人生リブート指南(23)小田原市の郊外にいきなり「田園調布」が出現した話
JR東海道線の早川駅そばの「食のテーマパーク地帯」を抜けた私は、傍らを流れる早川を渡って小田原の市街地を目指しました。
道すがら、ふと周囲を見渡すと、そこは高級住宅街の代名詞である「田園調布」だったのです。
いや失礼、正確には「田園調布そっくりのお屋敷町」でした。
田園調布に行ったことある方ならば、現物を見れば「あーホントだ」と言いたくなりますよ、きっと。
こんな感じなんです。
ね? よく似てるでしょう。
私はさっそく「相模の田園調布」というニックネームをつけたのでした。
ちなみにこの地区には「小田原文学館」という施設があります。
そちらの解説によると、温暖な気候の小田原には明治期以降、北原白秋や坂口安吾など10名以上の文豪が移り住んだんだとか。
同時に、北村透谷や尾崎一雄などの出身地でもあったことから、「文学とゆかりの深い町」としてこの施設が設けられたのだといいます。
落ち着いた町並みにピッタリなシンボル的存在ですね。
文学好きな方や格式高げな町で人生リブートをしたい方、こちら(地図によると「南町」という地区らしいです)なんかいかがでしょうか?
まぁお屋敷町なんでお家賃はソレナリにするでしょうが。
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