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需要予測におけるカレンダー情報の活用〜行動心理や業務プロセスにおける制約条件をモデルに取り込む

最近、計画業務における需要予測システムの構築に関わるご相談が顕著となってます。

この背景には、日本市場の高度成長期におけるメーカー主導型の作れば売れる時代から、成熟期における顧客主導型へ移行したことを反映して、ターゲット顧客の行動心理をベースとした予測システムへの需要があるのでしょう。

需要予測モデルを構築するにあたっては、単に過去の売上げデータからの外挿にとどまらず、その変動要因を、ターゲット顧客の行動心理に基づいた仮説-検証が本質的に重要となってきます。

B2Bのビジネスでも、顧客のその先の消費者の動きを前提とした在庫量の適正化が求められます。

カレンダー情報は、その中でも行動心理に影響を与える基本的な情報ですね。

例えば、大型家電の販売予測では、月(ボーナス、期末)・五十日(ごとおび)・日祭日、旅行関連サービスの場合は休前日・連休日数 等々、商品やサービス内容に依存した変動要素がパラメータとして考えられます。

予測モデルを構築するにあたっての仮説設定には、実際の業務知識・経験をモデルへ反映できるかどうかは、予測性能および検証の効率性からも重要です。

[1] Note: いくら売れるか?を予測する- ニューラルネットワークを使った需要予測事例 -

※弊社では、データ分析プロジェクトにまつわる様々なご相談に、過去20年以上に渡るプロジェクト経験に基づき、ご支援しています。社内セミナーの企画等、お気軽にご相談いただければ幸いです。

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