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出願倍率ランキングじゃなくて、実質倍率ランキングはどうなのよ

これまで、志願者をベースにした倍率ランキングをまとめてきました。

志願者数ベースの倍率の計算方法


志願者数ベースの倍率ランキングはこちら↓↓


実際は、志願者の一部は試験当日でドタキャンもしますし、同日に開催される学校に複数校出願しておいて、本命校の時間に合わせて、他の受験を決める/辞退することも多々あると思います。

なので、本当は受験者数をベースに倍率を考える必要があります。

受験者数ベースの実質倍率の計算方法


ただし、受験者数自体が多くの学校で開示されていないのが現状です。

例えば、志願者数ランキングトップの慶應義塾横浜初等部や、3位の東洋英和女学院小学部も、受験者数を開示していません。

多くの学校が開示していないのを前提に、受験者数を開示している学校のみで、実質倍率をランキングでまとめてみました。


実質倍率ランキング


※受験者数÷合格者数のランキング

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東京農業大学稲花小学校(10.6倍)、慶應義塾幼稚舎(10.3倍)、早稲田実業学校初等部(8.5倍)、洗足学園小学校(6.3倍)、東京都市大学付属小学校(4.8倍)の順となります。


東京農業大学稲花小学校は、志願者数ベースの倍率は12.0倍、慶應義塾幼稚舎は11.7倍のため、実際はもう少し倍率が低くなっていることがわかります。


それでは、志願者数をベースにしたランキングと受験者数をベースにしたランキング(実質倍率ランキング)の差が大きい学校はどこかを見てみます。


志願者倍率ー実質倍率 ランキング


※志願者倍率ー受験者数倍率(実質倍率)でランキング化

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聖ドミニコ学園小学校(3.3pt)、昭和女子大学附属昭和小学校(2.4pt)、早稲田実業学校初等部(1.8pt)、東京農業大学稲花小学校(1.4pt)、宝仙学園小学校(1.4pt)の順となります。

こう見ると、倍率が高い学校をみてしまうと、受験のモチベーションを下げることがあるかもしれませんが、実際はもう少し受験者が減るので実質倍率は低くなり、合格の確立は上がるはずだ!と、モチベーションを上げることに繋がりますね。


学校によって、志願者数に比べて受験者数がグッと下がるところもあれば、募集人員に比べて多くの合格者を出す学校もあるので、どこが本当に合格しやすいのかはわかりづらいですが、最後まで諦めずに頑張りたいですね。


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皆様のお受験がうまくいきますように。

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