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連載小説|ユニバーサル・カバラの物語

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人類最古の叡智・カバラをベースに「真実の生き方」という壮大なテーマを小説形式でお届けする、モダンミステリースクールならではの連載! 人生というミステリー劇場へようこそ。
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2021年2月の記事一覧

ぼくの栄光 #4「ボディーガードふたたび」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 …

前に賢者のボディガードを担当したときの担当者から連絡が入る。 「神秘の国から最高位の大聖…

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3年前
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ぼくの栄光 #3「すれ違う思い」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第三章

子供が生まれてぼくはますます脂が乗っている。しかし同じ時期に子供が生まれたチーフとぼくは…

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3年前
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ぼくの栄光 #2「人生最高の感動」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第三章

ぼくはベッドサイドで赤い本に読みふける。赤い本を受け取った時は本には一文字も書かれていな…

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3年前
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ぼくの栄光 #1「老人と栄光」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第三章

白い雪がちらつく冬の海。海岸の向こうには荒野が広がる。からっ風がごうごうと音を立てながら…

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3年前
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ぼくの基盤 #10「結婚」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第二章

レストランの常連客が言う。 「オーナーが好きそうな女を見つけたよ。明日連れてくるから」 …

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3年前
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ぼくの基盤 #9「ボディーガード」  |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第二章

野生の目をした女は知り合いが多い。そのうちの一人がぼくの武道の腕に惚れ込む。彼は、遠い国…

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3年前
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ぼくの基盤 #8「房中術」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第二章

「どうしましたか? 大丈夫ですか?」 ぼくはスポーツカーの窓ガラスを叩く音で目を覚ます。窓ガラス越しに警察官の顔が見える。あたりは夜が明けて白白とした空気が流れている。スポーツカーはガードレールに突っ込んでいて、ボンネットが歪んでいるのが見える。ぼくはロックを外してドアを開ける。 警官が心配そうに言う。 「歩けますか?」 レッカー車がやってきてスポーツカーを引いていく。ぼくは少しずつ記憶を呼び覚ます。ぼくは恋人を三人失った。何もかもが夢のようだ。 ぼくの日常が変わる