新年も波乱含みの国際金融情勢「出口」を急ぐ米国、延ばす日本
米利上げが焦点、仮想通貨は「冬の時代」
激動の2022年が終わろうとしている。2月24日に始まったウクライナ戦争は終わりが見えず、エネルギー・食料市場の混迷が続く。約40年ぶりの高インフレが世界を襲い、米国主導の急激な利上げが金融市場を揺さぶる。コロナ禍も日本では第8波が到来。厳しいゼロコロナ政策に対する中国での抗議デモ拡大も世界経済の新たな波乱要因となってきた。来る23年はどんな年になるだろうか。注目すべき重要テーマを挙げてみたい。