MSP稽古取材日誌 ～明大生とシェイクスピア劇～ No.6
こんにちは！おちらしさんスタッフの望月です。
若い世代に向けて舞台芸術情報を発信する「ユニコ・プロジェクト（通称：ユニコ）」。
ユニコでは現在、明治大学が主催する学生演劇団体「明治大学シェイクスピアプロジェクト（MSP）」 に密着取材をさせていただいております。
そして、その舞台製作の風景を、取材日誌として随時公開しています！
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今回の【MSP取材日誌 No.6】は、明大祭での特設ブースの様子をお届け！他にも、衣裳チェックの様子では、本番前に素敵な衣装を少しだけお見せしちゃいます…！
ぜひご覧ください。
10月29日
【本公演】明大祭MSPブース、通し前衣裳チェック、照明吊り込み
この日はまず、和泉校舎で開催されていた明大祭、つまり明治大学の学園祭にお邪魔してきました。何故ならば、この学祭でも、しっかりとMSPの活動があるからです。
メディア棟という建物の6Fに、MSPのためのブース（部屋）が設けられており、MSPの過去作品で使われた衣装や小道具、また歴代パンフレットなどの展示をしていました。
制作部のメンバーが代わる代わるお客様に応対していて、ここで初めてMSPを知る人もいたようです。
多くのお客様でにぎわっていました。
特に、4年生の小笠原侑美さんの呼び込みは凄まじく、前の廊下を歩く人を次々と部屋に連れてきます。入るとまず目に入るのが、大画面に映されている昨年の演目『ロミオとジュリエット』の映像。そのスケールの大きさや役者の演技に、お客様は引きつけられるのです。
そこへ「全て学生が一から作っている公演なんです」と制作スタッフや、プロデューサー・金子真紘さんの声掛けが。興味のありそうな人にはさらに詳しく説明をして、最終的には今年の公演の予約サイトをご案内する、という段取り。ちょうどお昼くらいにお邪魔したのですが、午前中の段階で、5件も新しい予約をゲットしたそうです！！MSPの宣伝として、大いに機能しているのがわかります。
ずっと元気で明るい小笠原さん。
お客様に説明する金子プロデューサー。
コーディネーターの井上先生もお見えになり、学生たちと一緒に、ブースを盛り上げていました。
先生曰く、コロナ禍前ほどとは言えないまでも、集客は順調で、予約を止めているステージもあるとのことでした。
気になる方はお早目に予約した方がいいかもしれません・・・！
いろいろ解説してくださいました。
次に、駿河台のアカデミーコモンに移動して、本番まで1週間を切った、舞台スタッフ、キャスト陣の様子を伺ってきました。すでに本番を行うアカデミーホールには小屋入り済み。セットはしっかりと組まれており、この日は照明の吊りこみの最中でした。
大きな劇場なので、バトンが下りてきて、そこに灯体（照明）を吊るのですが、灯体の数もかなり多く、他にも、灯りとなる仕掛けがたくさんあるので、仕込みも大変そうでした。プロスタッフさんの指示に従い、学生さんたちが一生懸命取り組んでいる姿が見られます。
さらにこの日は衣裳付き通しがあり、衣裳スタッフも大忙し。メイクとヘアメイクも含め、本番さながらに最終仕上げをしていきます。衣裳部の部屋も覗かせてもらいましたが、すごい数のミシン！
見たことがありません。
次々と着替え・メイクが完成したキャストたちが姿を見せ、その度に「かわいい！」「別人！」「誰？」と大盛り上がり。忙しいはずの制作部の皆さんも、わざわざ部屋から出てきて、スマホを構えます。かわいい女優さんたちのおっかけのようになっていました。
楽器隊も衣裳を付けて通しに参加するので、そわそわした感じが伝わってきます。舞台上だと譜面台を置くスペースが取れない可能性があり、基本的には暗譜を推奨されているそう。そのため楽器隊も、ますます緊張感が高まっているように感じられました。
演出の養父明音さんに「仕上がり具合はどうですか？」と聞いてみたところ、「最近はもう、褒めてしかない」と嬉しそうに話してくれました。それでも過信しないように、厳しく見ていかなきゃ！との姿勢もあり、この団体はまだまだ進化をしていくと確信したのでした。
本番は、本日11月4日から！こちらもワクワクがとまりません！
【担当記者：福永】
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第19回明治大学シェイクスピアプロジェクト
『夏の夜の夢』『二人の貴公子』
公演日程 2022年11月4日（金）〜6日（日）
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