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過剰反応に過剰反応します

少しまた社会にヤバい兆候を感じるので、ボヤキ記事を書きます。

東海道新幹線事故の続報

先日JR東海の事故の件で批判しましたが、事故の原因の一つが、2010年頃から点検の方法が誤っていたことだとわかりました。そのため、近年のJR東海の体制の変化が原因とは言えない可能性の方が高いです。

地震の可能性が少し高まり交通機関やイベントに影響??

さて、今回も恐縮ながらJR東海などの鉄道各社の批判です。

先日、宮崎県付近で比較的大きな地震が発生しましたが、地震そのものの被害よりも、南海トラフ地震の可能性がやや高まったということに注目が集まっています。
「巨大地震注意」ということで、日常生活は継続しつつ、普段以上に避難経路の確認などをよくしてほしいという呼びかけのようです。

しかし、鉄道会社は特急列車の運休や徐行を判断し、和歌山の白浜では海水浴場や銭湯の閉鎖、花火大会の中止などがなされているようです。

例のウイルス騒動の反省がないので過剰反応はマイナスだと過剰反応せざるを得ない

これらの対応、安全側にあまりにもふれすぎて、むしろ安全ではない状況になっていると思います。つまり過剰反応です。

思い返せばつい最近のコロナ騒動でも似たような状況でした。確かに普通の風邪よりややヤバい感染症でしたが、列車を運休させたり、飲食店をしめたり、マスクだワクチンだと騒ぐほどの感染症でもありませんでした。というか、かかる時はかかるし、対策は経済と精神を疲弊させるだけのものでした。

今回の地震の件も、やや地震のリスクが高まったに過ぎず、花火大会を中止させたり、列車をとめたり、徐行させたりするほどの事態では明らかにありません。

地震も起きる時は起きます。やや可能性が高まったとはいえ、地震は日本国内ならいつどこで起きてもおかしくありません。

2011年の東日本大震災でも過去に被害があったエリアで思い返せば予兆だったかもという事はあったとはいえ、南海トラフに比べるとあまり注目されなかったエリアでした。それでも過去最大規模の地震が起きました。

ある程度、東日本大震災などの教訓なら傾向が分かって来てることもあるようです。プレートの境目なので、東日本大震災かそれ以上の規模の地震がいつ起きてもおかしくないのは明らかです。傾向があるだけで例のウイルスのごとく今回国も行動制限しろとは言っていません。
それこそ東京に住んでた時は明らかに関西より地震が多く、少し怖かったですが、だからといって経済活動をとめることはしません。
でも騒ぐのは人口集積地にプレートの境界がある南海トラフに集中しがちです。

JRなどの鉄道各社はマニュアルがあるのかもしれません。しかし、安全を勘違いしていると思います。とりわけ地震はいつ起きても不思議ではないです。それで列車をとめていたら極論一生列車は動かせません。起きた時にどう被害を低減させるか、可能な限り冷静な判断ができるが大事になってきます。これは新型コロナウイルスにも同じことが言えます。
計画運休というのもありますが、事前にある程度規模感が分かっていて、影響が短期間な台風などとは異なります。
とめるのも勇気のいることですが、この判断は経済を停滞させ、パニックを誘発するだけでしょう。

例のコロナ騒動でもやや国や自治体は対策に及び腰だったのが、緊急事態宣言を濫発するなど騒動に積極的に加担し、人権侵害を平気で行いました。

今回のこの判断は、例のコロナ騒動も踏まえると、国による人権侵害を自ら求めているように捉えられてもおかしくありません。

これで運賃値上げだ、経営がヤバいと言われても納得感はありません。
もはやそこに、強気経営、鉄道、安全重視の葛西王国JR東海、あるいは台風被害から人海戦術で奇跡の復旧と名阪直通運転を実現させた近鉄の姿はありません。尚、JR西日本は経営基盤が弱く、福知山線列車事故以来、安全寄りすぎた対応の割にはヒューマンエラーが多かったです。

ワイマール憲法下のドイツや戦前の日本もそうでしたが、マスメディアや我々民衆が地獄への道へ自ら踏み入れてしまっているのです。

注意を呼びかけた上でイベントを通常通り行う判断は本来なら当たり前のことなのですが、「英断」と大げさに言ってもいいくらいにまで、この国の感性は落ちていると思います。

この国オワテルナ。

普段通り生活を

私も過剰反応に過剰反応していますが、ほどほどに備えをしつつも、普段通りの生活をするのが一番です。
災害が起きてしまうのはある程度は仕方ない事です。わからないことばかりに不安がっていても、何もいい事ありません。
企業や民衆こそ、自分で首をしめるのではなく、国が好き勝手しないように、日々の生活を楽しむ方向にシフトするのがいいでしょう。

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