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根付師 陽佳 YOKA Mukaida
2021年7月14日 14:12
●鹿の角の「す(鬆)」縄文の頃より、釣針やモリなどに加工し生活の道具として利用させてもらっていた“鹿の角”ですが、遺跡の展示品として飾ってあるいにしえの「釣り針」や「モリ」を目にするたびに、『この部分に「す」が見れるということは、おそらく鹿角のあの部分をこんな角度でこう材料取りしてるのでは…』などと、太古のロマンに浸らずに現実的でマニアックな想像に耽ってしまうのは根付師の性(サガ)と言って