上海はロックダウンで「死の街」狂気の沙汰の背後に習近平の焦り

東京より遥かに少ない感染率でも
ロックダウン、苦しむ住民

 中国最大の経済都市・国際都市である上海市では2022年春、党中央指導部の指示でゼロコロナ対策としてロックダウン(都市封鎖)が強行された。ロックダウンは3月28日から上海の大部分で実施され、当初予定では「短期間」とされていたが再三延長され、市内はゴーストタウン状態が延々と続いた。

 市内では住民の外出禁止、マーケットや商店・飲食店・娯楽施設・サービス業・金融業の営業禁止、工場・企業・学校の閉鎖、交通機関の運行中止など都市機能が停止した。多くの病院で医療崩壊が起き、市民には再三にわたるPCR検査が義務付けられた。

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