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ある関西人から見た東京観ー⑤城西エリア編

前回↓

エリア区分↓

城西エリア概要

今回、とりあげる城西エリアは、世田谷区、杉並区、中野区、練馬区の四区です。
世田谷区は渋谷と近接しており、渋谷の流れを、中野区は新宿と隣接しており、新宿の流れを感じます。
また、これらのエリアは住宅エリアです。特に世田谷区と練馬区で23区の人口ランキングでは一位、二位です。道が入り組んでいるところも多く特に中野区、杉並区には狭路が多く、世田谷区は起伏に富んでいます。
公園も多く、緑を感じることもできます。

世田谷区

成城学園の住宅街

エリアにもよるとは思いますが、丘陵地に高級な住宅地があるイメージです。
誰かがいっていましたが、「金回りはいいが、怒ると怖い」そんなイメージが結構あう気がします。表向き品のいい方は多い印象はあります。
二子玉川や成城学園など結構端のエリアまで世田谷区です。

東急田園都市沿線

東名高速の東京インターは用賀にあり、自動車交通での関西中京方面からの東京の玄関口といえば、世田谷区です。
一番に世田谷で連想するのはこのエリアです。
あまりに整備されすぎて、ただのオシャレタウンの連接している東急田園都市線沿線も玉川線にあたる区間は割と個性ある繁華街です。そういった意味では二子玉川は世田谷区内では異質かもしれません。朝の時間帯は「楽天」の街と化します。こんな街に住みたいと思いつつも都会の喧騒から逃れることはできません。
三軒茶屋はそこそこの飲み屋街でもありますが、ヤンチャな方は少ない印象です。桜新町はサザエさんの街でも知られています。

小田急沿線

天の川を駆け抜ける小田急線ですが、成城学園前や下北沢など有名な街を駆け抜けます。
成城は成城学園が開発したザ高級住宅地が広がります。経堂は住宅街ですが、駅前商店街が発達しています。
下北沢は京王井の頭線との交通結節点で、言わずと知れた若者の街。三軒茶屋ともそう遠くありません。
ライブハウスや演劇などのサブカルチャーが発達しており、ごちゃごちゃとした商店街が特徴です。夜はヤンチャな方も多い印象です。小田急地下化に伴い、再開発が進んでおり、このような街並みも見納めになるかもしれません。

京王沿線と東急東横大井町線沿線ー南北の端

京王線沿線は世田谷区北端を走っており、千歳烏山や桜上水駅などが世田谷区に入ります。このあたりのエリアはどちらかというと甲州街道も近く、新宿の郊外という雰囲気が強く東京の情のない庶民派エリアという感じです。
東急東横線はほとんどが目黒区と大田区を走り、駅はありませんが、玉川田園調布は世田谷区です。高級住宅地で間違いはありませんが、いい方悪くいうとパチモンの田園調布です。

杉並区

高円寺駅

青梅街道、中央線沿線が特に杉並区を連想するエリアです。西武新宿線や京王井の頭線沿線も杉並区に入るエリアがあります。

杉並三駅

杉並三駅とは大して利用が多くないのに住民との協定により、平日に快速が停まる高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪の三駅のことです。これにより、新宿以西の中央線快速は大久保、東中野の2駅しか通過しない状態となっています。こうなってしまったのには色々経緯があるみたいなので、調べてみてください。
このエリアは再開発はほとんどされておらず昭和の街並みが残っているエリアで個性が強いです。
・西荻窪
西荻窪は高級住宅地が広がるエリアで、品のいい方が多い印象です。
・阿佐ヶ谷
阿佐ヶ谷、南阿佐ヶ谷は区役所最寄駅です。中杉通り横にある阿佐ヶ谷パール街商店街にはチェーン店も軒を連ね、中野サンモールや松山の大街道を小さくした感じですが、結構人で賑わっています。割と庶民的な雰囲気が漂い、親近感を感じます。中杉通りは中野区と杉並区の略です。中野杉並といえば中央線や丸の内線のイメージから東西方向を連想しますが、この道は南北を結ぶ道です。
路地には飲み屋などもあります。
・高円寺
高円寺は下北沢に並ぶ古着の街、サブカルチャーの街です。
また、北側には純情商店街、南側にはパル高円寺、さらに南の新高円寺側はルック商店街が軒を連ねます。再開発はほとんどされておらず古き良き個性的な商店街です。古着屋の他、八百屋、銭湯、シーシャや入れ墨の店などもあります。飲み屋やラーメン屋も多く、かなりヤンチャな方も多い街です。週末はそこら中に酔っ払いがいます。
基本的に若者の街ですが、おじいさんおばあさんももちろんいます。浮浪者みたいな方もいるかもしれません。独特なにおいのある結構カオスな街ですので好き嫌いは分かれる街です。
杉並三駅の中では最も休日賑わう街なので、高円寺は休日のみ快速停車駅でもいいかもしれません。

荻窪

おぎくぼラーメンで知られる荻窪ですが、おぎくぼラーメンゑびすやは三重県を中心に展開するラーメン屋で荻窪にはありません。
青梅街道沿いに商店が広がっているのが特徴で、快速終日停車駅ですが、商店街の規模感だけみると高円寺より見劣りするかもしれません。

永福町など井の頭線沿線

永福町にはラーメンの名店大勝軒があります。
あたりは住宅地で井の頭通り沿いはそこまで人がいるような印象はありません。

方南町

高円寺や阿佐ヶ谷ほどではありませんが、方南通り沿いは新中野のように商店街になっており、賑わっています。環七の方南町交差点は環七から南北に直進ができないので注意が必要です。
方南通り新宿方向に需要が多いとはいえ、意外と方南通りの渋滞は酷くないので、抜け道としても使えそうです。

その他のエリア

ひたすら住宅地です。狭路が多く、しかも道が複雑。初見だと迷うかもしれません。
下町の狭い道がすごく広く感じるレベルです。この差は空襲の被害で再開発されたかどうかで出ているらしいです。

中野区

中野ブロードウェイ

中野駅周辺は区内最大級の繁華街です。中野サンモール商店街はチェーン店などが軒を連ねる商店街です。
中野ブロードウェイは三宮センター街の屋内版。オタク寄りのサブカルチャーの街としても知られますが、近年は貴金属買取の店がかなり増えています。駅前は再開発が進んでいます。
本郷通りという通りがあり文京区などを通る本郷通りと区別するため中野の本郷通りと言うらしいです。
杉並区同様、狭路が多く、入り組んだ住宅地が多いです。中野と杉並はセットですね。

練馬区

石神井公園

練馬区も世田谷区のように東西に広いです。人口も世田谷区の次に多く、住宅地が多いのも似ています。
ただ練馬区に入ると環七沿いでもロードサイド店があったり、ディスカウントストアがちらほらあったり、農地もあるのでやや地方都市感があるのも特徴です。板橋区と雰囲気は近いです。道は入り組んでいますが、中野杉並ほどは狭路でもない印象です。
区内で一番繁華なところは練馬駅周辺、次点は石神井公園周辺といったところでしょうか。
新宿から青梅街道で杉並区を抜けた先にある関町や目白通り、練馬インターの先にある大泉学園まで来ると駐車場もしっかりあるような店舗も多く、23区外の自治体や埼玉とも接している所もあるので、勝手に練馬の奥地と呼んでいます。
関越道は首都高と接しておらず、練馬区内を横断する目白通りをひたすら走り埼玉県境付近の練馬インターから入るか外環がいかん道から進行するので、都心からだと結構時間がかかってしまいます。

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