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【解散見送りは当然】さあ、本格的な政策論争だ えっ、違うの?決着を付ける前に選挙の権力遊びが続く

ああ息子が、カードもトラブル続き
衆院任期はまだ半分以上、煽ったけど…

 とりあえず決戦は遠のいた。国会最終盤の与野党攻防は、立憲民主党が岸田内閣不信任決議案の提出方針を固めたのに対し、衆院解散・総選挙の可能性を問われた岸田文雄首相は、笑みを浮かべながら「情勢をよく見極めたい」と含みを残し、一気に緊迫した。しかし、首相が下した最終判断は「解散見送り」だった。

 岸田首相の頭には、5月の先進国首脳会議(広島サミット)を華々しく仕切った勢いで選挙に突入するという戦略が有力な選択肢としてあったのは間違いない。ところが、足元では政務秘書官を務めていた長男の翔太郎氏の「公私混同」問題が発覚、マイナンバーカードのトラブル続出、公明党との選挙協力協議の物別れ、財源があいまいなまま決定した防衛費の大幅増額や異次元の少子化対策…。いくつもの懸念材料が重なり、決断できなかったようだ。ただ、解散をめぐり思わせぶりな発言をするという権力を弄ぶかのような振る舞い。しかも結果的に解散に踏み切れなかったことで、求心力が低下する恐れもある。

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