３月の読書感想文「ここはすべての夜明けまえ」 #64
おはよ〜！
さいきん買うだけ買って読まない本が多くなったので、月に1度読書noteをすることにしました！
勉強してる分野だったり好きな作家さんの本は読んでるんだけど、お気に入りの本紹介するのってなんか恥ずかしくて、、、（՞ ⊃ ̫ ⊂ ՞）
noteにする用ってなると少ないけど月に1冊が限界かも、、！😿
で、今月選んだ本は
「ここはすべての夜明けまえ」です📖
最後まで読んだあと見たらグッときました
老いない体を手に入れた主人公の話に惹かれてこの本にしました(⸝⸝ᐡ. ̫ .ᐡ⸝⸝)
小さい頃、「生まれる」「死ぬ」「食べる」みたいなのが怖くて、人の中で人が作られるのも、死んだあと森に置いておいたらゆっくり土に帰っていくのも、自分の体の中で食べ物が消化されるのも怖かったから、主人公が同じ考え方でなんか安心した。
たぶんお肉が得意じゃないのもその名残りで、お肉は消化が大変だろうなとか考えちゃうし、生きているものをわたしのために殺してまで食べたいと思えないんだよね。
でも牛タンとユッケと馬刺し大好きだし、お魚も野菜も生きてるからきっと思い込みなんだけど。
老いない体、つまり食べたり寝たりしなくていい機械の体を手に入れることができるとしたら、わたしはどうするかなとか考えながら読み始めました。
いまからわたしがはなすのは、わたしのかぞくのはなしです。
この一文で始まる本書は、老いない体を手に入れたわたしが書いた家族史です。
「アルジャーノンに花束を」を思い出すくらいの平仮名の量だったけど、読みやすくてすらすら入ってきた！
100年前、食べることも寝ることも嫌で死にたいと思っていたわたしに、父親が融合手術を受けないかと提案します。
わたしの時は25歳で止まり、家族だけ老いていく…そんな家族と恋人の話です。
最初はすこし歪ながらも、愛情のある家庭の話かと思っていたら歪がどんどん大きくなっていって、最後には度肝を抜かれました。
この本の家族愛にも、恋愛にも、うつくしく見える愛の裏に歪んだものが隠れていて、でもリアルの愛情もそういうものなのかもな？って。
SFの創作物感と、リアルな生々しさが混ざってて、物悲しい気持ちになる一冊でした。
かいていったらなっとくできるかな。わたしは人生をどうしようもなかったって。
「その手は人間には指せない」
終盤、将棋の感想戦のエピソードの中にある一文です。
わたしは甥っ子のシンちゃんと恋人同士になります。
25歳の見た目をしていても叔母と甥。年齢差も、親族という関係も、人ではない存在ということもあって。
息子と自分の妹が恋人になったことを受け入れられず、姉は自殺をします。
主人公はずっと過ちとして後悔していたけど、これは悪いことなのかな…。
シンちゃんが恋人になりたいといって、わたしはそれに応えただけで。
シンちゃんは幸せだったはずです。
最後まで愛する人に愛されていたんだし。
実際、シンちゃんは幸せだったと言って死んで行きました。
じぶんをゆるさないことでしか、ほんとうのいみで、じぶんをゆるせないんです。
「むきあうとみつめるは、わたしのなかでじゃっかん、ちがうんです」
向き合ってどうこうするのではなく、善悪ではなく、事実をただ見つめながら過ごしていく。あれこれ考えるのではなく、ただ見つめる。
絶対に過去だけは変えられない。
後悔の本質って、相手にどう償っていくかより、自分の後悔とどう向き合っていくかなのかな。
後悔を後悔として悔やみ続けるのではなく、糧として未来に持っていける人になりたいなと、そんな大それたことを思ったりしました(ˊ⸝⸝o̴̶̷ ̫ o̴̶̷⸝⸝ˋ)
何もかも手遅れで、何もかも破綻していて、だからこそ
人は死ぬ時、ほとんどの人が「もっと休めばよかった」といいながら死んでいくと聞きました。
わたしは最後に何を思うんだろう。
この本の主人公みたいなことは起きなくても、人生の最後にはきっと「後悔」がつきものなのかな、と思っています。
その後悔を一つでも減らせるように生きていけたらいいな。
人のためじゃなく自分のために生きていけたらいいな。
そう思わせてくれるような一冊でした🌸
ふう…小学生ぶり(？)の読書感想文だった……！
おもしろかった本を「おもしろかった！」以外で人に伝えるの、むずかしいね…！！！
これからnoteを書いていくことで、文章上手くなったらいいな〜と思いました！！！
いつもの2倍の文章量だったけど、読んでくれてありがとう！うれしい(ˊ⸝⸝o̴̶̷ ̫ o̴̶̷⸝⸝ˋ)
それでは！わたちゃんこでございました☁️
スキしてくれたらうれしいな〜✌🏻
またね！！！(ᐡ⸝⸝› ·̫ ‹⸝⸝ᐡ)🎶
YouTube撮ったから、時間ある時に編集するね！
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