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連載小説|ユニバーサル・カバラの物語

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人類最古の叡智・カバラをベースに「真実の生き方」という壮大なテーマを小説形式でお届けする、モダンミステリースクールならではの連載! 人生というミステリー劇場へようこそ。
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#形而上学

カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #10「戦いには勝ったけれど」 |小説 ユニバー…

ぼくは一流の人間をめざしてお金持ちになったけれど、今のぼくが一流だとはとても言いがたい。…

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2年前
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カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #9「お金持ちではない一流人」 |小説 ユニバー…

南の国から帰ってきたぼくは非営利団体への寄付をやめた。社会的に立派な立場にいる団長はとん…

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2年前
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カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #8「高貴すぎる男」 |小説 ユニバーサル・カバ…

ゴミ収集車の男は古いアパートメントに入っていく。エレベーターはなく、石の階段を四階まで登…

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2年前
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カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #7「高級専門店の出会い」 |小説 ユニバーサル…

石畳の道が残る古い街並み。朝早く、タイヤをガタゴトと軋ませながらゴミ収集車がアパートメン…

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2年前
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カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #6「思いがけないもてなし」 |小説 ユニバーサ…

非営利団体の団長の態度に怒ったぼくは怒りに任せて電話を叩き切った。ぼくの隣では一日中ぼく…

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3年前

カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #5「真相究明のための追跡」 |小説 ユニバーサ…

ぼくは毎月高額のお金を非営利団体に寄付している。そのお金で南の国には医療品や食料品が届け…

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3年前
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カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #4「豪奢な生活のほころび」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第五章

ぼくは一流の証としてプライベートジェット機を買った。せっかくなので仲間を連れて南の国に出かける。有名リゾート地のプライベートビーチで遊ぶために。ぼくらは美しい真っ青な海でダイビングをしたり、ジェットスキーをしたり、バーベキューをしたりしてバカンスを満喫する。 ぼくはガールフレンドを伴って買い物に出かける。人気モデルの彼女が旅について来てくれたのは、高価な腕時計を買ってあげると約束したから。ぼくは約束を果たすためにブランドショップが立ち並ぶメインストリートに向かう。腕時計だけ

カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #3 「一流人が集まる社交界」 |小説 ユニバー…

ぼくの生活はどんどん派手になっていく。プライベートだけではなく、予備校にもどんどんお金を…

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3年前
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カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #2「有名になるということ」 |小説 ユニバーサ…

ぼくがお金持ちになるとぼくの周りにはお金持ちが増える。最近、同じことをお金持ちの友達に言…

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3年前
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カバラ物語 第五章 ぼくの善と美 #1「人生の目的を求めて」 |小説 ユニバーサル…

僕は朝早くに目が覚める。冬はまだ暗く、夏はむし暑さの気配が感じられる時刻だ。そしてぼくは…

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3年前
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ぼくの勝利 #4「高学歴の親族」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

父方の祖父が亡くなり親戚があつまった。ぼくの父、父の後妻、腹違いの兄弟も姿を見せる。彼ら…

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3年前
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ぼくの勝利 #3「会社という牢屋」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

ぼくは受験生の教材を販売する会社の専務になった。年上の部下ができる。ぼくのアイデアは面白…

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3年前
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ぼくの勝利 #2「あたらしい船出」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第四章

母国に戻ったぼくは無一文だ。夢の国で成功者になる計画は白紙に戻った。でもぼくの気持ちは清…

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3年前
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ぼくの栄光 #10「15年ぶりの里帰り」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第三章

ぼくは15歳で夢の国にやってきて、15年以上を過ごしてきた。はじめて夢の国の土を踏んだ時は母国に帰らない覚悟だった。ぼくはレストランを経営し、結婚して息子が生まれた。ぼくは夢の国の住人になれたと思った。ところがぼくが掴んだ栄光は一瞬の花火のように消え去った。ぼくの人生は振り出しに戻った。夢の国に船でやってきたぼくは、飛行機で母国に帰ってみることにする。 母国はすっかり様変わりしている。夢の国に負けないような高層ビル群。かつて町のあちこちで見かけたドヤ街や掘立小屋は跡形もない