと形を変えません。しかし目に見えない世界では常に同じと言うことはあり得ず、形を変え続けている。つまり、「常」がない、「無常」の世界を指しています。

まどか:いつごろから始まったものなのでしょう?

中込氏:いつから始まったというものではないのですが、古代ギリシャでとても大きく発展しました。アリストテレスやプラトンといった哲人が、形而上学についてはっきり語っています。


形而上学は“knowable”=理解できる!

シンシア:たとえば宗教や科学、哲学とは、一体何が違うのでしょうか。

中込氏:哲学や宗教は、基本的に主観の問題であったりします。さらに宗教に関しては、信じることが必要です。

一方で、形而下の物理学、科学の世界では信じることを否定しています。それよりも実験によって証明されなければいけない。ですから、物理的な形而下の世界で形而上を証明するのは非常に困難です。なぜなら形而上の世界は目に見えないことを扱っているからです。

現代は、量子力学等々が発達してきて、科学がかなり近いところまで迫っているのが現実ですが、実際に目に見えるすべてを証明するには至っていません。ましてや目に見えないものは…というところでしょう。

シンシア:目に見えない世界とスピリチュアリティと、すべてひとつに括られてしまうことが多いのですが、形而上学とスピリチュアリティは別ですよね。いわゆるスピリチュアルと形而上学の違いはなんですか?

中込氏:一般にスピリチュアリティというと、哲学と宗教と、それから不思議なことやラッキーなこと、たとえば占いのような世界のことをスピリチュアルと呼んでいますね。これらは、全く証明ができないもので、信じるか信じないかの世界になっています。

メタフィジックスが根本的に違うところは、ノウアブル(knowable)であるということ。つまり、理解できるということです

宏枝:ノウアブル…? 英語だとわかりづらくて、その辺りもう少し詳しく教えてください!

中込氏:我々は思考の枠組みというものを持っています。この思考の枠組みがどこから来たのかというと、これは、主にフィジックス(物質の世界)からです。学校教育によって形而下学をしっかりと学んで、それによって自動的に、「あ、これは正しい」、「正しくない」という感じで作り上げています。

ところが占いとか、運気を上げるとかになると、そのような理解とは関係なく、雰囲気だけになります。理解することより信じるかどうかなんですね。

メタフィジックスが占いと違うところは、数千年の昔から人類が培ってきた叡智が詰まっていて、それは学び取ることができるし、別に信じる必要もない。いつでも説明ができるし、それをあいまいな形ではなくて、人生に応用することができる。これが、一般的に考えられているスピリチュアルと形而上学の違いです

シンシア:なるほど。そうすると、物理学や科学もノウアブルということですね。とはいえ、形而上学と違う点は、学校教育によって、正解という思考の枠組みが作り上げられた。しかし、形而上学の場合は、学校教育のような思考の枠組みで作られたものではなく、最初からあるということですね。

中込氏:その通りです! さらに言えば、スピリチュアリティは信じることがベースにあるけれど、形而上学は信じなくても‘ある’ということですね。


思考の枠を超えるためのもの

YOKO:では、形而上学と私たちの生活には、どんな関係がありますか?

中込氏:まず第一に、今、自分が考えている思考の枠組みがありますね。

ちょっとややこしくなりますが、考えてみましょう。
今、自分が考えている思考の枠組みよりも、大きなことができるかっていうと、それはなかなか難しいです。よくあの人は立派な人だとか、あの子は有名人だから違うって言いますけれども、それぞれが持っている思考のパターンがあるわけですよね。庶民的だとか、セレブだとか、いろんな形があるわけですが、どんな人でも自分が持つパターンの中で生きていることには変わりない。

ですが、その思考の仕組みを知ることによって、自分が生きている人生のパターンを超えたものを思い描き、創造することができるようになります。だから、鳶が鷹を生むような奇跡を実際に起こすことができる。

まどか:そうすると、形而上学というのは、今、私たちが思っている概念の枠組みの外の意識に向かうために必要なもので、一般的な宗教やスピリチュアルや哲学とは一線を画するもの。形而上学でないと、枠組みを超えることはできない、ということ…ですか?

中込氏:はい。そうですね。ただ、一つだけ明確にしなければいけないのは、信じることを必要としていないという点ですね。

今の思考の枠組みを超えるために必要なものだ!といって、宗教などもあるわけです。大きい神の叡智に繋がりましょう、とかね。でも、宗教では、しばしば、神はこう言ってる、仏典に書いてあるから、聖書に書いてあるから、コーランに書いてあるから、こうだ、と信じることが必要とされます。その結果として、自分では納得していないことも信じ込まなくてはいけないし、時に罰せられることもあります。

それに対して、形而上学は、信じることを必要としていないという点を付け加えておきましょう。

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ここから話はさらに広がり、深まっていきます。
第2回も、どうぞお楽しみに…!


もっともっと理解したい!と思う方は、形而上学入門である「アデプトプログラム」の受講をお勧めします。永遠と銀河というベースに一歩踏み出してみませんか?




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