HEPのロゴ #ヘップサンダル
新しい履物のブランド、HEPをはじめるむねです。
ブランド活動を始めるにあたって、デザイナーさんにロゴの作成をご依頼しました。
ロゴデザインは、これからブランド活動していく上で大切にしていく理念そのもの。
ブランドの見え方の根幹を担っている、最も重要なタッチポイントだったりします。
このご時世です。
ソフトを使ってデザインを(デザイナーじゃない人が)自作する人や、AI機能を用いて条件さえ入力すればロゴを自動生成してくれることも知っています。
(場合によってはそれも一手だと思います)
それでも、ロゴのデザインは彼女に依頼して本当によかったし、依頼する必要がありました。
「デザイナー」の定義は人によって異なるし、〇〇デザイナーといって守備範囲も異なるので割愛しますが…
このブランドのデザインに関わる全般的なことを、SUNAデザインの長砂さんにご依頼しました。具体的にはブランディング、グラフィック、商品企画デザイン、web等です。
彼女の携わったディレクションはGOOD DESIGNの受賞歴もあり、経験豊かです。
長砂さんと一緒にお仕事を始めた理由は、想いの伝え方が丁寧だったから。
同じ奈良県出身で、世代も同じということもありましたが、それ以上に奈良の履物の事を良くしていくために真剣に向き合っていただける、そんな気がしたからに他ならないです。
ロゴのご提案を頂いたのは、2019年の桜が咲く少し前。
ブランドとして取り組みを始めた比較的初期の大仕事です。
「ヘップサンダルって何なん?」にはじまり、川東履物商店の歴史、奈良と履物の関係。ぼく自身がこれまで経験してきたことや、これから向かっていきたい方向。
どうのように今後、履物をつくっていき、どのように伝えていきたいのか。
数々のことを共有しました。
そして迎えたロゴ・グラフィックのご提案日。
ロゴひとつの作成に込めた、想いや過程をたくさんの資料を用いて、丁寧にご説明頂きました。
そして完成形のロゴがこちら。
上部に配置されたロゴは、ヘップサンダル・履物のシルエットそのものです。
玄関と出先を気軽に行ったり来たりできるという、ヘップサンダルの気楽さを矢印を模して表現されています。
そしてこのロゴを生み出した長砂さんの真骨頂がこちら。
グラフィックへの転用です。ロゴを連続させてを配置することで、新たなパターンが生まれました。
美しく見える矢印の角度まで緻密に計算されていたのです。
そしてブランドカラーは蘇芳【すおう】色(深い赤系の色)にしました。
理由は2つあって、過去のヘップサンダルの人気色であり、地元の色だから。
ヘップサンダルの需要が最盛期の頃、最も人気のある色はワインやエンジ系の暖色だったのです。
そしてぼくの地元・大和高田市の市章の色、すなわち地色は蘇芳色(深い赤系の色)だったりします。
そのブランドカラーと、このロゴデザインを掛け合わせたのがこちら。
こちらのデザインを活かしてヘップサンダルのパッケージデザインや、カタログなどを組んでいくことになります。
事前に長砂さんには「将来、ヘップサンダルを贈答品・ギフトとしても捉えてもらいたい」とお伝えしていました。
ですので、これは老舗百貨店の包装紙に採用されていそうなパッケージデザインを狙ったものだったりします。
このブランドとロゴを背負って明日から初の展示会お披露目となります。
こちらでも商品情報をアップしています。↓
もしよかったら、よろしくお願いします。
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