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自分の内側にある、未浄化の感情を浄化していく方法(上級者向け)


こんにちは。いろさいです。

自分の感情を感じるのが痛くて辛いのは、自分の内側に未浄化の感情があるからだよ、というのを前に書きました。

未浄化なのであれば、それを浄化しないといけませんね。今回はその方法を書いていきます。基本は「自分の内側にある感情を認め、受け入れることで手放していく」です。

で、こちらタイトルに「上級者向け編」と書いてあるのは、私が試行錯誤の末編み出した方法なんですが、効果はあるけど結構しんどいからです。今はもっと簡単な方法が見つかりましたので、最初はそっちの方法を試してみるほうがいいかもしれません。(簡単な方法は別の記事で書きたいと思います。)

ただ、私はこの方法で自分の感情と向き合った結果、自分の陰の感情が怖くなくなりました。一回しっかりと自分の陰の感情と向き合う経験を作ることで、自分の感情を扱えるという自信がついたのです。経験すれば怖くなくなります。未知だから怖いのです。そういった耐性を作る意味でも、1回くらいはこの方法を試してみるのもありだと思い、紹介させていただきます。念のために言っておきますが、無理そうならやめて下さい。

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(1)自分の内側にある、重い感情に焦点を当てる

自分の心の内側に意識を向けて下さい。そして自分の中にある一番重い感情、重いエネルギーがあるのを感じて下さい。一番重い感情を引き起こすトリガー的な出来事があれば、それを思い出して自分の不快な感情をはっきりと浮かび上がらせましょう。

そこから浮かび上がる印象や感じたこと、思いを吐き出しましょう。吐き出す方法は、口に出すのが一番てっとり早く効果的です。一人でブツブツ言うことになるので場所を選んで行いましょう。

例えば、自分の中に「怒り」があったとします。その怒りを口に出して吐き出します。「怒っている怒っている怒っている…」「苦しい苦しい苦しい…」「お前のせいだお前のせいだお前のせいだ…」など、内側から湧いてくる怒りから生じた自分の思いを吐き出しましょう。

その際、自分では信じられなくらいの罵詈雑言が出てきたりします。「死ね」とか「クソが」とか「お前がいなくなれ」とか、普段の自分からはとても想像できない口の悪い、ヤクザのような汚い口調が出てきたりします。自分の口から出てくるのが信じられない、もしくは信じたくないくらいにです。しかし、それらをすべて許して吐き出してあげて下さい。罵詈雑言でヤクザのような汚い自分の感情を認めてあげるのです。自分を押し殺している人ほど、未浄化の感情がヘドロのように内側にうごめいているので、まるで自分ではない怪物のような口調でそれらを吐き出すことになります。自分の心の中がヘドロいっぱいの川で、そこからヘドロを全部取り出しているイメージです。罵詈雑言はこころの中に溜まっていたヘドロです。

(2)ある程度吐き出すことができたら、その時の感情を観察する

ある程度吐き出したら、少し気が落ち着くかと思います。(少し気が落ち着くまで吐き出して下さい)そうしたら、吐き出した後の自分を観察します。「痛い」「辛い」「しんどい」「くるしい」「疲れた」「身の置き所がない」「悲しい」「寂しい」「痛い」「辛い」「辛い」「辛い」…。同じ感情が出てくるのであれば、気が済むまでそれを感じ、それも吐き出しましょう。そしてその状態を、実感して下さい。「悲しい悲しい…」のであれば、今の状態が悲しいということです。「辛い辛い…」というのが今の状態が辛いということです。一つではなく、何種類もの感情が層になっている場合は、一つづつそれを感じていき、一番大きく訴えている感情に最終的にフォーカスしていきましょう。

(3)そこから気づきを得る

ある程度吐き出すと、そこから「なぜ自分はこのような状態になったのか?」ということが冷静に見れるようになると思います。例えば「怒り」が自分の中で未浄化だった場合、それは「自分を大事にしてこなかった怒り」が自分の中でうごめいていたから、といったようにです。つまりは「もっと自分を大事にしてよ」「もっと自分を愛してほしい」といったサインが「怒り」として現れていたということになります。この場合、きちんと自分を愛することで、この感情を手放し克服することができます。怒りを抑え込むのではなく、自分を大事にしてこなかった「怒りからのメッセージ」であることに気がつき、そしてそれを反省し、これからは自分を大事に愛していくことが真の対応策なのです。

このように、「なぜその感情が起きたのか?」という答えが、吐き出した後ならおぼろげながら見えてくるはずです。それを捉えていきましょう。未浄化の感情からのメッセージを受け取りましょう。こんだけ苦しい状態になっていたのは「そこから何か気がつくことがあるよ」「この経験を自分のものにしていく必要があるよ」といったサインです。それをちゃんと捉えることができると、同じような苦しい状況に陥ることはありません。サインに気がつくとその体験は必要なくなるので、重い感情も消えていくことになります。自然に手放すことができるようになるのです。ちゃんと向き合って捉えることができていないから、同じような状況を何度も味わうことになるのです。

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読むだけで「ちょっとしんどそうだな…」というのが伝わってくるかと思います。私もこの方法は積極的にはおすすめはしません。特に大きな傷やトラウマを抱えている人は、きちんと専門家の相談を受けて、その方と共に自分の未浄化の感情と向き合うほうが良いと思います。

私は頼れる人が周りに居なかったので、無我夢中の試行錯誤で自分の未浄化の感情と向き合うことになりました。私の場合は「怒り」でした。その後「悲しみ」とか他の感情も同じように対応していったのですが、一つ一つ感情と向き合うのが疲れてしまったのと、私の未浄化の感情の大元であった「怒り」を対処してから、随分と心の内側が軽くなったのもあり、それからはこの方法を行っていません。もっと簡単な方法を使っています。

ただ、自分の陰と向き合い、それを認めて受け入れていくという経験は、人生の中で必要不可欠だと思っています。どんなに暗く怖い場所でも、懐中電灯を当てるとその場所がよく見えて怖くなくなります。そしてそこが汚れているのなら掃除をしてあげれば綺麗になります。それと同じことなのです。陰の部分と向き合う耐性を作っていきましょう。ネガティブな感情は自分に対するメッセージです。ちょっとひっかかるネガティブな感情に出くわしましたら、こちらの方法を試してみて陰と向き合うという経験をしてみて下さい。






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