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ザ・ストーリー・オブ・大阪

街が好き。
そして今までの人生の多くの時間をどこかの街で過ごしてきたので、わたしのストーリーはいつも街と一緒にある、とも言える。それくらい「わたし」(そして「わたしたち」)と「街」というのは密接に繋がっている気がする。
このシリーズでは、わたしと街のストーリーを共有していきたい。

今回は、大阪の街について。

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大阪ってなんなんだろなあ、と思う。

わたしにとっては生まれてから18歳まで住んでた街で、両親は今も大阪に住んでる。でも、大阪にアイデンティティみたいなものを感じたことはあんまりないし、自分の住んでた地域は特に「地域の結びつき」が強くてなんか馴染めなかったし、今は東京に住んでるのでほとんど関西弁は話さない。

昨夜賑わっていた居酒屋。翌朝は静か。
大阪で食べるお好み焼きはやっぱり美味しい

それでもたまに両親に会いに大阪に行って、御堂筋線や南海電車に乗ったり、新世界でスマートボールしたり、かけ190円のうどん屋に入ったり、ただ街の様子を見ながら街を歩いていると、「ああ、いい街やなあ」としみじみ思う。

街のいろんなところに人々の「生活」が感じられて、お金があってもなくても、ちゃんとしててもしてなくても、カッコよくてもカッコよくなくても、ここならいてもいいんだと思える。

深夜のてんぷら屋
大阪の夜の交差点

泊まった堺にあるホテルの窓を深夜に開けて空気を吸い込む。東京にはない、独特の街の匂いがする。

あんなに大阪が嫌で大阪を出たはずなのに、あーなんでわたしは今ここで生活してないんかなあ、と思う。大阪に戻りたいとかじゃないけど、わたしにとって大阪はそんな街。

バスのロータリー
駅前の商店街。昼から飲み屋に人がいる。

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