ハワイで学ぶ異文化理解【イラン編】

はじめまして。
現在、ハワイの大学院でTESOLの勉強をしています。
4人のフラットメイトと一緒に一軒家に住んでいるのですが、全員国籍が違うので、毎日が驚きの連続です。

今回は、イラン人のフラットメイト、ナンシー(仮名)が教えてくれたイランのお正月について紹介したいと思います。
春分の日だった日(3月20日)、イランは新年を迎えました。
イランでは太陽暦?を採用しているようで、毎年新年の日にちも時間も少しずつ変わるようです。
イランでも新年に家族や親戚で集まるようで、ナンシーは「家に帰りたいなぁ」と寂しそうに話していました。
新年やクリスマスは家族に会いたくなるのはどこの国も同じだなぁとしみじみ。

さてさて、ナンシーに出会うまで、イランの文化について本当に無知だったのですが、知れば知るほどおもしろいし、日本とイランはかなり離れているのに共通点が結構あったりするんです。

例えば、イランの新年を迎え方。まず1年の終わりの最後の火曜日の夜からお祝いは始まるようです。今年でいうと3月15日(火)でした。その年の最後の火曜日には焚き火の上をジャンプすると言う習慣があるそうです。イランの文化では火はとても神聖なもので火の上を通ることでその年の悲しい出来事や思い出を焼くことができるそうです。そして次の年に向けてたくさんの喜びを待つ準備ができるそうです。

日本にもあるような…という既視感。やはりかなり昔に影響を受けたのでしょうか?それともこういうアニミズム的なものは自然発生するのでしょうか?などと考えながら話を聞いていると、ナンシーはイランにある日本大使館の人たちがフェイクの焚き火の上をジャンプをしている動画を見せてくれました!

鬼滅の刃の主人公のような羽織を着ている方と巫女姿の方が楽しそうにジャンプをしていました♪

ちなみに、火曜日の夜はみんなが通りに出てスプーンや鍋などで音を出しながら歌うらしいです。近所の人を幸せにするためにやっているそうです。

"We hope you will be happy in your entire life and congratulate the new year

(日本語の超意訳だとあなたの人生が幸せなものでありますように。来年もよい年でありますように。とかでしょうか)と言いながら行進しているのだとか。

新しい文化を学ぶのは本当におもしろいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?