【放言】筋トレの後には、切り干し大根がやってくる。
朝の3時半。
少し冷えるようなったのと
愛猫2匹分の温もりのおかげで
最近はなかなか布団から出ることができない。
まだ眠ってる体を
なんとか引きずり起こして
駐車場まで
まだ暗い空の下を歩いてると、
自分だけが世界で
目覚めているような気分になる。
毎朝の習慣となっている
ジムでの一時間(またはニ時間)。
重りを上げ下げする単調な動作の中で
体は少しずつ目を覚ましていく。
汗が出始めると
昨日の疲れが抜けていくような気がして
気持ちがスッキリして軽くなる。
そして、その後。
仕事へ向かうまえに
朝食をおもいきり食べるのが
最近の楽しみになっている。
ここ最近のお気に入りは
切り干し大根の煮物だ。
あたたかい白ごはんの上に
つやのある切り干し大根をのせて食べる。
あの甘みが染み出した
出汁の香りが昔からとても好きで、
ふと母の顔を思い出す。
ぺこぺこを通り越したお腹へと
一口目を口に運ぶ。
ほんのりと甘い
切り干し大根の歯ごたえと、
炊きたての白米の柔らかさが
まるで褒められているような
心地よさをくれる。
「朝からよく頑張ったね」と
誰かに言われているような
そんな気分になる。
そう思うとなんだか照れくさくなって
急いで二口目を口に運ぶ。
この一連の流れが、
最近の小さな幸せごとだ。
体を動かして、その後に食べる一食。
それだけのことなのに
一日の始まりがこんなにも愛おしく
感じられる瞬間がある。
明日も、その次の日も、
きっと同じように朝は来る。
そして自分は
この何気ないしあわせごとを
噛みしめながら
また新しい一日を始める。
そんな感じ。
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