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〈What's Hot? 2019〉 今年、ネットフリックスで最も観られた作品はこれだ!

いつでも、どこでも、好きな時間に、観たい作品を楽しめる、ネットフリックス。映画、シリーズ、リアリティ番組、ドキュメンタリー、アニメなどの多彩なジャンル。その膨大な作品のなかで、今年、日本ではどんな作品が人気だったのでしょうか。本日ここに、トップ10ランキング、<What's Hot? 2019>を発表します。みんなのお気に入りの映画は入ってる? あの話題のシリーズはどうだった? そして、日本で最も観られた作品とは? さあ、今年のネットフリックスを振り返っていきましょう!

2019年 最も観られた作品 TOP10(日本) 
山田孝之主演『全裸監督』が1位に

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「What's Hot? 2019」の総合部門、2019年を代表する人気作となったのは『全裸監督』。1980年代のアダルトビデオ黎明期に現れた風雲児・村西とおるを山田孝之が怪演したドラマシリーズです。ほかにも、地上波テレビからネットフリックスにやってきた『テラスハウス:Tokyo 2019-2020』、国民的ヒーローをフル3DCGアニメーション化した『ULTRAMAN』など、日本国内製作のバラエティーあふれる作品が配信され、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のような海外の人気作品に負けないくらい話題を集めました。

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全裸監督

また、マーティン・スコセッシ監督の『アイリッシュマン』に代表される長編大作も続々と製作されています。『6アンダーグラウンド』のようなハリウッドの王道アクション超大作もネットフリックスの映画として製作され、TOP 10入りを果たしました。

その結果、オリジナル作品がTOP10のうち5作品を占めています。劇場用映画などで多くの実績を持つクリエーターによる、ネットフリックスでしか観られない新作が人気を集めたようです。

2019年 最も観られた映画 TOP10(日本)
スコセッシなど巨匠たちの新作が登場

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映画部門では、『アクアマン』や『銀魂2 掟は破るためにこそある』など、劇場で大ヒットしたアメコミ大作や邦画が数多くランクイン。そんななか、オリジナル映画作品『6アンダーグラウンド』が多くの視聴者を獲得しました。『トランスフォーマー』シリーズなどでファンの多いマイケル・ベイ監督が持ち味を発揮した痛快アクション大作で、『デッドプール』のライアン・レイノルズがユニークな主人公を熱演しています。

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6アンダーグラウンド

また、2019年のネットフリックスの映画として真っ先に名前が挙がるのが『アイリッシュマン』。巨匠マーティン・スコセッシ監督念願の企画は、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシらアメリカ映画界のレジェンドが集結し、実在したヒットマンの生き様が寂寥感とともに描かれています。スコセッシ監督が描いてきた世界の総括ともいえる本作は、数々の映画賞を受賞。そのほか、ノア・バームバック監督『マリッジ・ストーリー』、フェルナンド・メイレレス監督『2人のローマ教皇』など、有名監督によるオリジナル映画作品も高く評価されています。

2019年 最も観られたシリーズ TOP10(日本)
思わず一気見 『ストレンジャー・シングス』などが人気

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複数のエピソードで構成されるシリーズ作品。公開と同時に最終エピソードまでアップされ、“一気見”ができるネットフリックスならではの人気ジャンルです。SNSでは、配信開始と同時に「一気に観た!」「ネタバレあり感想」などアツい投稿が飛び交いました。

世界中に熱狂的なファンを持つSFジュブナイル『ストレンジャー・シングス 未知の世界』はシーズン3に突入。大ヒット映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』でも熱演を見せたフィン・ヴォルフハルトなど、成長していく俳優たちを見守る気持ちで楽しむファンも多いようです。シーズン4の製作も発表され、息の長いシリーズになりそうなので、未見の方は冬休みのうちに見始めておくのがおすすめです。

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ストレンジャー・シングス 未知の世界

過激なモチーフで物議を醸した『全裸監督』は、伝説のAV女優・黒木香を演じた森田望智の存在も大きな話題になっています。山田孝之と森田望智がガッツリと組み合う衝撃の第5話、バスが大爆発する迫力の撮影シーンを描いた第3話など、名場面を見直して、すでに発表されているシーズン2の完成を待つのはいかがでしょうか。

「山田孝之&森田望智に直撃 『全裸監督』で何が変わった?」はこちら

また、6〜17分の短編からなる『ラブ、デス&ロボット』も人気。『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャー監督と『デッドプール』のティム・ミラー監督が製作総指揮として名を連ねているとあって、映画ファンの間でも大きな話題となりました。18本のいずれ劣らぬ刺激的な短編の中から、自分の好みに合う作品を探してみるのも面白いかもしれません。

2019年 最も観られたリアリティ番組 TOP10(日本)
多彩なジャンルのリアリティ番組が話題に

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若者たちの恋愛事情を描く『テラスハウス:Tokyo 2019-2020』や『あいのり: African Journey』を筆頭に、リアリティ番組も大人気。イケてるゲイ5人組=ファブ5が、悩める人たちの背中を押す癒やしの番組『クィア・アイ』は、日本を舞台にしたスペシャルシリーズに発展して、アメリカの本編以上に視聴される人気となりました。一方で、日本人の片づけコンサルタント近藤麻理恵が“KonMari”としてアメリカ人のハートをつかんでいく『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』が大きな反響を得たのも面白い現象でした。

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テラスハウス:Tokyo 2019-2020

「YOU&山里亮太が明かす、『テラスハウス』ここだけのハナシ。」はこちら

ほかにも、視聴者自身が冒険家になって、物語の分岐を選択しながら大自然の中でサバイバルする『You vs. Wild -究極のサバイバル術-』は、ゲーム感覚で楽しめる愉快なコンテンツ。ぜひ視聴=プレイしてみてください。

2019年 最も観られたドキュメンタリー TOP10(日本)
フード系ドキュメンタリーは垂涎映像の宝庫

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2013年の第86回アカデミー賞から5年連続でノミネート作品を出している(長編ドキュメンタリー部門)、ネットフリックスの人気ジャンルのひとつがドキュメンタリー。硬派な社会派、身も凍る犯罪ものなど多種多様ですが、今回、ジャンルとして人気の高さを見せつけたのがフード系ドキュメンタリーです。例えば、『アイアンマン』を手がけたジョン・ファヴロー監督が、毎回ゲストとともにおいしそうな料理を仕上げていく『ザ・シェフ・ショー ~だから料理は楽しい!~』。ロバート・ダウニー・Jr.やグウィネス・パルトローなどハリウッドスターたちのトークに耳を傾けながら、次第にできあがっていくおいしそうな料理を眺めるという、目にも耳にも楽しい番組です。

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ザ・シェフ・ショー ~だから料理は楽しい!~

マイクロソフト創業者ビル・ゲイツに密着取材した『天才の頭の中: ビル・ゲイツを解読する』も興味深い一本。過去には毀誉褒貶にまみれた資本主義の申し子が、経営の第一線から退いた今、何を考え、何を実践しようとしているのか。あまりにスケールの大きな野望にきっと驚くことでしょう。

そのほか、同じ“音楽フェス”をテーマにしつつも全く内容の違う2作品、『HOMECOMING:ビヨンセ・ライブ作品』と『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』がともに人気を集めました。前者は2018年にコーチェラ・フェスティバルで行われたビヨンセのパフォーマンスに密着し、後者は史上最高の音楽フェスを目指しながら大炎上を招いたお粗末な運営の裏側を描いています。

2019年 最も観られたアニメTOP10(日本)
日本のオリジナル作品が人気を獲得

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アニメーションも日本のオリジナル作品が次々と作られ、人気を獲得しました。年代を問わず広く親しまれてきた国民的ヒーローをフル3DCGアニメーションで描く『ULTRAMAN』もその一本。初代『ウルトラマン』がテレビ放映されてから半世紀、神山健治×荒牧伸志というアニメ界のトップランナーがタッグを組んで“誰も見たことのないウルトラマン”を創造しました。

また、人気漫画を原作とした『ケンガンアシュラ』も多くのファンを魅了。プロレス、相撲、ボクシングなどを生業(なりわい)とする“表”の闘技者と、暗殺者や死刑囚など“裏”の闘技者が命を懸けて戦う様子が迫力たっぷりに描かれています。

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ケンガンアシュラ


さて、初めての発表となる、年間の人気作品ラインナップ、「What’s Hot? 2019」はいかがでしたか? ネットフリックスの世界は広大で、何を観ていいのかわからないという方も多いかもしれません。今回のラインナップはきっと作品選びの参考になるはず。気になる作品を観ながら、年末年始は楽しいネットフリックスライフをお過ごしください。

<集計について>
当リストは2019年にNetflixで配信開始した全作品(オリジナルおよびライセンスを含む)を対象とし、配信後28日間で、作品を2分以上視聴したメンバーが多い作品順にリスト化しています。

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