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メンバーに相談をもらってリニューアルできた、クアッカマナビー制度の話

はじめに

こんにちは!株式会社Newbees HR担当のmomoです。
今回はオープン社内報として、先日制度名も変更したクアッカマナビー制度(笑)に関して、HRの先輩であるpecoさんに伺っていこうと思います!


── いつも一緒に仕事をしていますが、こういうのもいいですね(笑)お願いします!
今回は、クアッカマナビー制度に関してですよね?

よろしくお願いします(笑)
そうですそうです、今回は、昨年の10月にリニューアルしたクアッカマナビー制度に関してです。
名前は、急ピッチで今週の頭に変更したんですけど(笑)


── 改めてですが、クアッカマナビー制度とは、どんな制度になるんですか?

クアッカマナビー制度は、年間20,000円の予算を個人に割り当てさせてもらって、その中で書籍やオンライン講座を購入してもらったり、有償のセミナーに参加してもらったりできる制度です。
メンバーの「勉強したい!」「スキルアップしたい!」を応援するために生まれたもので、自分のジョブに関するのはもちろん、仕事の幅を広げたりするためにジョブの枠を超えたジャンルの勉強もできるようになっています。


── 私はこの制度で、最近「ロジカル・シンキング (Best solution) 」という本を購入しました!難しいですが面白いです。

本の名前からして、すごく論理的になれそう!(笑)
私は今、「問いのデザイン」という本を読んでいます。ファシリテーションっていろんな切り口があるんだなあ…と実感しています。


── 2冊ともHR領域に直接関係がある本ではないですが、仕事をする上では大事な内容ですよね。
自分に足りていない部分を勉強するために使えるというのも、すごくいいですね!

そうですね。
今でこそ積極的に利用されているこの制度ですが、実は、リニューアル前はほとんど使われないものになってしまっていました。


── 「使われない」制度になってしまっていたのは、どうしてですか?

リニューアル以前は「書籍購入補助」「Udemy購入補助」と、制度としては分かれていたんですね。
購入したいと思って申請してから、承認が降りるまでにかなり時間が掛かってしまっていて、長いときは1ヶ月近く経ってからようやく手元に届く…ということがちょこちょこありました。


── そうだったんですか?私は昨年の10月入社なので知らなかったです!

momoはすっかり馴染んでいるから忘れちゃうけど、確かに最近入社していたね!(笑)

Newbeesはバックオフィス業務の一部をアウトソーシングしているので、なにかを購入したりするときに、都度会社間での内容確認などが行われる都合で、結果的に時間が掛かってしまうようになっていました。
もちろんお金のことなので、確認自体が大事なのは理解してます。
ただ、本やオンライン講座が、読みたいときや見たいときに手元に届かないので、結果として「使えない制度」として使われなくなっていってしまいました…。


── たしかに、1ヶ月もあれば、その間に別の分野へ興味がうつりそうです。届いても忘れていそう…。

時間ももったいないもんね。
実際、時間が掛かりすぎて「実費で買います」と申請が取り下げられることも少なくなかったんだよ。
あとは、1ヶ月後ともなると、仕事の忙しさも変わっていたりして、落ち着いている時期に勉強しようと思っていたのに…なんてこともありました。


──「今、この分野を学びたい」ということはたくさんありますもんね。
まさに形骸化した制度です(泣)
そんな中で、リニューアルはどうして行われることになったんですか?

メンバーの1人から「会社での購入に時間が掛かりすぎるので、購入の手続きを個人単位で行うようにできませんか?」と、相談をもらいました。
内容を深堀りしていくと、「依頼している本の購入に、1ヶ月近く掛かっている」という話が出てきたのです。

すぐに上長に相談したところ、「Newbeesのスピード感に合っていないので考えてみる」ってことで、すぐに動いてもらえました。
実際に困っているメンバーから相談してもらえると、具体例もあって動きがとりやすいので、小さなことから大きなことまで、気になる点に関して積極的に意見をもらえるのは本当にありがたいです!


── 「こんな話を小耳に挟みました」という形で動くのは、具体例もなくてなにを解決したらいいのか分からなくなってしまいますもんね。
まさに、VALUESの「対話」「共創」ですね!

そうなのそうなのー!(泣)
「実際に相談があった」「今困っている人がいる」という事実は強いです。
もちろん、すべての相談や要望に100%で応えることはできないんですけど、部分的に希望を叶えられるときもありますし、それが難しい場合も「今できないのか」「今後もできないのか」など、説明責任が果たせるようにしています。


── 伝えたのに「できません」だけで終わってしまったら、「伝えても意味ないんだな」と思われてしまいますもんね。

そうなってしまうのは、なんとしてでも避けたいところです!
そのためにも、最初にもらった内容に加えて「なぜそれが必要だと思ったのか?」「具体例としては実際どういうことが起こっているのか?」「それを実施することでどんなメリットが生まれるのか?」ということを深堀りさせてもらっています。
背景や具体例をもらうことで、メンバーが本当に解決したい根っこの部分が分かりますし、経営層も動きやすくなって解決しやすかったりするので。


── 結構ツッコんだ話をするんですね。私も正直ベースでお話してもらえるよう、普段から話しかけやすいmomoさんになろうと思いました!(笑)
では、話を戻しまして、リニューアルに関して教えてもらってもいいですか?

はい、なんか熱く語ってしまって話がズレてしまいましたね(笑)

話を戻すと、メンバーの意見をベースに、上長が動いてくれました。
会社のスピード感を損なわないために、Newbeesでは毎週経営会議を行っているのですが、すぐにそこの議題として挙げてもらって、最終的に「成長支援制度(仮)」という形でまとまっていったのです。

バックオフィスをアウトソースしている都合上、「購入の手続きを個人単位で行う」ということ自体は難しかったのですが、本やオンライン講座の購入に関しては、個人予算を設けた上で購入コントロールを行い、購入スピードを早めることを実現した、という形です。
ポイントとしては個人予算を割り当てたというところで、上限金額が一旦は決まっているのと、購入した分をそこからマイナスしていくので、お金の管理的な観点でも整合性が取れる仕様なのがよかったのだと思います。
20,000円の予算枠に関しても、一旦は過去の購入実績などから算出したんですけど、今後制度を積極的に使ってくれる人が増えれば、予算の見直しなども行う予定なので、よりよい制度にしていきたいです!


── 形骸化していた時期もあったようなので、実際はどのくらい利用されるか、今後が楽しみですね!
ちなみに、リニューアル後に使われた実績などは、あるんですか…?(汗)

大丈夫です!
以前と比べて使われている制度になりました(笑)
ジョブに関わらず色んな人に使ってもらえているので、リニューアルできてよかったなって思っています。
実際にリニューアル後に制度を利用してもらったメンバーに感想を聞いていたので、紹介しちゃいます(笑)

よくなったところ

  • 自分で購入したあとに領収書を提出して清算するのは面倒なので、会社に依頼→自宅に届く、という流れは面倒な手続きがなく、スピーディーに欲しい書籍を手にできるのがよかった。

  • 書籍が手に届くまでが、本当に早くなりました。2-3日で届くスピード感に感動しています。

  • 技術書は意外と高かったりします。そんな「気になる、けど高いな」という本を躊躇なく読めるようになりました。そのおかげで勉強の習慣が以前よりもついてます。また本屋に立ち寄った際に、制度を利用して次に読みたい本を探す楽しみもできました。

  • 会社負担なので、「ちゃんと読まないと!」と、いいプレッシャーになります。

  • 部署内で欲しい本を購入してレビューにまとめるということは今までもやっていましたが、今回の制度では個人で欲しい本として申請できるため、敷居がより低くなった気がしました。

  • 自分のジョブを超えた分野の本も読めるようになったので、「面白そうだけど、これは自分の分野から外れるからやめておこう」とならず、上長に相談しようと思えるようになった。

  • レビュー必須、かつ期間設定があるため、期間内に読み切る気にさせてくれる

  • レビューを書くことでより理解が深まる気がする

  • レビュー必須なので、まとめるために真剣に読むようになりました。まとめたレビューも自分の振り返りとして使えて便利です。

  • 書籍レビュー記事のお陰で、未読の本の知識獲得もでき、知識の幅を増やすことができるようになった。

  • 書籍レビュー記事のまとめ方が上手な人の記事は大変読みやすく、それだけで文章作成の参考になる。

  • 他の方が読んだ本のレビューが読める(こんな本が、、という発見もあって良い)

今後に期待するところ

  • 20,000円の予算がもっと増えるとうれしい

  • Kindleでの購入にも対応してもらえるとありがたいです!

今後利用する人へ

  • せっかく会社がお金を出してくれているので、使わない人は使っている人より損している気がします!(笑)

  • 使わないと損してる感があります。気になる本を見つけて一回使ってみるといいかもしれません。

  • レビューは大変だと思いますが、使わないともったいない気がします。本の内容をまとめることでより深く理解できるので、気になっている本がある方は試してみては。

  • 書籍レビュー作成が必須なので、制度を利用することで自身の本の理解も深まるのではないでしょうか(自分で本を購入したときよりも)

  • 日々の業務を行いながらレビューをまとめるのは大変かと思いますが、レビューの期限も状況に応じて相談に乗っていただけるので、気になる本がある方は利用してみても良いかと思いました。

  • 年間20,000円分も本が読めるので、使わないともったいないと思います。いろんな本が読めて楽しいですし、レビューを書く勉強にもなるのでぜひ!


── すごい、具体的な意見が多くてありがたいですね!

意見をお願いすると、解像度の高いお話をしてくださるので、いい点も改善点も見えやすくなって本当に感謝です。
自分の分野の仕事もあるのに、お願いするとすぐ反応や対応をしてくれる人がほとんどで…頭があがりません!(泣)


── VALUESを体現してくれるメンバーがいるのは、Newbeesの魅力ですね!
内容としては、スピードの改善はもちろん意見としてあがっていますが、書籍レビューに関する話が多くあがっており印象的でした。

私もそう思いました!
制度をリニューアルした段階でレビュー必須になったのですが、こんなに反響があったことにびっくりしています。
でもたしかに、レビュー記事があることで、読んだり見たりしていない書籍や動画の内容を知れますもんね。
あと、改善点にKindleでの実現や対応範囲の拡大があがっていたので、まだまだ磨き込みができる制度だと実感しました!


── 制度の伸びしろですね!(笑)
Kindleはアカウントへの結びつけや決済フローなどの都合で今はNGとなっていますが、実際意見が出ているので、突破口を見つけたいところですね。

そうですね。
またいろいろ深堀りをして、それ以外のサービスで実現できるかとか、購入フローをなんとか可視化できるようにするとか、考えていきたいところですね。
対応範囲の話も、またタイミングをみてメンバーへ具体的な内容や背景を教えてもらいにいきたいと思いました。
話しているとキリがなくなりそうなので、一旦ここまでにしましょう(笑)


── すみません、最後にお聞きしたいんですけど、クアッカマナビー制度というネーミングの由来は…?(笑)

触れてもらってありがとうございます(笑)
もともとは「成長支援制度(仮)」という名前でした。
購入できるものや適用できるサービスが今後も広がっていくだろうということで、(仮)を付けていたんですね。
ただ、この名前がちょっと硬かったので、制度名を社内で公募してみたんです。

色々な案が出てきた中で、「マナビー」というワードがあって、「語感がいいよね」とか、「Newbeesのbeeが蜂なので関連性あるよね」って話になっていたんです。
そんな中、「マナビーとワラビーって似てるね」とか、「クアッカワラビーが世界一幸せな動物だよね」とか脱線していきまして(笑)
最終的には、NewbeesのPURPOSEである「テクノロジーで幸せを創り出す」とリンクしたので、造語として「クアッカマナビー制度」として、学ぶだけではなく、「学んで幸せになろう」というメッセージを込めてみました。


── 一瞬、ふざけてるのかと思ったんですけど、意外とちゃんと考えてたんですね(笑)

ひどい(笑)

まとめ

今回は、クアッカマナビー制度に関して、リニューアルまでのストーリーや使用したメンバーの感想、制度に込めた想いをお届けしました。
Newbeesでは、「はたらきやすさ」「はたらきがい」の観点で取り組んでいることがたくさんあるので、また別の機会にお話させていただきます!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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